弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

自作パソコンの組み立て

2007-08-10 10:00:09 | サイエンス・パソコン
余ったパソコン部品(Pentium4 2.6GHz Socket478)を同じく余ったケース(Pentium3用)に装着してパソコンを組み上げた顛末については、組み立て冷却改善1冷却改善2冷却改善3に記事にしてきました。マザー(ASUSのP4V800D-X)と電源を購入し、それ以外は余剰部品の流用です。最後の記事ではCPU温度が下がったように書いたのですが、その後の推移ではやはり温度が上がってしまいました。
「Pentium3用のケース(冷却不十分)を使っていることが間違いだ」と考え、とうとうケースまで購入して悪あがきを続けました。

しかし、今回の部品類を用いたパソコンは、CPU温度以外に、アプリの初回立ち上げが遅い、ウインドウズのシャットダウンが遅い、などの現象が起きており、どうしてもメインのパソコンとして使うにはパフォーマンスが低く、この現象はとうとう改善されませんでした。

ということで、余剰のPentium4類と新規購入のP4用マザーの使用は諦めたのですが、「職場でメインに使用しているパソコンをCore 2 Duoマシンに更新したい」という要請、「ケースまで購入したが、このケースをどうするんだ」という要請が残っています。
そこで、使える余剰部品を極力使用し、自作パソコンをつくろう、ということにしました。

新規購入した部品は以下のとおりです。合計で8万円弱でした。
CPU: Core 2 Duo E6420 2.13GHz 4MB
マザー:ASUSTeK P5B DELUXE
HDD: Western Digital WD3200AAKS
メモリー:DDR2 PC5300-1GB(DDR667) Samsung original
ビデオボード:ASUSTeK EN7600GS SILENT/HTD/512M

電源付きケースは先日購入したものを使用し、光学ドライブ、FDDは流用、Windows2000は今回リタイアするパソコンのものを使用します。

ケースへの部品取り付けはトラブルなく進行しました。
CPUとCPUファンとの接触面については、CPUファン側に樹脂のようなものが塗りつけてありました。この樹脂を平面上で延ばすものかどうか、説明書には記載がありません。取り敢えず指で若干延ばし、マザーに取り付けたCPUの上にCPUファンを接触させ、その上で何回かスライドして馴染ませました。取り付け前にもっと延ばしておいた方が良かったかもしれません。
  

わが職場には、パソコンが2台設置されています。私の執務用と、パソコン出願などの共通業務用です。
まずは共通業務用のパソコン本体を外し、そこで使っているCRTやキーボードを自作パソコンと接続し、パソコンのスイッチを入れました。無事に立ち上がります。BIOS画面を確認し、CD-ROMからWindows2000のインストールを開始します。
WindowsのあとにビデオやLANボードのドライバーをインストールし、インターネットと接続、Windows Updateに入ります。ここで若干のすったもんだがありましたが、取り敢えずパソコンが立ち上がりました。

次に、自作パソコンを私の執務デスクに移動し、執務用の25.5インチワイド液晶と親指シフトキーボードを自作パソコンに接続、パソコンのスイッチを入れました。
ところが、画面には何も表示されません。うまく立ち上がってくれないのです。
本体を共通業務用の位置に戻すと正常に立ち上がります。本体を執務デスクに置き、ディスプレイを共通業務用に置き換えてみましたが、こちらは立ち上がりません。

途方に暮れてしまいましたが、「ひょっとしてキーボードに原因があるのでは」と思い至り、執務デスクで使っていた親指シフトキーボードから別のキーボードに替えてみました。するとどうでしょう、パソコンが立ち上がるのです。やはり、従来から使っていた親指シフトキーボードと、今回のパソコン本体との相性が悪かったのです。
私は、普段使っている親指シフトキーボード(Rboard Pro for PC)を予備としてもう1台保有しています。このキーボードは既に発売中止になっており、発売中止のアナウンスがあったときに購入しておいたのです。
キャビネットの奥から予備機を引っ張り出し、自作パソコンに繋いでみました。パソコンは無事に立ち上がりました。一安心です。

今回問題を起こした親指キーボードは、以前も問題を起こしたことがありました。特定の1台のパソコン本体と接続したときに限り、パソコンが立ち上がらないのです。今回は2台目の特定パソコンとなりました。

今回使用したPCケースにおいて、電源は12センチファンを有しています。それ以外のファンは設置されていなかったので、背面に9センチ静音ファンを取り付けました。ケースの側板には通風口が2つも開いており、CPUは省電力のCore 2 Duoですから、発熱で問題になるとは想定していませんでした。
ところが、ケース側面を手で触ってみると熱いのです。場所はビデオボードの上あたりです。BIOS画面で温度を確認したら、CPU温度が60℃を超えていました。これは大変です。

今回採用したビデオボードは、使っているチップが下から2番目ぐらいの性能であり、発熱は問題にならないと想定していました。ビデオボードにファンが付いてないくらいです。ところが、この部分からの発熱で熱がこもっているようなのです。

しかたがないので、ケース側面に12センチファンを新設することとしました。今回は冷却能力重視で、静音ではなく標準ファンを購入しました。

ファンを上の写真のように取り付け、起動してみました。ASUS PC Probeで温度を確認してみると、CPU温度が51℃程度です。決して低くはありませんが、改善はされました。

新しいパソコンは現在順調に稼働しています。
ただしファンの音が少しうるさいです。なかなかすべてがうまくいくとはならないですね。
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