ういーくえんど・なちゅらりすと

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ニホンカワトンボ

2012-06-27 13:37:16 | トンボ
地元で見られるアサヒナカワトンボそっくりの、ニホンカワトンボ。
実際に間違い探しにもならないような小さな違いしか外観上は見られない。
それでもニホンとアサヒナが混成する西日本の個体ならそこそこ違いがわかるのだが、ここは旧ヒガシカワトンボのエリア。
もともとニホンしか生息していない場所。



そんな旧ヒガシカワトンボ系のニホンカワトンボの一番の特徴は、やはり橙色オスの翅の一部が白濁することではないだろうか。
これがはっきりとあれば、まずニホンカワトンボと考えていい。

ところがここで、謎な個体が現れた。
はじめは単に老熟した個体かと思った。
だが翅はうっすらと橙色に染まっている。
あきらかに他の橙色型よりは薄い色。
そして、白濁部分がない。



実はニホンカワトンボには淡橙色型というのがある。
このタイプは西日本でしか見られないのだが、これには白濁部分がない。
それかとも考えたが、淡橙色型は翅の付け根から橙色。
ところがこの個体は普通の橙色型のように途中から色がついている。
捕獲して詳細な特徴を確認したかったのだが・・・いかんせん、捕虫網は持ち歩かない主義。
帽子を振り回してみたものの、あっさりと樹上に姿を消してしまった。
突然変異かあるいは雑種由来か、いずれにしても捕獲できなかったのがなんとも悔しい。

モイワサナエ

2012-06-27 13:34:48 | トンボ
実は私のここでの狙いは湿地ではなく、そこから流れ出る細流。
ハンノキの茂る古い水田跡?を緩やかに流れていく。
岸辺には巨大なミズバショウの葉。
木漏れ日が射すその葉の上を丹念に探していくと、いた。
小さなサナエトンボが静止している。
モイワサナエだ。



息を殺して近づく。
アップ大好きの私としてはもう少しよりたい。
そう思ったとき、ふわりと飛び立った。
必死に目で追うが、あっさり樹上に消えてしまった。



このモイワサナエ、北方系のサナエトンボで本州での生息場所はかなり限られる。
北海道では普通種だというのだが、実はほとんどそこでも出会えていない。
その理由がようやくわかった気がした。
とにかく縄張りへの執着心が薄いのだ。
人影が近づいたら、樹上へ。
他の個体が来たら、喧嘩してから樹上へ。
とにかくすぐに樹上へ。
そこそこの個体数を見られたのだが、落ち着いてくれる個体は皆無で、皆すぐに樹上へ。



それでもなんとかこれくらいは写せた。
ひとまず懸案は一つ解消といっていいか。

サラサヤンマ

2012-06-27 13:33:39 | トンボ
ずんずんと散策路を進んでいくと、ホバリングする細身のヤンマが現れた。
サラサヤンマだ。
湿地が好きな、スマートなヤンマ。

しばらくホバリングしてくれたので、下手な鉄砲何とやら。
なんとかこれくらいに写すことができた。



さらに進んでいくと、今度は地面近くを飛ぶ影。
そっと見つめていると予想通り静止した。
きれいなオスだ。
刺激しないように静かにしゃがんで写すも、近寄る間もなくさっと飛び去ってしまった。



さらに進んで薄暗い林の中、またホバリングするオスを見つけた。
何故かこちらに振り向いてくれず後ろからのカットばかりになってしまったのが残念なところ。
この個体は直後に飛んできたメスを捕まえて梢高く消えてしまった。



それでもオスが消えるのを待っていたかのように別のメスが飛来。
地面で産卵を始めた。
しかし、近すぎて上からしか写せない。

どれくらい近いかというと・・・つま先からこれくらい。
横から写したかったが、当然、足を動かしたら飛び去ってしまった。

シオヤトンボ

2012-06-27 13:32:04 | トンボ
大きく移動して内陸の湿地へ。
空もきれいに晴れ渡った。
気合いを入れて歩こうとすると、目の前の板にずいぶんと静止している。
いずれもシオヤトンボのオス。



地元ではもうかなり姿を消してきたシオヤトンボだが、高原ではまだまだ元気。
それにしても数えてみると9匹もとまっている。
中にはこんな至近距離で仲良くとまる奴も。

それでもいざ飛び立つと縄張り争いをするのだから面白い。
しかし、汗ばむくらいに暖かかったのに、何故あんなに集まっていたのだろう。

シラホシカミキリ

2012-06-27 13:31:17 | その他の昆虫
ちょっと面白い模様のカミキリムシに出会った。
ただ、あちこちで時々見かける姿。
シラホシカミキリだった。



ちょうど下草に数個体いたのだが、こいつらのホストは樹木のはず。
ただ、図鑑によると地域によっていろいろと集まる木が違うらしい。
ということは、比較的何でも食べるということか。
この時も上を見上げたが、どの木に集まってきたのか、よくわからなかった。