久しぶりに読後感をアップします.
なんですが...
島田荘司さんの小説は初めて読みましたし,当然「御手洗潔シリーズ」も初めてです.
その初めての一冊が「Pの密室」,というのはまずかったかもしれません.
だって,御手洗潔が幼稚園児の時のお話なんですよ.
せめて小学校高学年くらいなら,頭のいい少年ってことで何とか説明もつきますが,クレヨンしんちゃんと同じ年なんですからちょっと年齢設定には無理を感じます.
そのきよし君が,密室トリックを見事に看破しちゃうわ,証拠が全てそろうまで犯人を明かそうとしないわ,犯人の不幸な過去に思いやりを見せるわ,ってぐあいで,違和感を感じつつ読み進めることになってしまいました.
しかし,最後の方で,ふと気が付いたんですがね,幼稚園児だと思うから変なんであって,天才は5歳だろうが天才だと思えば,ストーリー自体は面白いですから,それはそれでいいんじゃないかなあとね.
考えてみれば,大人の御手洗潔自身がフィクションの中の人物なんですから,その子供時代だってフィクションなんですよね.
だとすると,子供だと言うだけで違和感を感じる方がおかしいということになりますかね.
そんな,妙な回り道をして読了しましたが...
そうですね...技術的な問題として,密室のトリック自体にやや無理があったのでその分を割り引かねばなりませんが,密室問題以外の,犯行現場に残された奇妙極まりない状況は,なかなか興味深いしその理由も面白かったので,総合的には大変面白かったと言ってよいと思います.
ただ,初めて島田荘司さんの小説を読もうという方にはこの本から入ることはお勧めしませんね.
「大人の」御手洗潔が登場する本をお勧めします.
で,私自身,次にどの「御手洗潔」ものを読もうか迷っているところですけどね.
なんですが...
島田荘司さんの小説は初めて読みましたし,当然「御手洗潔シリーズ」も初めてです.
その初めての一冊が「Pの密室」,というのはまずかったかもしれません.
だって,御手洗潔が幼稚園児の時のお話なんですよ.
せめて小学校高学年くらいなら,頭のいい少年ってことで何とか説明もつきますが,クレヨンしんちゃんと同じ年なんですからちょっと年齢設定には無理を感じます.
そのきよし君が,密室トリックを見事に看破しちゃうわ,証拠が全てそろうまで犯人を明かそうとしないわ,犯人の不幸な過去に思いやりを見せるわ,ってぐあいで,違和感を感じつつ読み進めることになってしまいました.
しかし,最後の方で,ふと気が付いたんですがね,幼稚園児だと思うから変なんであって,天才は5歳だろうが天才だと思えば,ストーリー自体は面白いですから,それはそれでいいんじゃないかなあとね.
考えてみれば,大人の御手洗潔自身がフィクションの中の人物なんですから,その子供時代だってフィクションなんですよね.
だとすると,子供だと言うだけで違和感を感じる方がおかしいということになりますかね.
そんな,妙な回り道をして読了しましたが...
そうですね...技術的な問題として,密室のトリック自体にやや無理があったのでその分を割り引かねばなりませんが,密室問題以外の,犯行現場に残された奇妙極まりない状況は,なかなか興味深いしその理由も面白かったので,総合的には大変面白かったと言ってよいと思います.
ただ,初めて島田荘司さんの小説を読もうという方にはこの本から入ることはお勧めしませんね.
「大人の」御手洗潔が登場する本をお勧めします.
で,私自身,次にどの「御手洗潔」ものを読もうか迷っているところですけどね.
もし大人の御手洗潔の活躍を讀んで見やうと思はれたら、まづは衝撃的な作品「占星術殺人事件」をお薦めします。
よきにつけ惡しきにつけ、記憶に殘る作品だと思ひますよ~
TBさせていただきました(__)
色々読まれているようなので参考にさせていただきます。
是非読んでみたいと思います.
御手洗潔は今まで読んだミステリー小説の主人公とはかなりキャラクターが違うし,別の魅力を持っているようで興味深いです.
今度ともよろしくお願いします.
また参上させていただきますね.
お薦めは、ボクも『占星術殺人事件』ですー。
コメントありがとうございました。
でも、僕の島田荘司氏の作品コメントは
ちょっと批判的なものだったんですけど、
コメントいただいてしまって(汗)。
すいません。m(_ _)m
コメントありがとうございました.
また,おじゃましますね.
たかさんの「Pの密室」にTBしましたら、書く仕事さんのブログがあり、勝手にTBさせていただきました。
よろしくお願いします。
この本の後に,占星術殺人事件を読みました.
なかなか,クセのある作風ですが,常識破れの物語が面白かったです.
どうぞよろしくお願いします.