ハマダイコン

磯遊びは潮が満ち始めたらすぐに引き上げるに限る。
思いのほか潮が満ちるのは早くて、気がつけば取り残された、なんてことにならないようにするのが鉄則。
潮時表をしっかり調べておくことが重要なのだ。
なのでこの日もそこそこで早じまい。
浜辺には今が盛りのハマダイコンの花。




一説には栽培されていた大根が逃げ出したものでは、という説もあるようだが、ならば内陸にも普通に生育していておかしくないし、やはり生粋の海浜植物なんじゃなかろうか。

ＧＷ後半は天気も良さそうだ。
はたしてどんな生き物に出会えるだろうか。

テッポウエビ

石を起こしていると時々出会うのがテッポウエビのなかま。
おそらくイソテッポウエビなのだろうと思うが、自信なし。



こんなのもいた。
明らかに別種だが・・・


ちなみにいい角度になってくれないかといじっていたら、お得意のハサミの攻撃をされた。
名前の由来にもなったほどはっきりと音が出せるくらいの攻撃。
けっこう痛かった。

ウロコムシ

これまた妙な物体。
ウロコムシのなかまである。


かなり素早く動いていたが、これはゴカイのなかま。
とてもそうは思えないが、そうなのだそうだ。
とても思えないのだが・・・

アオウミウシ

鮮やかなアオウミウシが見つかった。


子供の頃、この鮮やかなウミウシはアメフラシと同じ仲間と知ってずいぶん立派なんだろうと期待したことがあった。
実物は・・・5センチもないサイズ。
実物を見た時のショックは、相当大きかった。

同じ軟体動物ではまたババガセもいた。


けっこう色鮮やかな個体。

これはアシヤガイ。


この手の小形の貝は、打ち上げられた殻はけっこう見るが、生体は意外に見かけない。
見た目は地味で小さな貝だが、殻口の中はかなり鮮やかな真珠層が広がる。

ウミグモ

わかりにくい画像だが、こいつも相当妖しい系。
ウミグモのなかま。


見た目のように胴体がないように見えるから皆脚類ともいう。

こっちもわかりにくいのだが、ピンク色の海藻みたいなのがワレカラのなかま。


いずれ一度、海岸動物をまじめに捕獲して写してみようかなぁ。