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Band of Brothers Part Ten 戦いの後で その2

2013-10-23 12:16:41 | Band of Brothers
原題:Points


その1の続きです。

ウィンターズさんはニクソンに「プレゼントがあるから」と連れ出します。
着いたところはゲーリング空相のお家でした。
ヘルマン・ゲーリングといえばナチスドイツの軍人として名高い人物ですが、
そのコレクションもかなり有名でした。

扉を開けるとそこは天国、いえニクソンにとってはの話ですが(笑)
世界中から集めた銘酒が床から天井までびっしり保管されていて呆然とするルイス・ニクソンでした。

「他の中隊にも分けろよ。オーストリアに行くまでには飲みつくせ。VEディだ」とウィンターズさんが言います。
VEディはVictory in Europe Dayの事で「ヨーロッパ戦勝記念日」の意味で1945年5月8日になります。
すっかり夢心地のニクソンさんでした。

実際、これを飲みつくすには大隊がほとんど毎日飲み続けても無くならなかったようです。
あまりに毎日飲むので後にスピアーズが飲酒禁止令を出したほどですが、そんなの守る人いなかったでしょうね。
ちなみに、E中隊を始め他の中隊がたどり着いた頃には高級シャンパンはあまり残っていなかったようです。
ニクソンさんがちゃっかり持って行ってしまったとか。


ウィンターズさんとその一行はツァル・アム・ゼーから4キロ離れたカプルンというリゾートで人気の村にいました。

大隊の任務は秩序の維持とすべてのドイツ兵をまとめ武装解除をさせる事でした。
ウィンターズさんは早速、この地のドイツ軍将校を呼び出します。

「武器を集めて引き渡してください」
ドイツ兵の武装解除や武器の引き渡しは速やかに行われました。
武器などは集まりすぎて困ったくらいです。ドイツ人は真面目なんですよね。
ウィンターズさんによると彼らはいつも尊敬を持ってウィンターズさんたちに接していたようです。

「アメリカ軍とドイツ軍は力を合わせてロシアを根絶やしにするべきだ」とドイツ軍将校に言われたとか。

ヨーロッパは終結しましたがアジアでは未だ太平洋戦争が行われていました。
当時、陸軍はポイント制度をとっていて隊員は決められたポイント(85点)を獲得しないと除隊や帰国ができませんでした。
ウィンターズさんは太平洋戦争に備え訓練を実施するよう伝えます。


ある日、スピアーズがE中隊の収集をかけます。

ノルマンディからの古参兵の多くが未だポイント85点に届いていないのを考慮し、Dディ記念日の抽選を行い
各中隊から1名を帰国させる事になりました。
スピアーズの隣でウェルシュがヘルメットの仲のくじを引きます。

実はヘルメットの中には1枚しか入っていません。
これは将校たちがシフティを帰国させようと企んだくじ引きでした。

スピアーズが厳かに紙に書いてある認識番号を読み上げます。
「認識番号13066266 シフティ・パワーズ」

「え?俺?」

そしてスピアーズは第101空挺師団が太平洋戦線に転進することを決定したと伝えます。

シフティがウィンターズさんに最後の挨拶をします。

「故郷に帰ったら戦争の事を何て説明すればいいんでしょうか」シフティの問いにウィンターズさんが答えます。
「君は立派な戦士だったよ」

このウィンターズさんの顔が穏やかでもう、好きだわっ(笑)

しかしこの後、シフティの乗ったトラックが他の連隊のトラックに追突され一命は取り留めたものの、
長期の入院を余儀なくされ、皮肉にも他の隊員たちより遅れて帰国しています。

「点数は足りてるからキティの元に帰る」

ウェルシュがそう言いながらニクソンと話しているとウィンターズさんがやってきます。
「あの話は?」とウィンターズさんが言うとニクソンが「うるさい、これから話すんだよ」
怪訝な顔でウェルシュが「何?何の話?」と聞くと、
「ウィンターズが転属願いを出したんだ。すぐに出撃する第13師団に」

「決着をつけてくる」そう言うウィンターズさん、「ひとりにしたら迷子になるだろ?」と、
どこまでもついていく覚悟(笑)のニクソンさん。
「部下はどうするんだ?」ウェルシュが聞くと「俺は用済みだから」と言っちゃうウィンターズさんでした。

その3に続きます。

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