菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

祝・光ケーブル

2011年06月30日 | Weblog
 
ついにというか、ようやくというか、我が家にも光ケーブルが入りました。
こちらに越してきた頃は「64K」と呼ばれていた当時としては最新技術のインターネット回線でしたが、画像を扱うものとしては最悪状態。
大きなデータでは、転送に一晩かかるというのはあたりまえでした。
PC関連がインターネットでのやり取りになり、随分便利にはなりましたが、OSのアップデートでも、一台ごと就寝前にダウンロードして、寝ている間に行うという作業が長い間続きました。
まさしく「情報過疎地帯」。
それが待ちに待ったISDNになって、そして今度は夢の光になりました。

使い勝手の感想としては、ネットの閲覧などは見た感じは以前とあまり変わりないのですが、アップロードが驚くほど速くなっています。
DTPデータを印刷所に送るという作業があるのですが、便利になったとはいえこれが結構くせ者。
カレンダーのデータなどはフォルダごと圧縮したとしても、1,000MBほどになってしまいます。
その場合の送信時間はおよそ2~3時間。
これがどうでしょう、光ならたったの3~4分で送れちゃいます。
面白くなってテスト送信を何度も行ってみましたが、小さいデータはもちろんあっという間。
これなら作業もはかどりそうです。
ちょっと前までは何枚かのMO(懐かしいメディアになってしまいましたが・・)に分散コピーして営業担当に取りに来てもらうか、宅急便で送るかしていたのですが、これがワンクリックで届いてしまいます。
やはり時代は変わってしまったのですね。

感謝

2011年06月30日 | Weblog
 
このシャクヤク畑は、2008年に撮らせていただいたもの。
美瑛の丘陵地帯に咲く花は、和洋何れの花もよく似合います。
この美しいシャクヤク畑は、考えてみると、毎日毎日草取りに勤しむTさんのおかげがあったからなんですね。
実にありがたい事です。
今回撮れなかったことで、改めて、感謝しなければならないことを、つくづく感じる事が出来ました。

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Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F11 AE

シャクヤク咲く頃

2011年06月29日 | Weblog
 
我が家に何株かあるシャクヤクが花を付けました。
この花が咲くといよいよ夏本番というイメージがあるのですが、どうも美瑛は今ひとつさえない。
連日、強い西風が吹いて、気温は25度前後まで上がっているのですが陽も射さないし少し肌寒い感じがしています。

このシャクヤク畑はいつも撮影をお願いするTさん宅のものですが、以前はこの近郊でも薬用としてかなり栽培されていたそうです。
今はほとんど見られず、美瑛では2箇所ほど。
しかし、今年は嫌な予想が的中しました。
それは雑草です。
これまで晴れ間という晴れ間が無く、長雨が続きました。
もしかしたら土がぬかるんで雑草取りが出来なかったのでは。
案の定、草ボウボウでした。
もともとTさんはかなりのご高齢。
例年、炎天下の元、草取りに専念されていたのですが、今年は逆にこの天気、やはり無理だったのか。
EOS Movieでも撮りたかったのですが、非常に残念です。
来年に期待します。

雑草の少ないところを選んで撮影
Canon EOS5D MarkII EF17-40mm F11 AE

ユメチカラ

2011年06月28日 | Weblog
 
これは昨年の写真ですが、昨日ご案内したユメチカラ。
「赤麦」ことタクネ小麦を栽培している高谷農園で、試験的に作付けした新種とのことです。
小麦は大きく分けて、秋に蒔く品種と春に蒔く品種の2種類。
このユメチカラは秋に蒔いて越冬させて、翌年の夏に収穫する秋まきのタイプ。
通常、秋蒔きには穂に髭が無いのですが、珍しく春蒔きのように髭が生えています。
更に、色も黄色みが強く、極めて美しい装いです。

昨年はこの収穫の時期寒波が入り込み、写真のような暗雲が2~3日たれこめた日がありました。
斜光になってくると、陰影が更に濃くなり一層コントラストが高くなってきます。
夕方の光は空気が澄んでいるとあっさり系ですが、このような雲の隙間から差し込む光は決まってこってり系。
これが、長年撮っていると体で覚えてくる。
よくフィルターで強調しているとか言われることがあるのですが、これは自然がもたらすまぎれもない天然色なのです。

Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F11 AE

赤麦の丘

2011年06月27日 | Weblog
 
昨日は珍しく朝から快晴でした。
久しぶりに丘を回ってみると、彩りはすっかり初夏。
日照時間が少ないにもかかわらず、作物はしたたかに育っていました。
秋まきの小麦はすでに穂が伸びて、黄緑色になっています。
ジャガイモの葉もようやく生い茂ってきたようで、遅れてはいますが7月上旬から中旬にはこちらも花を付けそうです。

赤麦の生育は順調です。
この写真は昨日撮影したもの。
手前が赤麦で、その奥は昨年と同じユメチカラです。
赤麦の駐車場にはすでに車が何台か停まっていました。
今後、ご案内用の看板や赤麦ハウスの整備を行う予定です。
赤麦一坪会員入会のお問い合わせもいただいているのですが、現在新しいパンフレットや申し込み用紙などを制作中です。
募集は赤麦のHPやブログでもご案内させていただきますので、今しばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

Canon EOS5D MarkII EF24-105mm F11 AE

小笠原諸島 第二段

2011年06月26日 | Weblog
 
小笠原諸島 第二段ですが、小笠原に行くには今でも船しかなさそうです。
東京港竹芝桟橋から父島二見港まで定期船「おがさわら丸」が就航(概ね6日に1便運航している定期船のみ)しており、飛行場はありませんので船が唯一の交通手段になるということです。
小笠原に渡った時期は、ザトウクジラのホエールウォッチングが行われているシーズンでもありそのツアーに招待されました。
「わざわざ鯨を見に行かなくても」と初めはあまり乗り気では無かったのですが、現場では体長10m以上のザトウクジラが、重さ40tもの巨体を懸命にジャンプする様子を間近で見ることができ感動した記憶があります。
今の時代ならデジカメによる動画撮影が簡単にできそうですが、持ち込んだのは中判カメラ。
残念ながら手元にはお見せできるようなカットはありませんでした。

その当時、主宰は忘れましたが、愛ランド(アイランド)フォトコンテストというのがあって、小笠原で撮った写真を応募した事を思い出しました。
第一席が「小笠原旅行ご招待」だったと思いますが、もう一度今度はプライベートでゆっくりとと狙ったのですが、残念ながらおよばず第二席。
こちらは「伊豆七島ご招待」で、その夏は再び島巡り、三宅島に遊びに行った記憶があります。

北海道からとなるとちょっと遠すぎ。(ちょっとどころではない・・)
再び訪れることは、おそらく無いだろうな~。
何れにしても、今では良い思い出です。

背景の船は当時の豪華客船「飛鳥」
解説するまでもなく、我々が渡ったのはこの船ではありません。
Mamiya 645S,SEKOR 55mm-110mm,AE. f/22 RVP