あられの日記

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富士見櫓

2009年06月16日 07時39分58秒 | お城&御所
窓明館のビデオ鑑賞が終わるといよいよ皇居参観の始まり。
でも勝手に見て廻ることは出来ない。
参観者は4列縦隊に行列し、スピーカーを持って説明する案内人の後をついて歩くんである!
ちなみに所定経路は約2、2キロメートル。全て徒歩。
途中、坂がある。案内人は結構足が早いので、足回りに不安がある人は覚悟して歩いて下さい。
出発してまもなく、右手にかつての枢密院庁舎が見える。それを横目にかつての江戸城の石垣を間近で見物。
なんで、石垣ごときを見物するのか?
それは石垣に使用されている石にどこの藩が献上したのかわかる印が刻まれてるんです。
丸に十字の模様は島津藩。有名ね。
そんな石垣に沿って歩くと、見えて来ました!
「富士見櫓」です。
や~~、まだかつての江戸城を思わせる構造物が皇居内に残っていたのね。
驚きです。
勝手に入れない皇居ですが、実は隣接する皇居東御苑(月金休み)は開放されています。
そこにかつての天守閣跡があります。が、ここに構造物は残ってません。土台の石垣だけ残ってます。石垣に上っても見えるのは北の丸公園にある武道館を遠くに望める位。幕府の威光を感じられるものってないのよねえ。まあ、天守あたりは良質のパワースポットだそうなので、天守側の芝生で休憩なんかお勧めですが。歴史ロマンはなあ~。あ、東御苑内に松の廊下跡があった!赤穂藩の討ち入り事件の大元の現場ですね。
話がそれた。見学コースに戻そう。
この富士見櫓は明暦の大火で焼失(1657年)。2年後の万治2年(1659年)再建。
江戸城の遺構としては最も古いものに属する三重櫓で、石垣の高さは約14、5メートル。櫓の高さは約15、5メートル。
どこから見ても同じ形の八方正面の櫓となっている。将軍はここで両国の花火や富士山を見ていたそうです。
へえ~。
大正2年(1923年)の関東大震災で被害を受けた。修復され現在に至る。石垣は自然石の割石を多く用いている。積み方は初期の打ち込みはぎです。
確かに、石垣が立派!
見学コースから逸れることは出来ないので、道路から見上げるばかりですが…。でもここには打ち捨てられたテニスコートがありました。なんであんなオンボロなコートを残してるのだろう…。謎だ。案内人から説明はありません。

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