That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Fanfiction of Sherlock

2016-07-20 23:25:13 | FanFiction
とうとう、やってしまいました。ファンフィクションの翻訳です。
ファンフィクが苦手な方には申し訳ないです。
こんなのUPしていいのだろうかとかなりドキドキしている小心者です。

「Alone on the water」
これはシャーロックに嵌った頃、ネットでいろいろと検索して見つけた作品です。
既にファンフィクションとしては「classic」(最高傑作)と言われるほどかなり評価も高かったそうで、
日本でもあちこちで翻訳されているのでご存知の方も多いかと思います。
この作品をイメージした動画もあるんです。ファンメイドのファンメイド?
ちなみにネタバレです。
alone on the water | sherlock bbc

「Alone on the water」の「warter」は「涙」の意味もあることから、
「ひとりぼっちで泣く」とか「ひとりで悲しみに沈む」とかそんな意味があるようです。

海外のファンフィクは読んだ事がなかったのですが、
感想を読んでいるうちに興味が出てきたので読んでみることに。
その頃は自分で訳すとかそんな事は考えてもいなかったのでGoogle翻訳を使って読みましたが
それでも心に響きました。泣きました。
当時は母を亡くして間もなかったせいもあるかもしれませんが、
実は今でも訳しながら、ぐっとくるときがあります。

こんなに切なくて、心に残る作品が海外のファンフィクにあるなんて、と思いました。
と、言ってもこれしか読んだ事ないんです。
海外のは何となく恐ろしいイメージがありますが、
何より私は英文をスラスラ読めるわけではないので、
ひーひーと頑張って読んだのにすごいつまらなかったら悲しいじゃないですか。

ストーリーとしては死ネタです。
作者の方はかなり親しい人を亡くした経験があるのでは、と思うくらいリアルです。
内容的には「僕が星になる前に」に似ているかもしれません。

死ネタではあるけれど、決してBad Endではなく、
これは鎮魂と再生の話なんじゃないけど勝手に思ってます。
シャーロックが抱えていた孤独をジョンが、ジョンが抱えていた孤独をシャーロックが昇華させていく
そんなイメージを持ちました。

性的な関係ではありませんが健全でもありません。
ちょっと友情を飛び越えちゃっています。
でもそれは公式も同じことだし(失言)
あまりにもお互いが必要であまりにもお互いが大切で、
大切にしている相手に自分の気持ちを何とかして伝えたい、
その感情は恋と言えるのかもしれません。

その意味でも僕星に似ているような気がします。映画ではなく原作の方。
映画ではだいぶマイルドな友情になっていましたが原作はかなり濃かったです。

お互いを失ってもふたりの強い絆は変わらずにずっと続いていきます。
今となってはS3のジョンにはこうあって欲しかったと思ったりしています。
ちなみに2011年の作品なのでS3の設定は踏襲されていません。

ファンフィクってつまるところファンタジーなんですよね。
こういうの苦手な方もいらっしゃると思うので簡単なパスワードで鍵をかけました。

この小説の訳はかなり手ごわくてなかなか進みません。
私にとっては手強くないものはありませんが、
小説を書けない人が小説を訳してはいけないと実感しました。
語彙力が欲しいです。

毎度の拙訳です。Google翻訳よりはマシかな?くらいで読んでやってください。
誤訳を見つけたらご一報いただけると嬉しいです。

パスワードはベネディクトのよく知られた愛称をアルファベットの小文字3文字です。

その1(7/20 UP)
Alone on the Water Part-1

以降はこちらにまとめました。
Alone on the Water

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おー!! (piyo)
2016-07-20 23:38:19
あの名作を訳されるのですね。
すごい!

かなりまえになりますが、わたしも読みました。
で、しばらく何も手がつかない状況に(未読の方、驚かせてしまったらごめんなさいっ!)。

でも、dicoさんがおっしゃるように、決して辛いだけではないんですよね。
救いがあるんです。
そこが名作と呼ばれる所以なんだと思います。

さっそくdicoさんの翻訳を読ませていただきたいところなのですが、いま仕事がちょっと詰まっているので、精神を安定させておくためにw、無事に仕事を乗り切ったあとの楽しみにしておきますね♪

がんばってくださーい!
返信する
Re.おー!! (dico)
2016-07-21 21:29:09
piyoさん
早速ありがとうございます!!
piyoさんも読まれたんですね。
何も手がつかない、うんうん、わかりますー。

私の説明、合ってます?
まだ訳が終わらず私の記憶だけで書いたのでかなり不安で・・・
自分の記憶ほど信用できないものはありませんし(涙)
そうですよね、救いがあるからこそ名作と言われたんでしょうね。

いえいえ、そういうときは精神の安定を優先させないとです。
落ち着いたらぜひいらしてくださいませ。

はーい、ありがとうございます!
piyoさんも無事に乗り切ってくださいね。
返信する
冒頭から切ないですね (MIsty)
2016-07-21 23:42:14
こんばんは。
実は先ほど鍵付きの方にコメントしようとしたら、できなかったのでこちらに…なので、あんまり具体的な内容には触れないようにしますね。

この作品、私は読んだことがなかったのですが、だいぶ前にどなたかとのコメントのやり取りでいい作品だとおっしゃっていましたよね。興味はあったけど、例によってそのままになっていたので、今回訳してくださって読めるのが嬉しいです!

それにしても、もう冒頭から切なくて…そして、すごくクオリティ高いしシャーロックがとても彼らしいなぁと、まず感じました。グレアム・ノートン・ショーですごいのが紹介されちゃったからか、海外のファンフィクって何だかすごいのかという印象がついちゃったんですが、こういう作品もあるんですね。紹介してもらえて、私は嬉しいです。

S3以降に、二人の関係って結局何なんだろうな~と考えてしまったりするのですが(それまでって、あれこれ考えたりしなくても、それこそ“彼らは彼らでいい”っていう感じだったんですけどね…)、私の考える辺りって、この作品に近いのかも…という気もします。(まだ冒頭しか読んでませんけど)お互いを大事に思う気持ちは誰にも負けないし離れがたいような関係だけど、恋人とも言えない。表現しがたいけど、確かにかけがえのないものがそこにある…というか。ファンフィクがファンタジーだとしても、なんていうか、いい作品はある意味ファンから見た理想を形にしてくれるような気もします。いえ、決して死ぬのが理想なわけではないですが、二人の関係性として。

ところで、「僕が星になる前に」の濃い関係って、ジェイムズとマイルズ…?原作、私は読んでないのですが、映画を見ても何となくは感じたので。

それからdicoさん、訳は十分ステキだと思うので、そんなに謙遜しなくてもいいと思いますよ。きっとすごく考えて訳されてるんだと思いますが、「穏やかに過ごさせてあげよう」とか、私だと出てこないなぁ…と感心しちゃいました。私も勉強になります。

ちょっとPCやテレビの前にゆっくり座れない時期に入ってしまうので、「リチャード三世」はおあづけかも…な状態なんですが(「ヘンリー八世」終盤まではなんとか辿りつきましたが)、これはタブレットで読めるので、夏の間の楽しみができました!がんばってくださいね~

返信する
Re.冒頭から切ないですね (dico)
2016-07-22 23:13:39
Mstyさん
こんばんは~、
早速ありがとうございます。
あら、コメントできませんでした?一応できる設定にはしているんですけど、なぜなのかしら。

コメントでこの作品を紹介していました、私。
すごーい、かなり前なのに覚えていてくださったんですね。

海外のファンフィクは私もそんなイメージがあるのでなかなか読むに至らずなんです。
でも探せばきっと良い作品もたくさんあるんでしょうね。

理想を形に、確かにその通りなんだと思います。
二次創作って結局、ご本尊では触れなかった部分やちょっと納得いかない部分の補足なんですもんね。
この作品もふたりの関係性がまさに理想なんです。
死を扱う事でそれを鮮明に表現しているように思います。
本当にシャーロックがシャーロックらしいんですよね。

「僕が星になる前に」はそうです、そのふたりです。
すごい、Mistyさん!私なんて何も感じなかったですよー、相変わらず節穴です。
最後にマイルズがジェイムズの気持ちに気づくんです。切なかったですね。
この話も書こうと思いつつ、私も例によって今に至ってます(笑)

訳、ありがとうございますー(涙)Mistyさんにはいつも元気をいただいています。
今回、かなり気合を入れて取り組んでいて、英文をまるごとドキュメントでスマホでも読めるようにしていて、
毎日のように電車の中や会社の休憩中にも読んでいるんです。
文字通り、一日中シャーロックの事を考えています(笑)
それでもわからない部分もたくさんあるので、もし何か気づいたら教えてくださいね。
「穏やかに」はシャーロックの人生になかったものを前提に消去法で選びました。
そう言っていただけて嬉しいです。

またゆっくりできない時期になってしまうんですね。
私も未だにリチャード3世、王様になっていません。
これが終わるまでは私もおあずけかも。
ありがとうございます~!
頑張りますのでMistyさんもぜひ最後までおつきあいくださいませね。
返信する

コメントを投稿