今朝のニュースで東名高速逆走事故が報じられていた。またかと嫌な感じがした。高速の逆走事故は衝撃が大きく死亡事故が多い。まともに走っていてぶつかられて方はたまったもんじゃない、命まで取られては間違えたでは済まない。
こういう事故報道を見ると、どこまで信頼できるかなと思うAI(機械)任せの運転の方が、安全に思えてくる。我々がAIによる自動運転や自動診察に対して抱く不安は、発達途上で実績不足からくるものと機械(AI)に対する違和感というか親和性の欠如に由来すると思われるが、それはやがて消失してゆくものだろうか。
2020年を目標とする一部タクシーのAIによる自動運転は実績を積めば信頼され普及するだろう。AIによる自動診察がいつ頃実用化されるか分からないけれども、これも実績を積めばかなり普及し信頼されるだろう、尤もこちらの方は医師の解説というか補助があった方が信頼度が増すと思われる。
どうした形でどの程度AIが人間社会に組み込まれるかは五年十年後の話なのに、私が知らないだけかもしれないが、十分な備えというか予測が建てられていないように思う。ちょっと興味があるのは人間とAIの起こす間違いや事故がどう違うかということだ。基本的に同じメカニズムによるものか異なったメカニズムによるものか、おそらくある程度研究されているだろう。明らかなことはAIの方が反省を生かす能力が高いことで、結末としてはメカニズムに違いはあってもやがてAIに軍配が上がる気がする。
まったくAIはしょうがない馬鹿な間違いをと芸能コメンテーターがこぞって叩いているうちにAIの事故率は減少し診断率は向上し、AIでなくっちゃと心ならずも?誉めそやすようになると予測する。あるいはその頃にはAIのQ君がコメンテーターの席に座っているかもしれない。