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韓国ドラマ「英雄時代」を読み解く[3] ヴ・ナロードとハングル普及運動

2010-04-10 15:08:41 | 韓国ドラマ
 ドラマ「英雄時代」の読み解き、まだ第2話です。遅々たるあゆみですねー。(笑)

④テソンは夜間学校の若い先生から感化を受けます。
 この頃「東亜日報」によってヴ・ナロード運動が始められた、ということです。
 ヴ・ナロードとは19世紀社会変革をめざすロシアの学生たちが唱えたスローガンで、「民衆の中へ」という意味。つまり農村に入って社会主義の宣伝をしようというものです。高校の世界史の教科書にありましたね。

 朝鮮では、具体的にはハングル普及運動が進められましたが、総督府は1934年運動を中止させました。
 「東亜日報」では、今年の2010年2月8日から<「東亜日報」の中の近代100景>という連載を始めましたが、その第1回として、<文盲(非識字者)退治(문맹퇴치)運動>と題して1920年代後半~30年代前半に展開されたハングル普及運動をとりあげています。


当時80%近くもいたという非識字者をなくすため、学生に브나로드(ヴ・ナロード)をよびかけた。】

 また、10年以上(?)前に私ヌルボも観た映画「常緑樹」も、まさにその時代のこの運動を描いた作品でした。申相玉監督によるこの映画は、1962年の 第1回大鐘賞受賞作でもあります。<輝国山人>のHPにくわしい内容と写真があります。

  
【「東亜日報」が1931~34年<ハングル普及運動>の教材として作った「한글공부(ハングルの勉強)」

 次のネタも続けて書こうと思ったのですが、いつも記事の分量が多すぎる(約1000~2000字)という反省もあるので、いったん区切りをつけておきます。



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