お江戸にあっては蕎麦を頂くのが通例。有名店でも、そうでなくとも。
うどんはご縁なし。たぶん学生時代のトラウマ的体験だろうな。それに今春の讃岐詣で(グループ展@かまどホール)で堪能したし。
まずは、東京へ降り立ったその足で朝ご飯。恒例の一軒目。
鰹節のガツンとした出汁は、まさに江戸のファストフードを思う。ただし、従業員は外国人でしたが。
夜の吞みも蕎麦屋へ。
最後に蕎麦でキリッと締める。
吞んだ後のラーメンみたいに味覚が何処かへ拡散していく充実感も楽しいけれど、蕎麦はピシッと一点集中してスッキリと切り上げられる。心地良い。
その他にも機会があれば! いや、隙あらば! 蕎麦屋へ。
新宿で打ち合わせしつつ、ディープなところで吞む。
解散後、ふらりと路地の奥へ。相変わらずスマホ片手の外国人カップルが多い。探検地としては安全なエリアかもね。
記憶の中では「天玉そばを頂いた」と思っていたが、画像によると「天麩羅そば」だった。驚愕!
これだから酔っ払いは……、天玉は去年の記憶だ。( ← 合ってるのか?)
移動中にも。
ちょっと気取ってるけど、気の利いたツマミもあるお店。去年も来たな。
(少し昼酒しちゃうか? おっ、鱧? つか、これは関西で頂きたいよなぁ……)とか思っているうちに、着席していました。
若干、店員さんのマニュアル対応を感じるのは、多分、小生の標準語に対する不慣れだと思う。
締めに『挽きぐるみの蕎麦』を。(写真は去年の)
「ふふ、精一杯のワイルドさを示してみな!」の気分。はい、香り良く頂きました。ワサビも良い。
ほぼ毎日、前を通っていた歌舞伎座の裏手で見つけた蕎麦屋さん。ごく狭い間口ながら、店名はズバリである。
オケの地方公演での経験から「こういう立地でこの佇まい。これは良いぞ」とヒラメキが。
店内はカウンター10席ほど。
食券を購入するタイミングで、天麩羅鍋にかき揚げ投入。カウンターで待っている人の数から判断して、揚げ立てが来る事に賭ける。
厨房の二人はオーダー以外に声を発しない。阿吽の呼吸で茹で上げ、盛り付け、蕎麦猪口を出すコンビネーション・プレー。
かき揚げは、手でワシワシ割って盛り付けるのが流儀らしい。
麺は口元で跳ね上がる程ピンピン。蕎麦つゆの醤油の香りも良い。しばし後に、蕎麦湯が静かに置かれる。良いタイミング。
ワサビが、かなり残念。
まぁ、色々ありましたね。
去年まで「良いな」と思ってたお店が、全般的にダメになってたところもありました。(ここに書かないけど、去年の記事で判っちゃうな)
上京中にアチコチで伺った蕎麦屋の評価が、金額の多寡ではなく千差万別だったのが面白かった。
東京という人口と店舗数の多さがなせるところであるか。
好みの合うお店を見つけて通うのが楽しいのだろうけれど、年数回の上京では開拓するだけで精一杯。
まぁ、それゆえの楽しみ方もあるはずだ。
「さて、どこへ行こうかしら、熱湯は広大だわ」
次回はどうしよっかなぁ~~。
またの楽しみにします。 ( ̄ε ̄)~♪