あられの日記

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不思議なインドの結婚

2016年03月02日 14時55分21秒 | インド旅行記
デリーからジャイプールへロングドライブ。なんとか日没までにはジャイプールに到着出来ました。
市内の様子はもの珍しく車窓を眺めていたら、前方で「あ!結婚式!」と声が上がりました。
見たいっ!
今では廃れてしまいましたが、日本でも花嫁行列がありましたよね。
あれ??
行列の中にいるの、あれ男性じゃん!
もしかしてこれ、花婿行列なのか?
行列は賑やかです。
2016年4月5日にトップ画像のデジカメ画像を掲載しました。
この画像を解説すると、花婿が花嫁の家に向うパレードです。楽隊と親族の行列。花婿は画像奥の白い服を着てる人。白い馬に乗ってます。

そこへガイドさんの解説が「インドは今結婚シーズンです。
11月~3がちは結婚する月。
4月は結婚しない月。
5月は結婚する月。
6・7月は結婚しない月。新婚の場合、7月は奥さんが実家に一月里帰りする季節。
8月は結婚する月。
9月は結婚しない月。
10月は…(メモの判読不能)
」と。インドってか、ヒンドゥー教徒は結婚式のある月が決まってるのですよ。
なんだって~ェ??訳が分からないよ…。
興味深い話題ですが、何しろ写真撮りたいっ!・ガイドさんの話をメモしたいっ!・日没が近いから手元が暗いっ!の三重苦で座席でてんぱってしまいまして、自分の書いた文字が読めない…。話はブツ切りになると思いますが、インドの不思議な結婚について書きますね。

インド人の99%はお見合い結婚です。しかも、結婚式の当日に始めて結婚相手の顔を見た。なんてことも珍しくないそうです。
ちなみに、見合い相手は占いで決る。更に一度結婚すると離婚はほぼ出来ない。
女性の適齢期は18才から25才まで。30才を超えると結婚出来ない。 25才を超えると売れ残り。
男性の適齢期は21才から28才まで。
厳しい決まりだけど、インドではほぼ100%みんな結婚をする。
ここで質問「なぜインドの人はそんなに早く結婚するのか?」
ガイドさん曰く「インドの寿命は短い。男性の平均寿命は62才。女性の平均寿命は58才です」だって。私が思うに、平均寿命が短い国はほとんど子供が育たなくて全体の寿命を押し下げてると思うけどさ。
ちなみに全体の80%は30才までに結婚するらしい。
といってもどのように結婚相手を決めているのか気になりますよね?帰って来た答えは驚愕でした。
ガイドさんいわく「結婚は仲人が占いで決める。
ええ~~~っ???と思うのは普通の日本人。インド人は不思議じゃないんだそうな。
仲人は結婚する日時も決める。
は?時間ですか??
そう。花婿が花嫁の家に入る時間も決めてるので、あの花婿行列は夕方にやっている。
そこでさっきの賑やかなパレードに繋がるのかぁあ~~~~??
私「え~、確認させて下さい。今花ムコが花ヨメの家に入る時間と言いましたか?」
ガイド「そう。インドには花嫁の持参金制度がある。娘が3人産まれたら、家が傾くとも言われている。逆に男の子が産まれると嬉しくて大騒ぎする」
私「それって花嫁の持参金が一杯入ってくるから?」
ガイドさん「そう」
も。倒れそう~~。日本人には不思議過ぎる。やや、日本にだって結納と結納返しがあるけどさ。さすがに家が傾く程お金はかからないと思う。
ちなみに、田舎の結婚式は3日かかりだそうですよ。
結婚式で男は酒を飲むが、女は飲まないだとか。
離婚は出来ない。ど~しても離婚したい場合は、たっぷりお金をかけて更に5~6年手続きにかかとか。更には再婚はとても難しい。
あ。大前提ですが、結婚は、同じ宗教・同じカーストの人とする。恋愛結婚などない!と言ってました。ちなみにガイドさんは10才年下の女性と結婚したんだって。
まあこれらは全てヒンドゥー教徒のしきたりで、イスラム教徒はまた別だそうです。
ちなみに、インドの占いは、日本の占いと違いとても長~い歴史に裏打ちされた実績を積み上げてみるので、結婚相手の相性云々も占いでわかるんだってさ。
ガイドさんからインドの結婚についての話があった翌日、ジャイプールの旧市街にある世界遺産、ジャンダル・マンタル(天文台)を訪問。ジャンダル・マンタルは1728年に作られた巨大な天文観測機器が各種並んでる場所です。そこで各自の誕生日の星座の観測器を見学。その合間にガイドさんが「私も少しは手相占いが出来ます」と言うので女性の多くがモノは試しと自分の占いと聞きに並んでいました。
ちなみに、数少ない恋愛結婚をした有名人のお話も紹介された。
恋する二人は、インディラ・ガンジーさんの孫と孫娘の運転手だった男です。*運転手と結婚した女性の話は何度もガイドさんから聞いたのに、肝心の彼女の親が誰だったか?について確認をとり忘れました。最初はマハトマ・ガンジーさんかと思ったのですが、いくらなんでも年が合わないので、インディラさんの方だったか?と思いつつ書いてます。違うかもしれません。

少しインディラ・ガンディーさんについて書きますと。
インディラはカースト第一位のバラモン階級の裕福な家に産まれる。
インディラ・ガンジーさんはインド初代大統領ネルー首相の一人娘で、インドの女性政治家です。(マハトマ・ガンジーさんとは血縁関係はありません)。イギリスのオックスフォードで学ぶ。インド帰国後、ゾロアスター教徒の夫と結婚。死別。父、ネルー首相が死去後首相になる。
1984年6月、シーク教徒により暗殺。
インディラガンディーさんはカーストの低い階級に大人気でした。
日本からインドへ向う飛行機は、ニューデリーから南にあるインデラ・ガンジー空港に到着します。
記事のテーマから少し逸れてしまったのでこの話題はここまで。

インドの女性は結婚したら仕事を止めなければならない。
まあダンナさんが許せば仕事を続けられるのかも?ですが、映画やテレビに出る女優はほぼ結婚すると引退。メディアから姿を消します。そういえば、ホテルで働く女性や飛行場で見る女性は若かったな。街中でもあんまりオバさんや老婆を見なかったような…。
2016.4.7左のデジカメ画像を追加しました。画像解説しますと、画像に写る女性は全てインド空軍の兵士の奥さん達です。
既出ですが、仕事を止めて家庭に入ると、女性は運動不足になり大概太るそうです。
ガイドさんいわく「インドの女性はニュースに興味がない。新聞も見ない。テレビ番組は大好き。映画はもっと好き」と別の日に後追い情報を教えてくれました。

インドの結婚が全く理解出来ない時にアグラの宿泊ホテルのエレベーターでインド人家族と一緒になりました。
その家族の内訳は、サリーで着飾ったおはあさん(母親)。お父さん。若い嫁(サリーで着飾っている)・幼い子供(男の子・女の子)という組み合せ。
翌朝ガイドさんに質問してみた。
「この場合、おばあさんは誰の母親の可能性が高いか?」
他に考えられるのは若い嫁の母親か?というのもあったのですが、ガイドさんは自信たっぷりに答えてくれました。
ガイドさん「お父さんの母親です」
「この一家の家を用意したのは誰だと思うか?」
ガイドさんの答え「お父さんの親。お父さんとは実子の関係です」
なぜに断言出来るのか??
「最後の質問です。家族で一番権力を持っているのは誰か?」
ガイドさん「お父さんです」
カースト制度、訳が分からない。あれか?花ムコで嫁の家に入るのは、家を継げない次男・三男って事なのか??

最後に我らがガイドさんの場合。
ガイドさんはカースト2位のクシャトリア。
カシミール地方の人で、若い頃デリーに出て来て、働きながら独学で日本語を勉強し日本語ガイドになった。
妻は現在カシミールにいる。結婚した時に奥さんは17才だったとか。
奥さんと会えるのは年に1回。ガイドさんが里帰りする時だけ。でもガイドさんは「妻とは今一性格が合わないから、年に一度しか合わないのは喧嘩しなくていい」と嘘ぶいてました。
ちなみに子供は3人いるそうでうが、3人目は妹夫婦に養子に出したそうです。これもインドの不思議な結婚の実例ですわ。

新婚旅行について。
元々新婚旅行はなかった。最近する人もいるけどダンナさん次第。
新婚の花嫁は大概赤いサリーを着ている。アグラの南にあるファテープル・シークリーの観光中に新婚旅行中のカップルに出会いました。
2016.4.7左のデジカメ画像を追加しました。
赤いサリーを着てる人は多いのですが、新婚かどうかの見分け方があるそうで。ガイドさん曰く「花嫁は腕に何本も腕輪をしている。結婚して6か月経つと腕輪はガンジス川に沈められるので腕輪をしてる彼女は新婚さん」
バチバチ写真を撮りまくる日本人にガイドさんは「ダンナさん優しいです」と。どうだろ?花婿は「私の美人な嫁を見てくれ」って事かな?

ふう。この記事はここまで。メモにはあれこれまだ書いてあるけど、「判読&解読』しないと訳が分からんのじゃ!ギブアップです。たぶん私達がもっと知りたい話題だと思うのでもっと書きたいのですがね。無念~。
あと書くのに時間がかかりそうな大物テーマは「カースト制度」か…。私自身がカーストを理解出来てないので書きにくいんだよね。でも仕事とカーストについては今書いておかないと、あやふやな記憶が更に忘却の彼方へ消えてってしまうわ~。
今を生きるカースト制度(2016.3.22)の記事

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