パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ニーベルングの指輪」と「戦国時代マニア」

2017年09月10日 19時50分12秒 | 徒然なるままに

予習よりは復習のほうが性にあっている音楽の聴き方
ストーリーが複雑でいくら字幕があると言っても
文字を追ってばかりでは集中して聴けないので
やっと「神々の黄昏」のレコードを引っ張り出した
(10月の新国立劇場予習用にフルトヴェングラー指揮のものを選んだ) 

第一幕の最初の和音、なんとなく好き
3人のノルンは前に見た「マクベス」の冒頭のシーンを思い出させる
で、しょぼい目でストーリーを追いながら聞いてみると
「ニーベルングの指輪」ってのは本当にけったいな物語だ 

演奏とか音楽とか関係ないことに勝手に連想が働いた
この「ニーベルングの指輪」を好きな人は
日本史の戦国時代が好きな人なのではないか、、と 
何の根拠もないが、ふとそんな気がした
なにしろ権力とか支配とか、謀略とか、、そんな話のオンパレードだ

自分は指輪よりは「トリスタンとイゾルデ」とか「パルジファル」「タンホイザー」の方が
ストーリー的にも好きで、自分はそもそも争いごとは好きではないようだ
日本史でも織田さんも豊臣さんも徳川さんも好きじゃない  伊達さんも真田さんも興味はない
(少しありそうなのは変わり者の上杉謙信くらい)
歴史上どうも心に引っかかるのは大津皇子、井伊直弼に関連する村山たか女、土方歳三
みんな運の悪い連中だ

政治音痴だったフルトヴェングラーにどこか惹かれるのも
多分自分のこうした傾向のせいだろう
だが「神々の黄昏」の最後までを見たら、「やっぱり指輪は良い!」って感動するかな 
10月の新国立劇場、楽しみ、、 

コメント
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