弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

パソコンスピードアップの軌跡

2007-06-30 21:36:28 | サイエンス・パソコン
つい先日まで、自宅のパソコンは中古のPentium4を使って組み立てた自作マシンを使用していました。
しかし、アプリの1回目起動が遅い、シャットダウンに時間がかかりすぎる、CPU温度が高すぎる、といった問題をかかえていたため、とうとうCore 2 Duoマシンに買い換えました。
クレバリー製(ショップブランド)で、仕様は以下の通りです。
CPU:Core 2 Duo E6420 2.13GHz FSB1066MHz L2=4MB
マザー:ASUS P5B(IntelP965チップセット)
メモリー:1GHz
HDD:320MB S-ATA2
ビデオカード:GeForce7300GS

パソコンを用いて円周率を求めるソフトとして、Superπ(パイ)というソフトが知られています。1995年に東京大学金田研究室で生まれたソフトで、円周率の桁数を1万6千桁から3355万桁までの範囲で選択し、パソコンで計算します。
私は1998年以来、Superπで104万桁の円周率を演算する時間を記録し、パソコンの演算速度の目安としてきました。

以下に、1988年以降の私のパソコン歴とSuperπ104万桁を並べてみました。

日時   CPU          マザーボード Superπ104万桁
①1998 AMD K6-2 233MHz 富士通FM-V   22分
②     同上         同上改        17分
③    Pentium 200MHz  ASUS TX-97X  11分
④    AMD K6-3 400MHz  同上        8分
⑤2001 Pentium3 1000MHz  ASUS P3B-F  2分30秒
⑥2002 Pentium4 2400MHz ASUS P4B533-V 1分20秒
⑦2007 Pentium4 2600MHz ASUS P4V800D-X 1分5秒
⑧2007 Core 2 Duo E6420 ASUS P5B     24秒

わが家にはじめてパソコンが導入されたのは、NEC PC9801RAでIntel 80386マシンでした。
Windowsマシンとしては、1995年に富士通FM-V(Pentium120MHz)が最初です。このマシンのCPUをAMD K6-2 233MHzに換装したマシンが、上記①です。このときからSuperπ104万桁の計算を行うようになり、結果は22分でした。
ところで、富士通製のようなメーカー製のマシンは、本来マザーボードが有している能力よりもだいぶ余裕をもたせた設定になっています。そして世の中には、その余裕をはき出させてマシンパワーを向上させるソフトが存在します。富士通FM-Vマシンの場合、INTELSATというソフトがありました。そのソフトで①マシンの能力を増強した結果が、上記②です。22分が17分にまで縮まりました。

わが家3代目は自作マシンです。上記③(Pentium 200MHz ASUS TX-97X)がそうです。
そしてこのマシンも、CPU換装を行いました。Pentium 200MHzからAMD K6-3 400MHzに換装しました(④)。

Pentium2マシンを使うチャンスはなく、特許事務所開設時に購入したのがPentium3 550MHzです。そしてこのマシンのCPUをPentium3 1000MHzに換装して測定した結果が⑤です。Superπ104万桁は2分30秒まで縮まりました。

⑥⑦のPentium4が1分から1分半程度でした。

そして⑧が今回のCore 2 Duoです。Superπ104万桁は24秒でした。
①から比較すると、20倍以上のスピードアップですね。ムーアの法則(3年で4倍)にはちょっと足りませんが・・・
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