備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

初秋の紫蘇

2015-09-05 16:34:45 | 料理・食材


朝から虫の音が聞こえてくる。周りは秋の気配が濃厚になってきた。

敷地の一角に不耕起無農薬(蒔きっ放し)栽培の紫蘇がある。草刈機で刈るほど勢いが良いが、もうボチボチ終了かな。

しかし、眺めていると「コレハ、モッタイナイノデハ?」と思い至る。
しかし、葉が大きくて筋張っているし、そもそも大量……。
しかし、柔らかくしつつ保存食ならば。

しかし、しかし……、う~~ん。「如何にして食すか」という一点のみの問題である。う~~む。


ふと、親父(御香屋14代あれこれ)からニンニクを貰っていたのを思い出した。「アレダナ……」


解決メニューは、『紫蘇の葉の醤油漬け ニンニクマシマシVer.』である。ちなみに常の如く参考レシピは無い。


紫蘇の葉は丁寧に洗ってブンブン丸(遠心力で野菜の表面にある水分を飛ばす調理器具・拙宅での渾名)で水分を切っておく。
ニンニクをガシガシと剥く。(包丁の腹で押してから剥くのが吉)
清潔な瓶を用意して交互に重ねていく。紫蘇が密着してしまうと漬からない部分が出来る気がしたので、時折、醤油も注ぎつつ菜箸で微調整する。お箸の国の人で良かったよ。

「ニンニクと紫蘇のミルフィーユ仕立て~~」とご満悦なところ、更に上から重しとしてニンニク増量である。ニンニク自体は腐りにくいので最上部の重石としては有効だろう。最終的に全体が漬かるように醤油を注ぎ込む。

「ゴマ油で上からコーティングするべきか……」と悩んだけれど、酸化の恐れもあるので止めた。いつ頂くかは不明である。将来の気分なんて今から判らんのでね。危険は避けよう。

さてさて、これを冷暗所に置いておけば、あとは時間が調理してくれるだろうよ。たぶん。



初めてのニンニクバージョンである。結果や如何に……。

それにしても紫蘇を相手にしたはずが、手がかなりニンニク臭いよぉ……。(´・_・`)


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