
明日から旅行に出ることもあって今日は20時までと決めていた観戦でしたが、ずるずると21時前まで席を立つことが出来ませんでした。
それでも川崎は雨、練馬は大雨という友人からのメールをもらい、それなら1時間後は千葉も雨だろうと自分に言い聞かせて無理矢理に10回が終わったところで球場を後にしたのですが、こういうときに限って劇的な勝利を見逃すことになるのは私の持って生まれた運なのかもしれません。
それでもさほど悔しくないのは家に着いて30分ほどで雨が降り出したからではなく、唐川の素晴らしいピッチングを見ることができたからです。
今日の唐川は立ち上がりこそストレートの四球を与えるなど不安定なところがありましたが、回を重ねる毎に調子が上がり、9回を1失点の見事なピッチングを見せてくれました。
何より自己最多の153球を投じたことは唐川にとっては大きな自信に繋がるはずで、球場にいるときは130球程度だと思っていたのですが、あのバレンタイン監督がよくぞここまで投げさせたものと驚いています。
それだけ唐川のピッチングが素晴らしかったことの証左でもあり、特にストレートの伸びが抜群でした。
球速は130キロ台後半ながらも数値以上のものを打者に感じさせるストレートがあったからこそ、スライダーやチェンジアップが効果的に決まりました。
9回になってもストレートのキレはさほど衰えていませんでしたので、今日の登板で唐川のポテンシャルの一部を引き出すことに成功をしたのではないかと、そんな思いでいます。
毎度のようにこれだけの球数を投げさせられるのは困るのですが、中6日以上が確保をされるのであれば交代の目処を120球に、そして展開によっては今日ぐらいの球数を投げることでメモリー効果の解消による成長が望めると、そう固く信じています。
残念ながら白星を手にすることは出来ませんでしたが、間違いなく今日の唐川はヒーローだと言えます。
さほど悔しくはないと負け惜しみも言いましたが、早坂の檜舞台を見逃したことは正直なところ相当なショックを受けています。
今日の早坂はサヨナラヒットはもちろんのこと、同点に繋がるヒットに盗塁と、早坂らしさをアピールしての猛打賞ですから、まさに盆と正月が一緒に来たような感じです。
特に田中雅のバントがインターフェアでアウトの宣告を受けた直後の盗塁は、左腕に対してのものでしたので非常に価値がありました。
そのことを記事にするために次の出塁をしたときに写真を撮ったのですが、これがサヨナラヒットの予兆であったのだと、無理矢理に自分に言い聞かせています。
西岡が故障をしたときにしか出番がない早坂ですが、その走力は今や西岡を凌駕するところまできていますので、来季への飛躍の糧となるよう内外野で多くの出番があることを、それが守備固めでも構いませんのでベンチには強くお願いをしたいと思います。
あれだけ悲惨な日本ハム戦の直後に、まさか同一カード3タテができるとは思ってもいませんでした。
相性と言ってしまえばそれまでですが、野村監督のぼやきが聞こえるようで笑いが止まりません。
しかしながら今日の試合に関して言えば、もっと楽に勝てたような気がします。
初回から四球やヒットで走者は出るものの4回までに3併殺という拙攻を繰り返して、制球に苦しむ長谷部を攻めきれませんでした。
大松と竹原の新クリーンアップに押し出される形で2番に起用をされている井口ですが、井口であっても2番であればバントをさせるべきで、6番のベニーとともに試合前の練習からバントの準備をさせるべきだと考えます。
とにかく今のロッテ打線は走者が出ても強攻をするしかない顔ぶれとなっており、たまたまヒットが出たりホームランが出たりしなければ得点には繋がりません。
かと思えば4番の大松にバントをさせるという不可解な采配を見せるバレンタイン監督の迷走は、いったいいつまで続くのでしょうか。
打順に応じた打撃を選手に教え込んでこなかったツケが昨年からの低迷に繋がっていることを、やはり理解ができていないのだなと、そんな溜息が出てしまいました。
また細かいプレーではあるのですが、昨日の試合で誉めまくった竹原は今日もしっかりとボールを見極めて5打席のうち4打席を四死球で出塁をする貢献をしたのですが、4打席目に出塁をした際の走塁はいただけませんでした。
早川のバントで二塁に進塁をした後の里崎のライトへの大きな当たりで、二三塁間で立ち止まって打球を見ていたためにタッチアップで三塁に進むことが出来ませんでした。
竹原としたら打球が落ちればホームまで駆け抜けることを考えていたのでしょうが、あの打球であれば落ちてから走っても充分に間に合ったと思います。
このあたりの打球判断と言いますか状況判断が弱いのは守備でも時折見せるのですが、捕球を確認して二塁に戻る竹原の後ろ姿を見ながら「何やってんだ」という素振りを見せた西村コーチが、ベンチに戻ってからしっかりと指導をしてくれたであろうと信じることにします。
ところでトップの写真は6回に乱闘になりかけたシーンですが、実は何が起こったかよく把握をしていません。
リンデンは1打席目に肩口に投げられて、2打席目にも同様のボールに怒って「twice!」と叫んだようには見えたのですが、それほどのボールとも思えませんでした。
リンデンからすればベビーフェイスの唐川を威嚇することで甘いボールを期待したのかもしれませんが、そうなると逆に内角を攻める里崎の性格と、サインどおりに物怖じせずに投げ込む唐川の成長を知らなかったことがリンデンの不幸であったと言えます。
連続三振に腹が立ったのか3打席目に里崎に絡んで件のシーンに及んだのですが、こうなると激高するのがいつもどおりのベニーで、リンデンに殴りかからんばかりの勢いでした。
個人的には早川が坊主刈りにしたんだぁ、とほのぼのとした雰囲気で眺めていたのですが、結局はその打席も三振、4打席目からは登場をするだけでスタンドからブーイングを投げかけられるなど、リンデンとしては5タコの散々な試合になってしまいました。
これだけチームが低迷をして、また球場外で騒動になっても、観客動員の100万人達成は昨年より1試合遅れでしかないそうです。
48試合で100万人ですから150万人ペースであり、球団としては変な自信を持ってしまうかもしれません。
その動員に貢献をしている私も昨年以上のペースで球場に足を運んでおり、目標の50試合は今月中に到達をしそうです。
昨年に比べてグッズの購入が激減をしていますし、他のファンの動向によっては赤字拡大となるのかもしれませんが、対外的な人気のバロメーターである観客動員が順調な伸びを示していることが球団にとって本当にプラスであるかどうかの答えは、来年までは明らかにはならないでしょう。
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共感する内容が多くいつも楽しみに読ませていただいています。私は本日の試合で、リンデン選手の行為についてはとても許すことができない行為に思えてなりません。テレビでVTRをみると、明らかに意図的に狙った行為であることがわかります。確かに、危険なボールに対して瞬間的に激高してしまい暴力に走ってしまう選手もいますが、計画的にバットで捕手を殴打しようとする行う選手がプロとして活動してよいのか疑問を感じます。有銘投手の危険球よりも危険な行為に感じたのは私だけではないと思います。いかが思いますか?
足元を慣らす振りをして砂でも引っかけたのかと思ったいたのですが、違うのでしょうか・・・
オリオンさんの写真の原因となったサトへのバット当てについては、あまりに稚拙な行動であきれてしまいました。このような害人に頼っている楽天も今は打撃で結果を出しているとはいえ、頭の痛い所でしょう。
昨年のベニーのバックドロップもいやな印象でしたが、試合を妨げるラフプレーには審判ももっと厳しく対応してもらいたいです。
折角の3連勝が私の頭の中ではこの害人のプレーでいやな感じの幕引きとなってしましました。
私は6回からYAHOO動画でしかみていませんでしたが、唐川はそんなに投げていたんですね!
1失点に押さえたんですからたいしたものです。むこうの長谷部も同じですが・・・
さて、終盤なかなか点が取れずにイライラしてましたが、早坂やってくれましたね。
しかし、早坂って西岡と同期なんですね。
ホント西岡を押しのけるくらいの活躍を期待したいです。そうすれば、05年のように二遊間の層も厚くなってくるでしょうね。私もそうですが、若い選手が徐々に芽をだしていることは同じ位の年代の私にも勇気を与えてくれます。お立ち台の時に、そんなことをおもいましたQ|^0^
あれは審判のしっかりとした判定も必要かと…
私は、今日は試合を見ていた訳ではないのですが、リンデンが引いたバットが里崎のマスクに当たった、みたいなことが書いてありました。
野球の場合、サッカーと違って、危険球と暴力行為以外のラフプレイがルール上で想定されていないので、審判も対応が難しいのでしょうね。
本塁でのクロスプレイなどでも危険なケースはけっこうあるし。「早川のバット投げ」みたいなのもあるし。野球にも「ラフプレイに対する警告」みたいなルールがあってもいいような気がします。
長時間の試合のときに、好きな野球を長く(多く)見られて良かったと私は思いません。時間(量的なもの)とは関係なく、内容の良し悪し、そして結果によって、あくまでも1つの試合として楽しめたかどうかだと思います。短くても中身が凝縮されているテンポの良い試合が私は好きです。そういう意味で今日はほとほと疲れました。
尻上がりに良くなり9回まで投げた唐川、ひたむきに頑張っているであろう早坂など、言うまでもなく今日の試合にももちろん好材料があったことは申し添えておきます。
守備妨害はありましたが…遠征では「スタメン二番サード」で使ってほしいものです!
早坂も牽制死はありましたが、昨日もまさかの三塁打、今日も三安打盗塁成功と必死のプレーに共感がもてます。
多少のミスはしても、今江西岡が不在の今こそ最大のチャンスと思ってチームを盛り上げてほしいですね~
しかし…唐川続投153球には驚きました~さすがにボビーも昨日の晋吾交代のブーイングに懲りたのでしょうか?もしかしたらこのblogを見たのかもしれないですね(笑)
ついでに、青森遠征がすんだファームから活きのよい若手を抜擢してくれたら嬉しいのですが…無理かな(苦笑)
唐川は序盤フラフラで、まさか9回153球も投げることになるとは想像もつきませんでしたが、いつも通りピンチでも表情を変えずポーカーフェースで淡々と投げ込む姿が印象的でした。リンデンの乱闘騒ぎの後も、若い投手なら萎縮しそうなところでインコースをしっかり攻めてましたし。あれは気持ち良かったですね。次回の登板が楽しみです。9回のピンチでリリーフを出さなかった投手起用はとてもよかったと思います。
最後が劇的だったので序盤の併殺打の山を忘れてしまいそうですが、今日は井口が酷かったような。走者が1塁にいるのに打ち上げてばっかり。あんな打撃しかできないなら井口といえどもバントさせるべきです。2番で出場している以上本人も納得するでしょう。
まぁ、それでも3タテは素直に嬉しいです。
どうやら楽天相手なら勝てる確率が高いようなので、お盆の仙台と8月最後の週末のマリン、いずれも楽天戦を観に行くことに決めました。その頃に反撃ののろしが上がっていれば面白いんですがねえ。
リンデンがバットを里崎に当てたのですね。
その瞬間は完全に見逃しました。
しかし何のお咎めもなかったようですし、特にロッテベンチからの抗議もありませんでしたから、大人の対応をしたというところでしょうか。
ベニーを除いて(笑)
>A_SAITOさん
普段から2人は仲良しで、つるんでいるらしいです。
オフにタクシー乗り逃げ犯を2人で捕まえた、なんてニュースもありました。
ここまでは大きく差がつけられた早坂ですが、少しでも差を縮めるためのステップのシーズンになってくれればと、そう願っています。
>千葉市民さん
私と同様に審判も目を切ってしまったのかもしれませんね。
>しょういちさん
まあ早川もバット投げをやってしまった実績もありますし、問題は次でしょう。
次に似たようなことをやったら出場停止という意味で、イエローカード制はあっていいかもしれません。
>習志野のジョーさん
前半戦の拙攻が酷かったですからね。
点数の割には時間がかかった試合でしたし、私は20時の壁があったためにかなりイライラとしました(笑)
もっともそのイライラを吹き飛ばすような唐川の粘投に早坂の猛打賞ですから、若手が活躍をしてくれれば良し、です。
>真砂マリンさん
ようやく、ですね。
それでも1軍にいるランビンは、親御さんが来日中は抹消をしない温情でもかけられているのでしょうか。
本人のためにも早く2軍に落とした方がよいように、そう思います。
>JFさん
あの威嚇で外角に逃げると思いきや、里崎を舐めてはいけません(笑)
怖がらずに内角に落とした唐川のピッチングも素晴らしかったですが、何回かマウンドを外したのは「ぼく、びびっちゃった」というブラフだったように思って見ていました。
あれでリンデンは「しめしめ、次は外角だな」と釣られたのだと。