弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

スロトレとは

2008-09-13 14:16:00 | Weblog
今年の4月に、メタボ対策の成果ということで、私の体重が8kgほど低下したことを報告しました。朝夕の通勤時に行っているパワーウォーキングによる消費カロリー増大と、食が細くなったことによる摂取カロリーの低減によるものです。
一方、年齢とともに基礎代謝が減少していることを実感しています。さらなる体質改善のためには、筋肉を増強して基礎代謝を増大することが必要だろうと考えていました。
しかし効果的な筋トレを行うためには器具が必要で、ジムに通わなければならないと躊躇していたのです。

たまたま、4月15日にNHKの爆笑問題のニッポンの教養を見ていたら、この日は石井直方先生という東大の先生がゲストでした。ご自身がボディービルチャンピオンになったこともある筋肉博士で、「さよならメタボ」との表題で話が進んでいます。

石井先生は「スロースクワット」と呼んでいました。

爆笑問題の大田の突っ込みは、私が知りたいポイントからずれているのでフラストレーションが溜まります。「スローというけど、アイソメトリック(筋肉を緊張させるが動かさない)とはどう違うんだ?」といった方向に疑問が行きます。

そこで、ネットで検索すると、石井先生のスローリフトの効果というページが見つかりました。

それならとアマゾンで石井先生の本を探したら、いっぱいありました
こんなにたくさんの本を執筆しているのですか。1冊だけ「決定版」を出してもらった方がありがたいのですが。
しょうがないので、いちばん安くて多く売れていそうな本を選びました。これです。
スロトレ
石井 直方,谷本 道哉
高橋書店

このアイテムの詳細を見る

さっそく購入しました。
手に取ってみたら、女性向けの本でした。まあ、私の目的は筋骨隆々となることではなく、筋肉を増やして基礎代謝を増し、脂肪を減らすことが目的ですから、このような本でちょうど良いでしょう。

スロトレとは、スロートレーニング、例えばスクワットでは、上昇に3~5秒、下降に3~5秒の時間をかけます。さらに、伸びきったり縮みきったりしません。常に筋肉に負荷をかけ続けます。
運動中に筋肉に力をずっと入れ続けているので、筋の内圧上昇によって、筋肉の中の血液の流れが制限され、このような状態が続くと,筋内が低酸素になり,乳酸などの代謝産物も蓄積します。その結果,代謝物受容反射というしくみによって下垂体から成長ホルモンが分泌されたり,筋線維周辺の成長因子の濃度が変化したりして,筋線維の肥大が促されるというメカニズムが考えられます。筋肉はつらい運動をしたとだまされて、素直に発達してくれる、というのです。

筋トレで筋肉を増やすためには、毎日トレーニングしたのではかえってマイナスで、せいぜい2日に1回程度とすべきだそうです。筋肉を疲れさせた後、回復時に筋肉が増強するのですが、増強時に再度疲れさせてはいけないということです。

基本動作は以下の5つです。
  
  

これらの基本動作を、行き:5秒-帰り:5秒で1サイクル、これを10サイクル行います。せいぜい10分というところです。これを2日に1回行います。

筋トレの前後に有酸素運動を行う場合、順番として、まず筋トレを行い、その後に有酸素運動を行うことが重要だそうです。逆だと成長ホルモンの分泌が減少するということです。
私の場合は、毎日エアロバイクを30分行っているので、まず上記スロトレ(10分)、次いでエアロバイク30分、そこで風呂に入り、風呂から上がったらストレッチ、という生活を行っています。

このサイクルを初めて数ヶ月、体重は1kg減少しました。それ以降は体重の変化はありません。
現在、体重は標準体重以下まで下がっているので、これ以上体重を減らす必要はありません。ただ、おなか周りの皮下脂肪を減らしたいです。皮下脂肪を筋肉に変えることが現在の目標です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする