神田川というと、東京は高田の馬場付近を流れる神田川、あるいは秋葉原を経て隅田川に流れ込むあたりの神田川を思い浮かべる人が多いでしょう。
ところで、杉並区を形作っている地形は、上記の神田川ともうひとつの善福寺川によって形成されるところが多いです。
他のサイトからの借用で、杉並区の地図と地形図を示します。
神田川は、吉祥寺の近くにある井の頭池を源泉とし、ほぼ井の頭線に沿って杉並区を南東に向かって流れ、下高井戸の北あたりで向きを北東に変え、そのご東京の都心に向かって流れ続けます。
善福寺川は、杉並区の北西端にある善福寺池を源泉とし、やはり南東に向けて流れ、途中大きく蛇行しながら、杉並区の東端で神田川に合流します。
杉並区は武蔵野台地の中にあり、標高が30~50mで、西から東に向けてなだらかに標高が下がっています。その武蔵野台地において、神田川と善福寺川は長期間を経て台地を浸食し、その川筋は周囲の台地に比較して5~10m程度低い位置を流れています。川筋の河原だった平地は、場所によっては広い地域にわたり、現在ではすべて住宅地です。
そして実際に流れている神田川と善福寺川は、人工的に河原からさらに5m程度掘り下げられ、幅10m程度、深さ5m程度の堀の中をちょろちょろと流れています。
そのため杉並区の地形は、もともとの台地部分からなる平地と、神田川と善福寺川及びそれらに流れ込む小さな川が形成した谷筋の低地と、台地と谷筋との境界にある坂と、で形成されています。
神田川と善福寺川は、普段はちょろちょろしか水が流れていませんが、ひとたび豪雨があると、いっぺんに水量が増します。杉並区内はどこもかしこも地面が露出せず舗装されているので、降った雨は地面にしみ込まずに川に流れ込みます。そのため、豪雨の際には、幅10m、深さ5m程度の川はすぐに水かさが増します。あふれたら直ちに水害になります。
杉並区に住民登録すると区のガイドブックが届きます。そのガイドブックの中に、水害に対する注意、ハザードマップ(1848KB)が含まれています。ハザードマップを見ると、神田川流域と善福寺川流域については、最近に至るまで各所で洪水が発生していたことが明らかです。
これらの川では、降雨量が1時間50mmを超えたら危ないみたいですね。去年9月4日の集中豪雨では1時間114mmの降雨量があり、両川の各所で氾濫しました。
善福寺川の流域各所にはサイレンが設置されています。危険水位に達したら、この警報が鳴り響くのでしょう。
善福寺川流域の和田堀公園には野球場があります。この野球場が実は調整池を兼ねていて、善福寺川の水位が満水に近くなると、オーバーフロー流路を通って水が野球場に流れ込むようになっています。
最近では、環七の地下に巨大な調整池ができているそうです。
昔河川敷だった土地を住宅地にしているのですから、当然のことではあるのですが。
杉並区は以上のように、台地と川筋(河原)と坂とによって形成されるので、散歩道も変化に富んだものとなります。そして世田谷区も同様の性格を有しています。
ところで、杉並区を形作っている地形は、上記の神田川ともうひとつの善福寺川によって形成されるところが多いです。
他のサイトからの借用で、杉並区の地図と地形図を示します。
神田川は、吉祥寺の近くにある井の頭池を源泉とし、ほぼ井の頭線に沿って杉並区を南東に向かって流れ、下高井戸の北あたりで向きを北東に変え、そのご東京の都心に向かって流れ続けます。
善福寺川は、杉並区の北西端にある善福寺池を源泉とし、やはり南東に向けて流れ、途中大きく蛇行しながら、杉並区の東端で神田川に合流します。
杉並区は武蔵野台地の中にあり、標高が30~50mで、西から東に向けてなだらかに標高が下がっています。その武蔵野台地において、神田川と善福寺川は長期間を経て台地を浸食し、その川筋は周囲の台地に比較して5~10m程度低い位置を流れています。川筋の河原だった平地は、場所によっては広い地域にわたり、現在ではすべて住宅地です。
そして実際に流れている神田川と善福寺川は、人工的に河原からさらに5m程度掘り下げられ、幅10m程度、深さ5m程度の堀の中をちょろちょろと流れています。
そのため杉並区の地形は、もともとの台地部分からなる平地と、神田川と善福寺川及びそれらに流れ込む小さな川が形成した谷筋の低地と、台地と谷筋との境界にある坂と、で形成されています。
神田川と善福寺川は、普段はちょろちょろしか水が流れていませんが、ひとたび豪雨があると、いっぺんに水量が増します。杉並区内はどこもかしこも地面が露出せず舗装されているので、降った雨は地面にしみ込まずに川に流れ込みます。そのため、豪雨の際には、幅10m、深さ5m程度の川はすぐに水かさが増します。あふれたら直ちに水害になります。
杉並区に住民登録すると区のガイドブックが届きます。そのガイドブックの中に、水害に対する注意、ハザードマップ(1848KB)が含まれています。ハザードマップを見ると、神田川流域と善福寺川流域については、最近に至るまで各所で洪水が発生していたことが明らかです。
これらの川では、降雨量が1時間50mmを超えたら危ないみたいですね。去年9月4日の集中豪雨では1時間114mmの降雨量があり、両川の各所で氾濫しました。
善福寺川の流域各所にはサイレンが設置されています。危険水位に達したら、この警報が鳴り響くのでしょう。
善福寺川流域の和田堀公園には野球場があります。この野球場が実は調整池を兼ねていて、善福寺川の水位が満水に近くなると、オーバーフロー流路を通って水が野球場に流れ込むようになっています。
最近では、環七の地下に巨大な調整池ができているそうです。
昔河川敷だった土地を住宅地にしているのですから、当然のことではあるのですが。
杉並区は以上のように、台地と川筋(河原)と坂とによって形成されるので、散歩道も変化に富んだものとなります。そして世田谷区も同様の性格を有しています。
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