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「笑う警官」佐々木 譲

2014年09月11日 11時18分48秒 | 読書
「笑う警官」佐々木 譲



最近,なぜか警察小説にはまっている.
「ピース」「慟哭」に続いて3冊目だ.
テクニカルな面では前の2冊の方が良くできていたが,この笑う警官は雰囲気が良いね.
読んでいて,自分が主人公の警官になっている感じがする.

札幌市内のアパートで女性警官が殺害される.
犯人はもと同僚の男性警官と特定され,直ちに部内手配される.指名手配と違って,公開されず,しかも射殺命令まで出される.

事の異常さと,現場の様子との乖離に気付いた所轄署の佐伯は,本部の思惑とは全く別に独自の捜査を開始する.

しだいに明らかになる,事件の本質と警察上層部との意外な関係.

この辺の一歩一歩,真実に迫っていく緊迫感が心地よい.


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