<新刊情報>
書名:巡り逢う才能~音楽家たちの1853年~
著者:H.マクドナルド
訳者:森内 薫
ブラームスが一躍有名となり、ベルリオーズとワーグナーは長い沈黙を経て作曲活動を再開し、シューマンは作曲家としての活動に終止符を打つことになった1853年は、音楽の歴史に新たな幕が開かれた記念すべき年である。同書は、それぞれ「新しい道」を歩み始めた音楽家たちの交流の軌跡を追い、来たる盛期ロマン派音楽の胎動を臨場感たっぷりに伝える。
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書名:新装版 音楽の科学~音楽の何に魅せられるのか?~
著者:フィリップ・ボール
訳者:夏目 大
発行:河出書房新社
音楽の起源から構造、音楽が伝える意味、音楽が脳にもたらすものまで、音楽を「聴く」能力の謎に科学で迫った初めての書。この一冊で音楽とは何かがすべてわかる、音楽好き必携の決定版。
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書名:近衛秀麿~亡命オーケストラの真実~
著者:菅野冬樹
発行:東京堂出版
第二次大戦下のヨーロッパで、音楽を通して人道活動を行った指揮者 近衛秀麿。その知られざる活動の謎に迫る。
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書名:キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶
著者:高坂 はる香
発行:集英社
日本クラシック音楽界の大輪の花・中村紘子。敗戦国日本が立ち上がるなか、彼女はピアノと度胸、政治力で単身世界に打って出た! 専属マネージャー、調律師、音楽家たちが語るオン&オフ・ステージ秘話。