ケイヌビエ?
農道横の休耕地に繁茂していた、一見ムギみたいな雑草。
ムギではなくヒエの仲間です。
Google Lensで検索するとイヌビエといってきます。
有料アプリの PictureThis で検索してもやはり イヌビエと言ってきます。
イヌビエとは
「道ばたや田畑のあぜ道でよく見かける草である。花は緑色で小穂が一方にかたよってかたまってつき、やや下向きになっている。」(神戸の自然シリーズ9 神戸の野草「ケイヌビエ イヌビエ」.pdf)
小穂からツンツンでている針のような芒(のぎ)が目立ちます。
でも先ほど引用したpdf には「おしべは3本、めしべは1本からなり、小穂には、緑色または紫色の小さな芒(のぎ)がある。」(同上)とあり、芒が非常に長いとは書いていません。
他の文献を見ても「小穂は密につき卵形、長さ3〜4mm、通常紫褐色を帯び、短い芒と剛毛がある。芒は長さ1〜5mm。」(日本イネ科植物図譜)(松江の花図鑑「イヌビエ」より)
とあり、イヌビエの芒に関しては「短い」ようです。
さきほどのpdf のつづきに
「よく似たものにケイヌビエがある。イヌビエより大形で紫褐色または濃い緑色の長い芒(のぎ)があり、花穂が黒い毛でおおわれたように見えるので区別できる。小穂にも違いがある。」(同上)
また、他のサイトにも
「河川敷でもっとも多く見かけるは、写真にある小穂に長い角のような、芒(のぎ)の在るタイプで「ケイヌビエ」と呼ばれるタイプ」
という記述があります。
ケイヌビエのほうが近い気がします。
ケイヌビエの小穂(三河の植物観察「ケイヌビエ」より借用)
「イヌビエより全体に大きいことが多く、小穂の長さの4~5倍の長い芒が第1小花の護頴につき、暗紫褐色を帯びることが多い。」
イヌビエ
「ケ」のつかない「イヌビエ」はずっと前に投稿していました。(投稿日:2021-9-15)
以下、4枚 雨の日撮ったコンデジ画像です。
見ての通り、ツンツンした芒(のぎ)が無くて、まるで違いますねぇ
こちらなら だれもムギに似てるとは思わないでしょう "(-""-)"
後日デジイチでマクロ写真を撮ってきましたので、ご覧ください。
この穂はすでに収穫期のようで、手に取ると ボロボロ取れてきました。(自転車のサドルの上に置いたもの)
エゾムギ属(エリムス グラウカス)
これは 野草ではなく安城デンパークのグラスウォークに育っているイネ科です。
遠くから見てると雑草のイネ科そのものなのですが、、、
マクロレンズで覗いてみるとおしべ雌しべが色鮮やかです!(^^)!
名前ですが…
名板があり、そこには
「エリムス グラウカス
Elymus glaucus
イネ科
アメリカ原産」
と書いてあります。
「エリムス グラウカス」でググっても私の以前書いた記事しか出て来ませんので、
属名の Elymus を検索すると、日本語では「イヌムギ属」と呼んでいるものらしいことが分かります。
小穂(しょうすい)から伸びている紫色をしたブラシ状の器官がめしべの柱頭です。
細い花糸にぶら下がっているオレンジ色のシリンダー状の器官がおしべの葯です。
(クシゲ)メヒシバ
「漢字では「雌日芝」と書き、日当たりの良いところに生えるため、日芝とついたのではないかと言われています。また雌と書いているように、雄日芝(オヒシバ)も存在します。こちらはメヒシバに比べて葉や穂が大きい見た目からオヒシバとつけられたようです。」(畑の雑草図鑑〜メヒシバ編〜)
拡大してみると 小穂から横に長い毛が出ているのが分かります。
「小穂の縁に長毛が櫛形に生えるものをクシゲメヒシバと変種扱いする説もあるが、分類しないのが一般的である。」(三河の植物観察「メヒシバ」)
以下、笑い話ですが…
あるとき、マルバツユクサを撮ってきて葉に付いている虫が気になりました。
これは なんだろ? アブラムシか? ウンカの一種かな?
Google Lens などを使って検索してみたのですが、なかなかぴったりなのが出て来ません。
そのまま投稿したら、フォローさせてもらっている林の子さんから
「「クシゲメヒシバ」でたぶんマルバツユクサの傍で茂っていたものの果実が零れたのでしょうね」
と教えてもらい、ずっこけました (^_-)-☆
タマガヤツリ
科はちがいますが、イネ科とカヤツリグサ科には共通点があります。
「イネ科とカヤツリグサ科は風媒花として進化し、そのため互いに似た点が多い。それは花が地味なこと、小穂を形成することなどである。」(Wikipedia「カヤツリグサ科」)
前身が虫媒花で、その後進化して風媒花になったなんてちょっと変わってますね
違いのほうは・・・
茎の断面は円形で中空。カヤツリグサ科の断面は三角形。
名前は花穂が球状で丸い形になることから。
.
農道横の休耕地に繁茂していた、一見ムギみたいな雑草。
ムギではなくヒエの仲間です。
Google Lensで検索するとイヌビエといってきます。
有料アプリの PictureThis で検索してもやはり イヌビエと言ってきます。
イヌビエとは
「道ばたや田畑のあぜ道でよく見かける草である。花は緑色で小穂が一方にかたよってかたまってつき、やや下向きになっている。」(神戸の自然シリーズ9 神戸の野草「ケイヌビエ イヌビエ」.pdf)
小穂からツンツンでている針のような芒(のぎ)が目立ちます。
でも先ほど引用したpdf には「おしべは3本、めしべは1本からなり、小穂には、緑色または紫色の小さな芒(のぎ)がある。」(同上)とあり、芒が非常に長いとは書いていません。
他の文献を見ても「小穂は密につき卵形、長さ3〜4mm、通常紫褐色を帯び、短い芒と剛毛がある。芒は長さ1〜5mm。」(日本イネ科植物図譜)(松江の花図鑑「イヌビエ」より)
とあり、イヌビエの芒に関しては「短い」ようです。
さきほどのpdf のつづきに
「よく似たものにケイヌビエがある。イヌビエより大形で紫褐色または濃い緑色の長い芒(のぎ)があり、花穂が黒い毛でおおわれたように見えるので区別できる。小穂にも違いがある。」(同上)
また、他のサイトにも
「河川敷でもっとも多く見かけるは、写真にある小穂に長い角のような、芒(のぎ)の在るタイプで「ケイヌビエ」と呼ばれるタイプ」
という記述があります。
ケイヌビエのほうが近い気がします。
ケイヌビエの小穂(三河の植物観察「ケイヌビエ」より借用)
「イヌビエより全体に大きいことが多く、小穂の長さの4~5倍の長い芒が第1小花の護頴につき、暗紫褐色を帯びることが多い。」
イヌビエ
「ケ」のつかない「イヌビエ」はずっと前に投稿していました。(投稿日:2021-9-15)
以下、4枚 雨の日撮ったコンデジ画像です。
見ての通り、ツンツンした芒(のぎ)が無くて、まるで違いますねぇ
こちらなら だれもムギに似てるとは思わないでしょう "(-""-)"
後日デジイチでマクロ写真を撮ってきましたので、ご覧ください。
この穂はすでに収穫期のようで、手に取ると ボロボロ取れてきました。(自転車のサドルの上に置いたもの)
エゾムギ属(エリムス グラウカス)
これは 野草ではなく安城デンパークのグラスウォークに育っているイネ科です。
遠くから見てると雑草のイネ科そのものなのですが、、、
マクロレンズで覗いてみるとおしべ雌しべが色鮮やかです!(^^)!
名前ですが…
名板があり、そこには
「エリムス グラウカス
Elymus glaucus
イネ科
アメリカ原産」
と書いてあります。
「エリムス グラウカス」でググっても私の以前書いた記事しか出て来ませんので、
属名の Elymus を検索すると、日本語では「イヌムギ属」と呼んでいるものらしいことが分かります。
小穂(しょうすい)から伸びている紫色をしたブラシ状の器官がめしべの柱頭です。
細い花糸にぶら下がっているオレンジ色のシリンダー状の器官がおしべの葯です。
(クシゲ)メヒシバ
「漢字では「雌日芝」と書き、日当たりの良いところに生えるため、日芝とついたのではないかと言われています。また雌と書いているように、雄日芝(オヒシバ)も存在します。こちらはメヒシバに比べて葉や穂が大きい見た目からオヒシバとつけられたようです。」(畑の雑草図鑑〜メヒシバ編〜)
拡大してみると 小穂から横に長い毛が出ているのが分かります。
「小穂の縁に長毛が櫛形に生えるものをクシゲメヒシバと変種扱いする説もあるが、分類しないのが一般的である。」(三河の植物観察「メヒシバ」)
以下、笑い話ですが…
あるとき、マルバツユクサを撮ってきて葉に付いている虫が気になりました。
これは なんだろ? アブラムシか? ウンカの一種かな?
Google Lens などを使って検索してみたのですが、なかなかぴったりなのが出て来ません。
そのまま投稿したら、フォローさせてもらっている林の子さんから
「「クシゲメヒシバ」でたぶんマルバツユクサの傍で茂っていたものの果実が零れたのでしょうね」
と教えてもらい、ずっこけました (^_-)-☆
タマガヤツリ
科はちがいますが、イネ科とカヤツリグサ科には共通点があります。
「イネ科とカヤツリグサ科は風媒花として進化し、そのため互いに似た点が多い。それは花が地味なこと、小穂を形成することなどである。」(Wikipedia「カヤツリグサ科」)
前身が虫媒花で、その後進化して風媒花になったなんてちょっと変わってますね
違いのほうは・・・
茎の断面は円形で中空。カヤツリグサ科の断面は三角形。
名前は花穂が球状で丸い形になることから。
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます