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2010年通信簿 45 松本幸大

2010-12-28 00:12:21 | 千葉ロッテ

45 松本幸大 投手 30歳 年俸900万円

【2010年成績】 10試合 0勝0敗0S 防御率11.57 11回2/3 20被安打 4被本塁打 6与四球 1与死球 6奪三振 被打率.377

松本の劣化が止まりません。
昨春のオープン戦が絶頂期だったような転落ぶりで、今季も投げれば失点という酷いシーズンでした。
左のサイドスローという特性を活かせないままに消えていくにはもったいないのですが、このままではかなり厳しい状況に追い込まれることは確実でしょう。

あれだけの角度があるのですから左打者は背中越しにボールがくるような弾道となりタイミングが合わせづらいでしょうし、右打者も自分にぶつかってくるように感じるのではないかとは素人考えですが、それもコントロールが人並みにあってこそです。
投げた瞬間にボールになってしまえば打者は余裕を持って見送ることができますし、カウントが悪くなればストライクゾーンで狙い打ちにあうのは当然のことです。
昨年よりは被打率が向上をしたものの誉められた数値ではありませんし、被弾の多さは悲劇でもあり、そのうち山本リンダが踊り出しそうです。
何より気になるのは中郷らと同じく攻めの気持ちが見て取れないことで、そのキャラクターとは裏腹に実は小心者なのかもしれません。

それでも昨年まではイースタンで結果を残していましたから期待も持てたのですが、今季は6点台半ばの防御率ですからもう後がありません。
イニング以上の三振を奪ってはいるものの、それでもこの防御率ですから相当に打たれたことになります。
四球を嫌がって真ん中に投げて2軍の未熟な選手からは三振を奪う一方で、1軍を狙えるクラスには滅多打ちにあったようにも思えます。
この成績では1軍に推薦をしてもらえないのは仕方がなく、生き残るためには浦和で圧倒的な力を見せつけるしかないでしょう。
その他大勢で埋もれていくには惜しい松本ですから、強い気持ちで来季に臨んでもらいたいです。

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12 コメント

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本当にサイドなの? (パンテーラ)
2010-12-28 00:54:01
松本の投球を見ていると、
サイドスローのようであり、でも腕の振りを見ていると、スリークウォーターのようでもあり、
あまり横手投げを意識させない球道です。
手首の位置なのか?、手首の立て方なのか?
そのあたりに原因がありそうです。
元ハムの角Sr.、古くは元ヤクルトの安田のような左サイドスロー特有のキレを感じないんですよね。
むしろ古谷のイメージというか・・・。
向かっていく気の強さがないと投手はやっていけません。
中郷、大嶺、松本、古谷はいかにも小心者ですが、先日書くのを忘れましたが、何気に宏之も小心者の部類ではないかと感じたのは私だけでしょうか?
せめてワンポイントぐらいの役割は全うしてほしいと思います。
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山本マリンダ (パンテーラ)
2010-12-28 01:00:30
山本リンダが踊り出す→→→狙い撃ち
オリオンさんに座布団3枚やっておくれ!!(笑点)
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ますます・・・ (ろびんそん)
2010-12-28 01:52:22
各球団、クリーンナップは、右打者が多くなりそうです。
クリーンナップが左打者中心になりそうなのは、T-岡田と李のオリックスくらい。

松本選手の活躍できそうな機会が、減りつつあるのも苦しいでしょう。

気合いいれて、やり直さないと・・・・・。

2011年のオフには、厳しい結果が待っているかもしれません。
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正念場 (ぶちくん)
2010-12-28 07:48:34
西村監督も右左に拘る傾向が強いですし、もちろん現代野球で左のワンポイントは重要なポジションですので、左打者が撃ちにくいという一点に絞って研究してもらいたいです(当然しているとは思いますが)。変化球のキレと左打者のインコースギリギリにズバッと投げられるシュート(直球)がポイントになると思いますので、メンタルな部分が大きいのかもしれません。
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Unknown (ゴリゴリ)
2010-12-28 09:56:36
テレビで見ているとこの選手の直球は打者の手元で落ちているのですよね。おそらく投げ方の腕のでる位置の問題だと思います。バットがボールの下で空を切るはずがちょうどドカンと合ってしまうんだと思います。
結構球威があるのでオーバースローでやっていった方がいいんじゃないかと思います。

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Unknown (はれたろう)
2010-12-28 21:12:29
ウチの微妙な左投手では一番勢いがある球を投げれるのが松本だと思ってます。
ただし、コントロールがないので思い切ってインサイドに投げこめれないのがもうひとつな要因ですね。

左のワンポイントというなら
オリックスの清川コーチの現役の姿が思い浮かんだんですけど
あの投手もコントロールはもうひとつでしたが
バンバンインコースに投げ込んでいたし対角線をうまく使った投球でしたので、目指すところはあのあたりがいいのかなぁと。
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Unknown (ゆずき)
2010-12-29 00:49:05
松本と言えば、相原とともにマリンで1イニング10失点という大炎上をやらかしたことと、ナゴヤで9回2死1,2塁で森野へのワンポイントとして出されたもののあっさりヒットを打たれ、続くブランコには甘い球をレフトへあわやサヨナラヒットという当たりを大松が好捕・・・という、よろしくないシーンしか思い出せません
(ただ、後者は甘く入ってもフェンス際で失速させられるだけの球威はあるとも考えられますが)

橋本、松本、竹原、かつては(2年目以降の)久保、寺本と80年生まれ選手がどうもピリッとしない印象があります
杉内、和田を見習えとまでは言わないまでも、少しでも刺激にしてほしいです

古谷、吉見、山本一ともワンポイント向きというわけではなさそうなので、そういう意味では密かに松本に期待してます
何とか西本コーチ指導の下,遅咲きの花を咲かして欲しいと思います。
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遠い昔話で恐縮です ()
2010-12-29 01:27:29
私が野球のルールを覚え、プロ野球に興味を示し始めたころ、中日に「松本幸行」という左のエースがおりまして、名前と経歴(幸行も幸大もデュプロ出身)が似ていることから、松本幸大は興味を持って見ていた選手です。

ですが、社会人野球時代にさしたる実績を残せずに、「変則左腕」というだけで高齢でありながら下位指名された幸大選手が活躍できるほどプロの水は甘くはなかったということのようです。(通算1勝はしてますが、プロでメシが食えているとは言い難い)

春季キャンプは1軍スタートでしたし、幸大への首脳陣の期待もたしかにあったわけですから、来季は現役続行のラストチャンスのつもりで頑張ってほしいです。(下位指名で入団した選手に感情移入してしまうのが私の悪癖です)
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Unknown (Hey!打ち)
2010-12-29 09:28:28
左のワンポイントとして期待されるようですが、今年の被打率が対右.343、対左.444では話になりません。

もう30歳です。
6月29日、雨の5回表。降雨ノーゲームになるまで攻撃を終了させまいとも取れてしまうほどの大炎上で、来季はないと思っていました。

契約=来季が勝負の年でしょうか。来季のチーム構成には、松本の台頭or松本を戦力外に追いやる誰かの台頭が必要不可欠でしょう。

もっとも、去年の今ごろは古谷に全く期待していませんでしたから、来季に驚きの松本が…
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お返事 (オリオン)
2010-12-29 23:46:17
>皆様
リンダネタ、拾ってくれてありがとうございます(笑)
それにしても揃いも揃って左打者を苦手にする左腕が多いこと。
古谷もそうですし、マーフィーも。
それでも左対左神話は永遠に不滅です・・・
松本は以前はオーバースローだったものが、腕を下げてコントロールが落ち着いてプロ入りができた選手です。
それでもあの制球力ですから、フォームを元に戻したら・・・考えたくありません。
何にせよ来季もダメなら戦力外、と考える方が多いようですね、私と同様に。
古谷のように、いい意味で期待を裏切ってくれればいいのですが。
それにしても松本幸行とは古い、私には阪急の印象しか残っていません。
子どもの頃からパシフィックしか興味が無かったので。
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