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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

<セダン蒐集癖> Vol.54  U11型 元祖マキシマ 無理矢理セダンの魅力

2007-01-04 | セダン蒐集癖。
すでに日本では消えた名前、日産マキシマ。
アメリカではいまだに専用ボディを持って好評なセールスを記録する、日産の良識的なミドルサルーンです。
余談ですが、豪州向けは日本のティアナがマキシマとして販売されています。


さてマキシマ。もとはといえばスタンザの上級グレードだった(懐かしい...)のですが
その後アメリカで売れまくった910ブルーバードの派生仕様として
L24型直6を押し込んだ「810 MAXIMA」がデビュー。
その後、最初のFFブルーバード・U11型に
なんとVG型V6 2Lを押し込んだ2代目マキシマが1984年に登場。

ということで、今日の1台はこのU11型マキシマです。


長い鼻 5マイルバンパー まさにマキシマ!


ノーズを強引に延ばし、小さなブルーバードのセダンにV6搭載という
アンバランスさが、今思うと無理矢理な感じがしていいんですよね。
ところが残念ながらノーズヘヴィーでバランスに欠く、
高級感も少々足りずなどなど、
その当時の評価はあまり高くありませんでした...。




>>このセンだとカムリにV6押し込んだプロミネントなんてのもありましたが、
さすがトヨタ、高級車に見立てていましたしバランスも崩れていませんでしたね。

>>といいつつ、このマキシマ好きです。
こういう無理矢理感のある車、いまもう無いですものね。
しかもターボですよターボ!これで5MTとか普通にラインナップされていたわけで、
なんだか良い時代ですよね。魅力的です。

★2006.12 世田谷区にて撮影
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12 コメント

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懐かしい (DeepSky)
2007-01-04 22:23:57
以前代車で借りたことがあるのですが、ちょっと無理すると全然曲がらないし、ワインディングでは軽快感が無くて大変な車でした。
でも、こう言うムチャな車って今は見かけませんね。
ヤワなシャーシにターボエンジンを積んだサニーターボ・ルプリとか・・・。
E15ETエンジン・・・良いエンジンでした。今、思えば良い時代でしたね~。
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ムリヤリ感。 (Gu)
2007-01-04 22:45:56
ムリヤリ高級仕立て感が、レクサスの初代ES(カムリ)の様でいいですねぇ 笑。偉そうな?グリルとボンネットの先っぽにエンブレムを立たせるのが当時の高級車像だったようで。今もそうなのかな。
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帰省して (苦労冠者)
2007-01-04 23:54:45
親父の車をみたら、U12ブル、2.0SSSアテッサでした。(エンジンはSR10)
今年5月が車検で、とりあえず通すらしい。というか、もはや車を替えるつもりもない様子。
初年度登録が平成2年、中古で買って10年位乗っているが、やっぱりくたびれていました。
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いまだに (いぬの)
2007-01-05 11:25:39
視線を奪われる車のひとつです

まだまだ現役のマキシマ たまに見ますが

プロミネント共々 北米っぽさが憧れです

このライトは90年代初め
第二次トラッキンブームのころダットラ720に
よく流用されていましたね

いまのってるパークアベニューがいよいよ限界
(15万マイルは乗りたいですが)となったら

北米仕様の逆輸入セダン
但しラグジー&スポコンの方は見向きもしない車種に
乗りたいと画策しています

LHDのブルーバードはどれも憧れ
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懐かしいな~ (goodjob-2005)
2007-01-05 12:43:16
私の通っていた代々木ゼミナール津田沼校で、
連絡用のクルマとして使われていたのがこの
マキシマでした。もう10年以上前の話ですけ
ど、いまだに使われていたらちょっとすごい
な、ていうか使われていて欲しいなと思って
しまいました。
浪人時代のセツナイ思い出を喚起してくれる
クルマのひとつです。
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懐かし過ぎますね。 (やっさん)
2007-01-05 21:49:12
 初代マキシマこういった形でしたね。二代目の方が色濃く覚えています。理由は後部座席に大人3人が余裕で座れるそんな車だったからです。もう一方は、初代セフィーロ(僕の家のファミリーカーとして使用していましたから特に)とマキシマが統合して二代目セフィーロが生き残った事例があるからです。これも、無理矢理という感が残って仕方がありません。
 ティアナで強引に頑張って欲しいなと言う思いはあります。初代セフィーロオーナーとしては・・・。(何せ406の前はこれに13年も親父は乗っていましたから)
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四角いですよねえ... (ie)
2007-01-05 22:16:06
DeepSkyさま>
>ちょっと無理すると全然曲がらないし
でしたね...でもなぜでしょう、今見るとそういうあからさまなバランス感覚の欠如が楽しくもあります。
>今、思えば良い時代でした
出来不出来はさておき、楽しかったのは確かですね!

Guさま>
>偉そうな?グリルとボンネットの先っぽ
とりあえずメッキ、グリル、赤いモケットのシートで高級車の完成...(笑)な時代でしたよね...

苦労冠者さま>
>もはや車を替えるつもりもない様子
この世代の車に乗っておられる方には、その傾向強いように思います。いま、欲しい車がなかなか無いのでしょうね...わかります。

いぬのさま>
>北米っぽさが憧れです
そうなんですよね...これこそアメリカン。
適当に転がしたいです(^^
>ラグジー&スポコンの方は見向きもしない車種
まさしく僕の嗜好性と見事に合致しております...w

goodjob-2005さま>
>ていうか使われていて欲しいなと
ですよね...そういうことがあると嬉しいです。
でも...さすがにもう無いでしょうね...

やっさんさま>
>二代目の方が色濃く覚えています
これはほんとうに良い車でした。
日本ではじめてのドンガラ実用セダンでしたものね。
後期型はちょっと日本的な化粧をしちゃいましたが、この車の魅力は色あせないです。
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マキシマキター! (とく@日産派)
2007-01-06 00:54:15
ついにキタね!
コレ、旧くは直6搭載のブルーバードUがルーツ、だよね。なぜか(同じメーカーなのに)スカイラインGTの対抗車でした。全然格が違ったけど(笑

ところでこないだ、北米専用車の現行マキシマ(!)を観たよ。あれもいいねえ~ティアナの100倍格好よかった・・・あの独特のバタ臭い感じ、日本でも(一部の層には)受け入れられると思うんだけどなあ。
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キマシターw (ie)
2007-01-07 12:15:06
とく@日産派さま>
昨日はどうもでした(^^
>直6搭載のブルーバードUがルーツ
そうそう...今思えばブルに6気筒って、いまはやりのプレミアム化のはしり?(違
>現行マキシマ(!)
いやはやほんと、北米日産の車って冴えてる。かっこいいと思う。売れると思うのは...ぼくらだけ?(涙
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まだ乗っています。 (一樹)
2007-06-10 16:35:08
PU11前期ルグランタ-ボにまだ乗っています。普通に走る分には最近の中途半端な車より全然良いですね。
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