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オツネントンボ・ホソミオツネントンボ・ホソミイトトンボ

2012-05-02 14:03:42 | トンボ
日本の冬を越えるのは生き物にとっては一大イベント。
寒さに対応できるステージで冬を越える。
卵やさなぎが寒さに比較的強いのはもちろんだが、意外に成虫も強い。
チョウなどは結構な種類が成虫で越冬する。
ところがトンボは違う。
幼虫が圧倒的に多い。
何故か?それは水生昆虫だから。水の中は温度がかなり一定だから、そこで寒さをやり過ごすのが合理的。

そんなトンボでも成虫で越冬する種類が3種類だけある。
その3種に同時に出会うことができた。



まずは枯れ枝のようなオツネントンボ。
3種の中でも一番寒さに強いようで、北海道でも普通種。
岩の隙間などに潜り込んで越冬するのだというが、私はまだ出会ったことがない。
ちなみに同定は翅の先端に注目するといい。
先端近くにある四角い模様、縁紋というのだが、これがずれているのがわかるだろうか。



お次はホソミオツネントンボ。
鮮やかな水色の姿だが、実は真冬は枯れ枝色。
暖かくなってくると色がこんなに鮮やかになるのだ。
越冬場所は枝先。ぴたっと静止して冬を乗り切る。



最後はホソミイトトンボ。
その名の通りなんといっても細身。
これも真冬は茶色い姿が、暖かくなると鮮やかな水色になる。
3種の中では一番南方系で、南関東では現在絶好調増殖中。
いずれ私の自宅近くでも見られるようになるのでは、と期待している。

どれも今年生まれではないものの、見つけられること自体が素直にうれしいトンボたち。

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