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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

<セダン蒐集癖>Vol.15 仏壇と呼ばれた車

2006-07-21 | セダン蒐集癖。
消えていったビッグ・ネームというのはいくつかありますが、日産のローレルもそのひとつ。

モータリゼーションの発達のなかで、ブルーバードとセドリックの間を埋め、
しかも初めて「バンボディを用意しない」、「ハイオーナーカー(死語)」
として登場したのがローレル。この独特のポジショニングは最後までそのままで、
まさしく同じ存在を与えられたマークII兄弟との真っ向勝負でした。




で。仏壇、がなんでローレルと関係あるの?






ということなのですが、実は俗称、「仏壇」って言われているのがあったのです。


それが、この5代目ローレル(C32)。



「アウトバーンの旋風(かぜ)」と謳われた流麗な先代とはうってかわって、
カクカクのデザイン、コテコテの内装になったC32。
その内外装から、いつしか愛嬌を込めて与えられたあだ名が「仏壇」
(ひょっとしたら自分のまわりだけかも)。
2Lガソリンの6気筒エンジンには、L6(のちに名機に発展していくあのRB)
とV6(VGのターボ)の両方を用意してました。すごいなあ。

この写真のはピラーレスハードトップ
(ハードトップの掲載が多いなあ...セダン蒐集癖ってタイトルやめようかなw)ですが
セダンもちゃんと用意されてました。


そこそこ売れましたがマークII兄弟には及ばず。
しかしまあ...あの頃の日産らしい一台ではありましたね^^;
ちなみに悪評高い?R31スカイラインとは兄弟車です。




>>このC32、世界初の電動格納式ドアミラー装備車なのです。すげー。

>>CMは渡辺貞夫、キャッチコピーは「ビバリーヒルズの共感ローレル」。
なぜ、ビバリーヒルズ...*^_^*


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教習車 (京都の大石)
2006-07-21 14:22:48
教習車がこのクルマでした。



カクカクボディで見切りがよく、密かに買おうかなと当時思ってました。
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そうなんですよねー (ie)
2006-07-21 14:45:43
京都の大石さま>

>見切り

四角いのですごく乗りやすいんですよね。

この仏壇っていうニックネームも、そんなスタイルにこめた愛嬌です^^
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Unknown (ひでちん)
2006-07-21 15:07:27
この失敗があったから、スタイリッシュなC33が誕生した訳でしょ?

で、狭いって言われてカクカクでデカイC34(俺は意外と好き)で、またスタイリッシュなC35。

さすがスカイラインと兄弟だけあってモデルチェンジも同パターン。
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うちのほうでは (ごる(ry)
2006-07-21 21:18:44
棺おけとか言われたい放題でしたよ。

歴代ローレル。



走り屋さんたちに人気だったみたいですね。

ちょっと前まで。
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そういえば! (月面車町内2号)
2006-07-21 22:19:30
CMはナベサダでしたか!

コンサートのパンフに写真が載っていたような気が...。

今手元にあるコンサートのパンフ見たらジュリーがブルーバードの広告に載ってましたよ!



でもナベサダはローレルより「ヤマハ タウニィ」の方が似合ってる!
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僕の原点です (そらまめ)
2006-07-21 22:52:28
免許とったとき、親が乗っていたのがC32でした。その前はマーク2。バブル全盛期、トヨタから日産に替えたのは、ローレルのパーソナル感がフィットしたからでしょうか。ダッシュボードにシートと同じクロス(一部車種はアルカンタラ)を貼った内装は素敵でした。上位車種は本木目で革張り。セダンは、セフィーロになったんですよね。

3年後にC33に乗り換えちゃったときは、がっかりしました。同じRBエンジンでも、増えた車重で乗り味は今ひとつ。内装もコストダウンしたこと見え見えで、結局親父は8年乗りましたが、Aピラー内装が断裂してましたから。

と、本題のC31、バイト先の店長がディーゼルに乗ってまして、ふかしたら真っ黒な煙幕はってました・・・

超フワフワ、収まらない縦揺れ、これを高級だと思うおじさんたちに車を作って欲しくないと思ったものです。
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仏壇.. (nek)
2006-07-21 23:12:31
とは初耳です(笑) 確かにカクカクですね~。



いまや多くの日本車で当たり前になり、海外にも飛び火

している「電動格納式ドアミラー」ここから

始まったのですね~!

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そうそう... (ie)
2006-07-21 23:39:26
ひでちんさま>

>C34

これいいクルマなんだよねー。でも売れなかったんだよね。ってそういってモデルチェンジを繰り返す日産って...(哀



ごる(ry) さま>

>棺おけとか

うひー、四角いですものねえ(涙

>走り屋さんたちに人気

いまはC35にシフトしてるようですよ~。



月面車町内2号さま>

>コンサートのパンフに写真が

おおー。なるほど、コンサートのパンフが残っていれば見れますね!

>ジュリーがブルーバードの広告に載ってました

み、見たいです!

>「ヤマハ タウニィ」

同感です^^;



そらまめさま>

>ローレルのパーソナル感がフィット

たしかにローレルは絶妙ないいポジションのクルマでしたね。いまのティアナの前任車ですものね。

>がっかりしました

なるほど...僕はC33結構好きなのですが、質が落ちてしまっているのですね。そう思うとクルマは、見た目は良くなっても目に見えないところでコストダウンが進んでいるのですね...。



nekさま>

>確かにカクカク

すごいカクカク・デザイン!それが新鮮に映るのですから、時代の巡りは面白いですね。でももうこんな四角いクルマはもう出ないでしょうね...。
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精神 (まつをか)
2006-07-22 00:10:06
このころが一番”ローレルとローレルスピリットが似てる”時代ですかね??w

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輸送機みたいな型式が (asn?)
2006-07-22 00:31:25
沢山出てきて訳判りませんが(汗)。

結構好きな後ろ姿のローレルがあったなーと思ってNISSAN MUSEUM で調べたらC34だということが判明しました。

なんでも『最もこだわったのはインテリアでした。(中略)使いやすいスイッチや疲労感の少ないシートなど、細部まで快適性を追求しました。』だそうで。

この車触れた事は無いのですけど、実際のところどうなんでしょう。
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