弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

近藤道生氏ご逝去

2010-07-07 20:57:31 | 歴史・社会
私のブログにキーワード「近藤道生」でおいでになる方が急増したので、調べてみました。
博報堂再建に尽力、近藤道生・元社長死去
『博報堂の元社長で、国税庁長官も務めた近藤道生(こんどうみちたか)氏が、6月30日に急性心不全で亡くなった。
90歳だった。告別式は近親者で済ませた。博報堂主催の「お別れの会」が7月28日正午、東京都港区虎ノ門2の10の4ホテルオークラ東京本館1階「平安の間」で開かれる。喪主は次男、良二氏。
1942年に東大法学部を卒業し、大蔵省(現財務省)入省。国税庁長官を経て、75年、博報堂社長に就任した。前社長が特別背任事件で逮捕されるなど経営が大きく揺らぐ中、博報堂の経営の近代化と再建に尽力した。2002年6月からは最高顧問を務めていた。』
(2010年7月5日20時34分 読売新聞)

近藤道生さんが亡くなられたのですね。

近藤氏は昨年4月、日経新聞の私の履歴書に登場されました。
このブログでは、私の履歴書・近藤道生氏近藤道生氏と戦争体験として記事にしました。
私のブログ中で「近藤氏は1920年生まれということで、90歳が近いご高齢です。近藤氏と同じように将校として太平洋戦争を経験された方々は、おそらくそのほとんどがすでにお亡くなりになっていることでしょう。もうこれからは、このような体験を語ってくださる方もあまり出てこないだろうと推察されます。私の履歴書で近藤氏の戦争体験を記録に残されたことは、貴重な記録となりました。」とコメントしましたが、とうとうお亡くなりになりました。
亡くなられる1年前に、私の履歴書として、戦中の苛酷な体験を記録に残して戴き、本当にありがたかったです。

私の履歴書の連載において、第1回から第14回までをご自身の戦争体験の回想に充てられました。1942年から1947年までの期間です。90年にわたる人生全体の中で、この期間の体験がどれほど重い記憶だったのかがわかろうというものです。

ご冥福をお祈りいたします。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
近藤道生氏ご逝去 (winmanma)
2010-07-27 22:25:59
こんばんは、はじめましてwinmanmaと申します。私も近藤さんの私の履歴書に触発されてブログを書き、多くの方にお読みいただきました。日経の私の履歴書を読んでいて背筋が伸びるような気持ちになったのは始めてでした。近藤さんのお人柄がしのばれるいい文章でしたね。
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近藤道生氏 (ボンゴレ)
2010-07-28 21:47:16
winmanmaさん、こんばんわ。コメントありがとうございます。
近藤さんがお書きになったような戦争体験記を、できるだけ蓄積することが大切です。しかし体験したほとんどの方がもうお亡くなりになっていることでしょう。
近藤氏ご逝去に接して、近藤さんがお書きになった本を購入しました。角川新書の「国を誤りたもうことなかれ」という本を読み始めました。読み終わったらまた記事にします。
返信する
近藤道生氏 (winmanma)
2010-07-29 10:07:14
おはようございます。
私も「国を誤りたもうことなかれ」買って読みました。が、まだブログに書くことが出来ずにいます。「国を~」は悲壮感よりもカラッとした生活感が伝わってきます。悲惨さにスポットライトを当てた様な今の歴史認識にいささか疑問を感じました。
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