弁理士の日々

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ドレスデンのポスターが

2010-12-16 20:54:34 | Weblog
買い物帰り、京王線笹塚駅の近くを歩いていたとき、旅行代理店の中に飾られているポスターに目がいきました。「見覚えのある景色だ」
 
近づいてよく見ると「ドレスデン」とあります。間違いありません。
ドレスデンの観光の中心は、ドレスデン城、旧宮廷教会、ツヴィンガー宮殿、聖母教会、ゼンパーオペラなどが集中する狭い地域です。
しかしこのポスターの写真は、その有名なドレスデンの観光名所ではありません。
観光名所集中地帯から少し南に歩いたところに、アルトマルクト広場という広場があり、そこから東に見えるのが聖十字架教会、そしてその向こうに市庁舎の塔が建っています。上のポスターはまさに、アルトマルクト広場から聖十字架教会と市庁舎の塔を見た写真だったのです。
私がなぜこの写真にピンと来たかというと、ほんの半年前にそこを訪れていたからです。下の写真です。


私の写真は5月の昼間ですが、ポスターの写真はおそらくクリスマスイルミネーションに飾られた夕刻の時間帯でしょうね。ガイドブックで調べてみたら、ドレスデンのクリスマスマーケットはドイツ最古の歴史を誇るらしいです。メイン会場はアルトマルクト広場ということで、まさに上のポスターがドレスデンのクリスマスマーケットを表しているのでしょう。

もう一つ、ポスター写真と私が撮った写真を見比べると、聖十字架教会の見え方が違います。私の写真では右側のビルに隠れている教会前面が、ポスター写真では見えているではないですか。私が教会近くで撮った下の写真で確認すると、ポスター写真に見えている前景が教会の前面であることは間違いなさそうです。そしてガイドブックの写真でも、聖十字架教会の前景を遠くから撮った写真が載っています。つまり正面の大きなビルは存在していないということです。
もう一度この教会正面のビルを眺めてみました。右下は、聖十字架教会の塔の上から撮った写真です。真正面に見えるのがアルトマルクト広場、そして左下の手前が教会正面のビルです。なにやら工事中のようです。そして、もう一度上の写真を確認すると、ビルの窓ガラスには工事中であることを示す紙が貼ってあるではないですか。
つまり、教会正面のビルはまさに現在建設中であることが分かりました。こんな無粋な建物の建設がよくも許可になったものです。
 

ついでにもう一つ、ドレスデンといえば避けて通れない「ドレスデン大空襲の直後の同じ場所」の写真をあげておきます。聖十字架教会の中に展示されていました。この写真から判断すると、大空襲前には聖十字架教会前にビルが建っていたようですね。
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