駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

間違いはあるものだが

2017年08月13日 | 診療

   

 昨夜、友人と四人で会食をした。四人で十品くらい頼んだと思うが、Kさんの天麩羅定食だけが中々出てこない。「遅いよ」と催促すると、注文端子を確認していた仲居が正直というか粗忽というか、「オーダーが抜けてました。直ぐ作りますから、申し訳ありません」と厨房へ飛んで行った。どういうものか、こういう時は食べるのが遅い人の注文が遅れる、別に急いでいるわけではないので、さほど困りはしないが、Kさんはみんなが食べているのにアボガドサラダだけでは腹が減っただろう。勘定の時には女将が最敬礼で謝ってくれたが、それだけだ。レストランや料理屋での注文間違いは結構あり、頼んだのと違ったものが出てきたりする。これ違うよと言うと直ぐ作り直しますと言ってくるが、まあいいやと食べてしまうこともある。こうしたミスをするのは大抵アルバイトや新入りだ。聞き直しや確認をしないでオーダーを通してしまうのだ。忙しい慣れないのは分かるが困る。

 医者としては料理屋はいいなあ?と思う。診療ではオーダー抜けたり間違ったりしたら大変だ。三重のチェックをしているから、間違うことはゼロに近いが、完全にゼロにはできない。十年に一度くらい間違うことがある。抜けの方はもう少し頻度が多く年に一二度あるかもしれない。追加でフォロウさせて貰っている。

 間違いを防ぐこつは観察し考えること、複数の目で見ることだ。変だと思ったら、流さないで確認するように言っている。私にも看護師や受付薬局から、二三日に一度は確認が入る。キーボードの入力ミスが一番多く、三錠を朝夕食後服用などと辻褄が合わない場合が多い。

 未だ大丈夫と思うが、こうしたミスが増えれば引き際だと肝に銘じている。

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