健康塾通信

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色いろ・・です。

2007年07月22日 16時11分59秒 | Weblog
十人十色と言うようにみなさんの個性もさまざま、そして好きな色もさまざまかと思います。

東洋医学の陰陽五行説の中では五色といって青、赤、黄、白、黒の色が、五臓の病変によって皮膚に現れるといわれます。

皮膚といっても特に顔面、眼瞼、額などで、勿論はっきりとした原色ではありませんが、健康なときと比較した相対的な色調で現れます。

肝の病では青く、心の病では赤く、脾の病では黄色く、肺の病では白く、腎の病では黒く変化して現れます。

そしてさらに五臓の健康を養う為に食材の色もそれぞれの臓器の五色を参考に取り入れます。

肝は青で、小松菜、パセリ、キャベツ、魚介など。

心は赤で、ニンジン、トマト、赤カブ、ほうれん草の根、鶏肉など。

脾は黄色で、かんきつ類、馬鈴薯、れんこん、バナナ、なしなど。

肺は白で、ねぎ、大根、白菜、もやし、やまいも、小魚、魚介など。

腎は黒で、しいたけ、黒ゴマ、なす、しじみ、海草、ぶどうなど。

また五季といって季節と五臓と五色では

肝(青)は春・・色は青で組み合わされている言葉に青春があります。

心(赤)は夏          

脾(黄)は土用

肺(白)は秋・・色は白で白秋という言葉があります。

腎(黒)は冬・・色は黒で玄冬という言葉があります。


それではここで色を使った色いろな言葉をご紹介いたします。

*色を使って顔色や体の部分を用いて表現された言葉の中で

緑の黒髪、青い顔、額に青筋、青色吐息、赤い鼻、白い眼、黒い腹などもあります。

*色を使った熟語でしゃべりに関しては・・
白状、自白、告白、真っ赤な嘘、沈黙は金などがあります。

*そして人の成長も赤子で生まれ、3.4歳の嬰児(みどりご)青二才、青年となります。

ところで私たちは1500万色を見分けることが出来るといわれていますが、それは眼に入った色(光)が脳の視床に届き、認識されます。
この情報は大脳辺縁系に伝達され、視床下部に連絡します。
視床下部は自律神経にかかわりますので、血液の流れ、呼吸、代謝、ホルモンバランスなどに影響を与えます。
また、色の好き嫌いなども心身に与える影響は大きいものです。
色によって気分を変えることも出来るほど、何気なく選んだ色も、意識的に選んだ色も自分にとって大きなエネルギーになっています。

近頃、耳にすることばで「カラーセラピー」のことはご存知ですか?
これは心理4原色である 赤・青・緑・黄の4色を使って、基本的欲求である 赤→力・緑→自由・黄→学ぶ、遊ぶ・青→愛と絆 をもとに選択されているものです。

次に解説した色でコンディションを判断する基準として参考にしてみてください。

* 赤 *
情熱、行動的に前進するエネルギーをもった色。
ネガティブなとらえ方では、不安感や攻撃など

* 橙 *
自由、動きの色で生命力を活発にします。
ネガティブなとらえ方では、抑圧

* 黄 *
希望、「開放的」「楽天的」で考え方がポジティブな状態です。
ネガティブなとらえ方では、不安


* 黄緑 *
新しいことを何か始めようとする「チャレンジ」「意欲」の色。
ネガティブなとらえ方では、愛情否定

* 緑 *
平和、家庭の象徴色
熱い-冷たい、興奮-落ち着き、混沌-整理、といった極端なもののバランスを作り出します。
ネガティブなとらえ方では、心身の疲労

*青 *
接触、身体と心を穏やかに、リラックスさせます。医療では、青色は身体の炎症を押えるのに用いられます。
ネガティブなとらえ方では、精神的疲労

* 紫 *
信頼、精神的なもの、内面性を表現する色。
他の6色を包括する色でもあります。
ネガティブなとらえ方では、自分や人を信じられない

あなたにとっていま必要な色のエネルギーは本当は自分が一番知っていて、知らず知らずに選んでいるということもあります。
また好きな色の表現は自分らしさの象徴にもなります。その季節、あるいはその年代によく身に付けていた色、選んでいた色をさぐることが、自分のルーツの発見にもつながりそうです。
さて、私も10代、20代の頃の自分を色の歴史で振り返ってみたくなりました。