弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

カラーレーザー複合機

2007-07-06 22:10:02 | サイエンス・パソコン
事務所では、ブラザー製カラーレーザー複合機(MFC-9420CN)を使っています。

A4カラーレーザープリンター、カラーコピー、カラースキャナー、ファックスの機能を備えています。
各パソコンとLANで結び、カラープリントについてはこの複合機を用います。白黒プリントについては別に、キャノンのA3モノクロプリンターを備えています。

カタログによると、スキャナーでスキャンしたデータをpdf文書として保存できるとあります。当然その機能を用いるつもりで購入しました。
ところが実際にスキャンしてpdf文書化すると、文書のサイズがべらぼうに大きくなるのです。300dpiの通常の解像度で、通常の特許公開公報を2ページスキャンしてpdf化したところ、pdf文書サイズが2.7MHzとなりました。めちゃくちゃです。

そこでブラザーのサポートに電話してみました。
すると、最初は要領を得ませんでしたが、向こうで再現した結果、pdf文書がこのように大サイズ化するのは、どうも仕様であって直しようがないようなのです。ブラザーが準備したpdf化ソフトの性能が悪いのだと思うのですが、そのソフトを改善する計画もないということです。
スキャナーからまともなpdf文書が生成されないのでは、このマシンを購入した目的が達成できません。

ところで、このマシンは、スキャンしたデータをpdf化する以外にも、tiffなどのファイル形式で保存することができます。ためしにtiff(圧縮有り)で文書化してみました。すると、上記と同じ特許公開公報2ページが、300dpiの通常の解像度で400kB程度の大きさになります。pdfに比較すると随分に小さなサイズです。

また私は、各種文書ファイルをpdf化するソフトとして、primoPDFというフリーソフトをインストールしています。primoPDFは擬似プリンターとしてインストールされており、アプリケーションで文書を印刷する機能において、プリンターとしてprimoPDFを選択すると、文書がpdfファイルとして出力されるのです。

上記tiffファイルをダブルクリックすると、Microsoft Office Document Imagingが立ち上がりました。そしてこのソフトの印刷機能で、プリンターとしてprimoPDFを選択したところ、pdfファイルが生成されました。そしてそのファイルの大きさが、200kB程度なのです。
スキャナーから直接pdf文書を生成する場合比較し、1/10以下の小さなサイズのpdfができあがりました。この程度のサイズなら、実用に耐えます。

スキャナーでtiffファイルを生成する → アプリケーションでprimoPDFを用いてpdfファイルを生成する、という2段階方式であり、手間はかかりますが、取り敢えずはやむを得ません。

しかしブラザーさん、何とかソフトを改造して、スキャナーから直接小サイズのpdf文書が生成できるようにしてください。今のままでは商品が泣きます。
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1 コメント

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改善の方向 (ボンゴレ)
2007-07-10 22:15:15
このブログ記事についてブラザーに連絡しました。
さっそく返答をメールでいただきました。
この要望を、関係部署に連絡してくれたそうです。何時の日か、改善されることを願いましょう。
それとは別に、当方のパソコンにadobe acrobatがインストールされていれば、アクロバットからスキャンすることでサイズの小さいpdfを作成することができそうです。

ところで、このマシンを購入してから判明した残念なところをリストアップします。カタログスペックでは分からない部分です。
ブラザーのこのマシンの価格からいったら、高望みではあるでしょう。
(1) フラットベッドで書籍をコピーするとき、紙面がちょっとでもガラスから浮き上がると、その部分のピントがぼけてしまいます。
(2) スタンバイからウォームアップするとき、ガッタンガッタンと非常にうるさいです。
(3) 一度プリンター部分が故障したのですが、修理に来てくれたのは電話した翌日の夕方でした。
(4) カラープリントの画質は決して良好ではありません。

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