弁理士の日々

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アジア杯でのサッカー日本代表

2011-01-22 21:35:15 | サッカー
日本対カタール戦、試合終了間近に日本が3点目をゲットして1点リードした後、試合終了までの数分間はハラハラどきどきで命が縮まる思いでした(大げさですが)。
吉田が退場して日本が10人になった直後、カタールに得点されて日本は1点ビハインドとなりました。それまでも攻めあぐねていたし、人数が減って絶望的状況です。こんな状況で、日本はその後の失点を防ぎつつ2点も得点したのですから、大殊勲です。
最後の15分間、日本は人数が少ないこともあり、選手の足が止まるのではないかと危惧しましたが、足が止まったのはカタール側だったようです。この点も日本選手に拍手です。

この大会での香川の状態はどうなのでしょうか。(カタール戦前までの)新聞報道では香川の評価が芳しくありません。確かに、去年のパラグアイ戦で見せたような爆発的な力はまだ発揮していません。中盤でボールを奪われたりするシーンがよく見られます。しかし、カタール戦では3得点全部にからんでそのうちの2点が香川のゴールですし、サウジアラビア戦の岡崎ゴールをアシストしたクロスも見事でした。
ブンデスリーガでMVPを獲得したほどの活躍はまだ見られない、ということはいえるでしょう。

吉田麻也はやってしまいましたね。カタール戦2失点の両方にからんでしまい、さらには退場でチームに迷惑をかけました。
数日前のテレビ番組でセルジオ越後氏が、吉田は接触プレーで手が出やすいのでそれが心配だ、と述べていました。そのセルジオ氏の心配が当たってしまいました。1回目の警告は競り合った相手に対するプッシングでしょうか。2回目は吉田が転倒した後に上げた足が相手の足に絡まってしまいました。

サウジアラビア戦では、怪我の本田圭佑に代わって柏木陽介がトップ下に起用されました。朝日の新聞報道によると、この柏木の評価が低いですね。
予選の最初2試合では、香川の中央での活動が少なく、またサイドバック長友のサイド攻撃参加があまり見られませんでした。しかしサウジ戦では、香川の活動範囲が広がり、また長友の攻撃参加も増えました。
私は柏木の動きはわかりませんでしたが、想像するところ、柏木は香川が動きやすいようにポジションチェンジしていたのではないかと想像します。
それに対して予選の最初の2試合では、本田圭佑が中央に居座り、香川が本多に遠慮したのか左サイドに立て籠もり、そのために長友が左サイドを駆け上がれなかったのではないか、という気がしています。
柏木は、そりゃ個人技では本田には及ばず、その点で見劣りがしたかも知れませんが、チーム戦力としてみたらひょっとすると本田よりも上だったのではないか、というのが私の評価です。

最近2試合に出場した伊野波雅彦は、本職がセンターバックということで、サイドバックに要求される攻撃参加については大部分の時間帯で十分ではなかったようです。しかし2試合とも、“ここ一発”で伊野波は良い仕事をしました。サウジ戦で後半に交代出場してすぐ、サイドを駆け上がって放った前田へのラストパスは見事でした。
カタール戦の3点目については、シュート自体はもちろん難しくはありませんが、「あの場面でよくぞあの場所にいた」という点が殊勲です。10人という数的不利の中、ディフェンスの伊野波があそこまで駆け上がるのには勇気がいったでしょうし、試合終了間際の疲れ切っているときによく走ったものです。
このゴール、アトランタオリンピックでの日本対ブラジル戦で決勝点を挙げた伊東輝悦にダブります。

湯浅健二氏の評論によると、長谷部誠と遠藤保仁の二人に対する評価が高いですね。私はアナログテレビで観戦しているのでテレビ画面からは選手を識別することができないので、よくわかりませんでしたが。
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