弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

サッカーW杯カタール戦

2009-06-11 21:16:42 | サッカー
6月10日のカタール戦、どう評価したらいいのでしょうか。

試合展開としては、先日のウズベキスタン戦とうり二つとの印象を受けました。
○試合開始早々の得点
○以後は日本選手走れず、常に相手ペース

今回は「アウェーの笛、深い芝」という言い訳が使えません。もっとも、ホームゲームでありながらジャッジはアウェーのようではありましたが。

「中盤の底に遠藤と長谷部がいなかったら、今の日本は攻撃の組立ができない」ということでしょうか。そうであれば、選手層の薄さは深刻です。
後半、憲剛がトップ下からボランチの位置に変わったようです。しかし試合前から、中盤の底のパスの出し手がいないことは分かっていたのですから、もっと考えても良かったのではないでしょうか。
わが家でも試合前、「今日はパスの出し手がいないなあ」「だって中村憲剛選手がいるでしょう」「いや、彼はむしろパスをもらう側だから」という会話がありました。

「連戦で選手の疲労が蓄積していたから」ということだとしたら、キリンカップのスケジュールがまずかったということになるのでしょうか。
日本はどうも、本番直前の親善試合ではいいプレーをするのだが、本番で力を出し切れない、という場面が多いですね。ドイツW杯での直前の対ドイツ戦を思い出します。

まだもう一戦、オーストラリア戦がありますが、日本はさらにタレントが欠如した戦列での戦いとなりますね。


ところで、日本のホームゲームでジャッジが日本に厳しい、という事例が良くあるように記憶しています。なぜでしょうか。

私は、日本の観客がレフェリーに全く恐怖を与えていないからではないか、と推定しています。日本の応援は、その場面場面のシチュエーションに関係なく、一本調子で大声を張り上げるばかりです。ヨーロッパでの応援はそうではなく、ホームサポーターが一体となって、相手選手、レフェリーに脅威を与え続けているのではないか、と想像します。実際に見たことがないのであくまで想像ですが。
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3 コメント

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MF遠藤のプレーはチームの心臓 (星海風太)
2009-06-12 12:59:37
こんにちは!ボンゴレさんも、カタール戦ではストレスが溜まったようですね。私の友人(サッカー・プレーヤー歴40年!)は、飲み屋でTV観戦して、試合終了後はやけ酒になってしまったそうですw。ご指摘の通り、ボランチMF遠藤の不在は、チーム力を下げました。彼は中盤の底の心臓部の役割を果たしているので、ボールの受けと、味方への配給が仕事です。最終ラインからパスを受けたボランチMFの橋本と阿部は、背後からカタールの強いプレスを受けた時、フェイントでかわして前方へドリブルを始めるか、左右の味方の前方スペースにパスをだすかの、二つの基本的選択肢を失いました。最悪は、ただテニスのように、最終ラインの中沢や闘莉王に、ボールを戻すだけというプレーです。カタールの中盤のプレスは、それほどガチンコではなかったので、遠藤のようにきっちりとキープしながら、前方に展開する仕事が出来ないと、攻撃の組み立てどころではありません。控えボランチMFの技術力アップは、最優先課題のひとつです。一方、今回のカタール戦のジャッジはマレーシア人でしたが、私はフェアだったと思います。代表のサポーターは、酷いプレーにはもっともっとブーイングを!それがチームを強くします。
サポーターの声援 (ボンゴレ)
2009-06-12 22:48:44
フットボールネーション(サッカー先進国)では、ホームの試合で不甲斐ないプレーをしたら、それこそ孫の代まで語り継がれてしまう、と聞いたことがあります。だからホームでは全力プレーに終始します。
日本の観客は、相手チームやレフェリーに恐怖を与えないと同様、自国選手をも甘やかしすぎていますね。

最近、鈴木啓太が代表に呼ばれませんが、調子を落としているのでしょうか。
サポーターは天使と悪魔 (星海風太)
2009-06-13 11:00:43
おはようございます、ボンゴレさん。サポーターの理想とする姿は、味方は勿論、敵だろうが、素晴らしいプレーには盛大な拍手を、悪いプレーには激しいブーイングをするのがベストですね。最近のJリーガーの名前はわかりませんし、サポーターの雰囲気も今はどうでしょうか?私は2002年韓日W杯本大会のゲームを、横浜と水原(韓国)で観戦しました。欧州や南米のサポーターは、だいたいが歌や音楽や踊りで応援しながらのお祭り気分ですが、さすがに味方の怠慢プレーやPKのファウルとなると場内騒然となり、緊張感が走ります。でも暴力沙汰は見なかったので、全体的にはいいムードで楽しめました。バーで知り合った英国人から聞いた話ですが、過去のW杯でアルゼンチン選手に過剰報復?の足蹴りで退場処分になったベッカムは、その試合で負けた原因を全てひっかぶり、大変な国辱扱いを受けたそうです。私はそのシーンをTVで観ましたが、悪辣なプレーには感じません。その後プレミア・リーグでプレーするベッカムは、スタジアムで罵声とともに紙コップと靴まで投げられました。場外では唾を吐かれました。サポーターは天使にも悪魔にもなる。今、最高高額報酬プレーヤーになった彼は、悪魔に勝ったのです!

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