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幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと」稲垣えみ子著 "棄てて得る自由”

2017-02-10 14:41:10 | 本の紹介
コラムを書き始める時に、朝日新聞が2つの大きな「誤報」が出た後だった。何を書けば良いのか、何を伝えるのが良いか、悩んだ末に辿りついたことは、「自分のことを書く」ことだった。
原発の後、電気を使わない生活を始めた。毎月3000円だったのが、1000円以下になり、冷蔵庫も手放した結果、電気代は月200円を切った。

最終的に残った家電は次の4つになった。
・電灯、・ラジオ、・パソコン、・携帯電話

「電気のない生活」を通して手に入れたもの
一連の行為(電気を使わない生活)を通じて、私の中には一つのイメージが像を結び始めました。
それは、病院の集中治療室のベッドに横たわる重病人のイメージです。その人は生命を維持するため、たくさんのチューブにつながれています。栄養を入れるチューブ。薬を入れるチューブ。どれ一つとして外すことはできません。なぜなら、もし外したらその人の命がたちまち危機に陥るからです。逆に言えば、チューブにつながれている限り、その人は命を長らえることができるのです。しかし一方で、その人はベッドから動くことができません。
 便利に慣れきった私たちは、たとえて言えばこの儒病人のような存在なのではないのでしょうか。様々な必需品に取り囲まれて、あれがなければ、これもなければとても生きていけないと皆が口を揃えて叫んでいます。
 そして私がやってきた「節電」とは、おそるおそる、このチューブを一つずつ外していく好意だったのではないか。
 そうして結局、ほとんどのチューブが取れてしまった。
 その結果、何が起きたか。
 そう、私はベッドから起き出して自由に歩き回ることができるようになったのです。
 そう。自由。私は節電という行為を通じて自由を手に入れたのです。
 そう思った時、私の目はついに、最も太いチューブに向けられたのだと思うのです。
 そう。「会社」というチューブに。

感想
朝日新聞時代に担当したコラム+今思うことをまとめられた本です。

自由だと思っても、実はいろいろなしがらみや、条件が揃っていての自由なのだと思いました。

棄てることができる。
それはそれへの拘りを断つことができるということなのでしょう。

読んでいて、ドラらでもよいものに拘っているように思いました。
それと、このような生活をするには、自分の誇りをしっかり持たないとやれないように思いました。
つい他と比較してしまう自分がいることを感じます。





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