aquamarine lab

アートネタなど日々のあれこれ

ちのかたち

2018-09-30 23:57:05 | 美術
TOTOギャラリー・間で「藤村龍至展 ちのかたち」を見てきました(この展示は既に終了しています)。

不肖わたくし、藤村氏のことは知らなかったのですが、ちょくちょく拝見しているブログで紹介されていたり、新聞でも取り上げられていたりするのを見て興味を持ち・・・で、行ってまいりました。

建築を人より遅く学び始めた藤村氏は、「設計を少し自覚的に学ぶ必要があった」のだそうです。「コンテクストが読めない現代の状況でより確かな解に近づくための方法」が「3人寄れば文殊の知恵」=より多くの知恵を集めること、なのだとか。平凡な意見の集合がひとりの天才を超えるかも?って、なんだかわくわくしますが・・・。それにしても、ちのかたちの「ち」とは知なのか、地なのか。

「Archives_2011-18」は福島原発エリアの7年間の記録写真を2分7秒に凝縮した映像。この7年間が2分・・・非常に奇妙な感覚にとらわれます。3階にはBuilding K、家の家、Apartment、つるが島中央交流センター、すばる保育園などの模型が展示されていました。かと思うと画像検索によって得られた画像をもとに椅子を設計するという“G chair”も。思わず触ってみたくなるようなそのフォルム。4階には実際の建物の映像が上映されていました。これが面白かったです。特に「すばる保育園」が好きだったかな・・・こんな保育園にわが子を通わせてみたいものです。「OM TERRACE」もユニーク。東京郊外の駅前にあるトイレとレンタサイクルのポート、屋上広場からなる小さな公共施設ですが、このコンパクト感がたまらない。作品はどれもシンプルな造形なんだけれど、ここから何かが始まりそうな、そんな期待感を抱かせてくれます。建築は社会で人と人との関係性を生み、そして育てる場所なのかも、ということを思わされます。

会場には「雨のみちデザイン」の増刊号も置いてあったのでもらってきました。藤村氏のインタビューが掲載されていたのですが、これもまた興味深かったです。「計画と設計」「理論の議論」・・・ソーシャルアーキテクトを社会に根付かせる活動をしていきたいということです。

ところで、不肖わたくし、ギャラリーデビュー(?)が、このギャラリー間での安藤忠雄展でした。あれからもう何年も何年も経ってしまいましたが、今になって、ここで藤村氏の作品を眺めていると何だか不思議な因縁めいたものを感じてしまいます。これからも、ギャラリー間さんには、日本の若い建築家を見守り続けていただきたいものです・・・。
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SEITEI リターンズ!!

2018-09-29 00:18:30 | 美術
加島美術で「SEITEI リターンズ!!」を見てきました。

昨年もここで省亭の展覧会を見ましたが、嬉しいことにリターンズ!!しかも、今回は濤川惣助とのコラボ作品もあるらしいし。ということで、いそいそと行ってまいりました。

会場入ってすぐのところに「中観音左右浪之図」が。幻想的な観音像です。その横には「十二か月」。なんと十二幅が一堂に会しています。心が洗われるような爽やかな絵。とりわけ、鯉を描いた五月の絵にこころ惹かれました。観音像の裏に展示されていた「雪中松鴉」はド迫力。「牡丹之図」はあでやか。松竹梅と鳥を組み合わせた作品も面白い。省亭が下絵、濤川惣助が無線七宝というコラボ作品では、とりわけ、あやめを描いた花瓶が、すらりとしていて美しゅうございました。さすがゴールデンコンビです・・・。というわけで、ひさびさに省亭ワールドを堪能してまいりました。本当にピュアというか清らかな世界観。確かに比類のない感じです・・・。いつか、美術館でまとめて見てみたいとも思うけれど、やはり、こういうところでひっそりと見るのがいいのかな・・・。

さて、アートといえば甘いもの(なんのこっちゃ)、ということで、この日はギャラリー近くの「イデミ・スギノ」に寄ってまいりました。このお店に行くのは二回目です。あまり食べ物屋の再訪はしない方なのですが、ここのケーキにはなんだか中毒性があります・・・。この日はイザベルを選びました。チェリーとオレンジとバタークリームのコンビネーションが絶妙で、美味しゅうございました。
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横山華山

2018-09-28 01:02:20 | 美術
東京ステーションギャラリーで「横山華山」展を見てきました。

不肖わたくし、横山華山のことはまったく知りませんでした・・・が、ちょくちょく拝見しているブロガーさんたちのおかげで、この方の存在を知ることができました。最初は、てっきり渡辺崋山?とか思ってしまったし(爆)。せっかくだから、目玉の「紅花屏風」が出ているうちに行っとこ・・・と、急遽、行ってまいりました。

会場に入ってすぐのところに「牛若弁慶図」が。あれ、なんかちょっといまいちだけど、習作?と思ったら、なんと9歳の時の作品でした。げげげ・・・。子どもの時から大人みたいな絵を描いてたんですね・・・恐るべし。曽我蕭白と並べて展示されていた「蝦蟇仙人図」も、インパクトあるのは蕭白の方だけど、バランスいいのは横山華山の方だったりして、とか、思ってしまいます。展覧会のキャッチコピーは一言、「見ればわかる」ですが、この自信満々なキャッチの意味はすぐにわかりました。もう、めちゃうま・・・展覧会は「人物」「花鳥」「山水」「風俗」という章立てで構成されていましたが、本当に何描いてもうまい・・・。その中でも、とりわけ大ぶりの屏風に目が釘付けになりました。「唐子図屏風」の思い思いに遊ぶ、色鮮やかな童子たち。楽園の光景のようです。それにしても、子どもの遊びって今も昔もあまり変わらないものなのですね・・・。「紅花図屏風」は紅花の種を蒔くところから収穫、加工品にするまでの一連を描いた作品。実際に現地で取材して描かれたそうですが、非常にリアルというか、映像的です。そして、「祇園祭礼図巻」が文字通り、圧巻でした。全長約30mの作品をなんと一括展示!東京ステーションギャラリーさんの太っ腹ぶりに頭が下がります。華麗な山車の数々、行き交う人々を活写・・・あまりの見事さに目を見張ります。あの縦長の山車を、横長の絵巻の画面にどう収めたのか?も、一見の価値ありです。

それにしても、これほどの画家が、どうして今まで埋もれていたのか。解説にも、この展覧会でこの画家のことを初めて知ったでしょ、的なことがドヤ顔(!?)で書かれていました。夏目漱石も華山のことに言及していたというくらい、明治期あたりまでは高名だったようですが・・・。特定の流派に属さなかったせいではないか、とも書かれていましたが、こういうめちゃうまだけど、あまり自己主張しないタイプの画家って、個性重視の近代以降は埋もれてしまう傾向にあるんではないかと思えてきます・・・そして、個性重視→コンセプト重視の流れから、今になって超絶技巧的なものに回帰する傾向があるのでは・・・。そういえば、東京ステーションギャラリーの次の展覧会は、超絶技巧の画家さんの展覧会のようです。こちらも気になります・・・。
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顔たち、ところどころ

2018-09-25 23:48:03 | 映画
アップリンクで「顔たち、ところどころ」を見てきました。

「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる映画監督のアニエス・ヴァルダと、アーティストJRによるロードムービー・スタイルのドキュメンタリーです。なんと54歳差(!)、かつ見た目も対照的な二人の旅の条件は「計画しないこと」でした・・・(以下、ネタバレ気味です)。

フランスの田舎の風景、そこに生きる人々・・・一見、何の変哲もない映像が延々と続くのですが、それが不思議なくらい瑞々しいのです。そして、各地でJRのアートプロジェクト、“Inside out”が行われます。そこに住む人々の大きなポートレイトを大きな建物に張り出すというこのプロジェクト、ポートレイトを張り出された人々の反応もさまざまです。中には涙する人も。この大きなポートレイトを見て、あらためて顔は勲章だな、と思いました。どんな金ピカに光る勲章よりも・・・。人の生きざまは、最後はやはり顔に出るのでしょうか・・・。

二人の道中のやり取りもなかなかに趣深いです。JRというと、クールなアクティヴィストみたいな人を想像していたのですが、とにかく優しいんですよね。何でも実の祖母たちにかわいがられて育ったらしい。映画では二人がJRの100歳の祖母に会いに行く場面もありました。スリムで長身なJRに対し、コロンコロンと可愛らしいおばあちゃんのアニエス。でも、自己主張ははっきりしていて、さすがにフランスのおばあちゃん、という感じです。ブレッソンやゴダールの思い出話も面白かったです。ゴダールとはかなり親しかったらしく、若き日のゴダールがグラサンを取った瞬間の映像も。イケメンさんではないですか・・・役者かよ、っていうくらい。そして、映画の最後、二人はゴダールに会いに行くことにするのですが・・・。

この時のゴダールの仕打ちというか、何というかが、もう・・・意地悪なのか、はたまた優しさなのか、心中はよくわかりませんが、まあ、映画的にはこうするしかないんだろうな、という・・・。人としてはどうかと思いますが、ゴダールは徹頭徹尾、映画監督だったんだな、ということを思い知らされた一幕でした。

私が行った日にはトークショーもありました。ワタリウム美術館のCEO和多利浩一さんと、「美術手帖」の編集長の岩渕貞哉さんのお二人です。和多利さんは2013年の「JR展」のことなど、JRの活動について熱く語ってくださいました。岩渕さんのお話ではJRのアーティストとしての反射神経という話が特に印象に残りました。JR展は見に行きましたが、ワタリウムの壁に張り出された大きなポートレイトのことは今でも覚えています。美術館を出ると本当に世界が変わって見えました・・・。
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ともだちは、みんな、ここにいる

2018-09-12 18:39:54 | 美術
スヌーピーミュージアムで「ともだちは、みんな、ここにいる」を見てきました。

前から気になっていたスヌーピーミュージアム。気づくと、移転前の閉館間近、最後の展覧会ということになっていたので、あわてて行ってまいりました。

スヌーピーというと、子どもの頃、母親が谷川俊太郎さんの訳がのった漫画をよく買ってくれました。可愛らしいキャラクターとしか思ってなかったスヌーピーが、実はけっこうシニカルなキャラクターだった、ということに子どもながら驚いた記憶があります。

行ってみると、予想通りというか何というか、若手女子もしくは若手カップルがたくさん・・・少々気恥ずかしかったのですが、楽しんでまいりました。会場入ったところには、シュルツさんのお写真が。けっこうイケメンさんではないですか。スヌーピーのモデルとなったと思わしきビーグル犬も写っています。こ、肥えている・・・(爆)。次の部屋では展覧会のために作られたというアニメも上映されていました。BGMのジャズがかっこよかったな・・・。

今回は展示の目玉ということで、最古の「ピーナッツ」原画も出ていました。チャーリー・ブラウンの顔がおなじみのものよりも幼くて、4~5歳くらいに見えます。そうかそうか、いつの間にか、シニカルに成長していったのね・・・。今回の展示のタイトルは「ともだちは、みんな、ここにいる」ですが、ピーナッツのキャラクターが勢揃い、最後の展覧会にふさわしい、総集編という感じでした。昔、読んだ記憶のある4コマもあって、本当に懐かしかったです。校舎の壁にぶつぶつ話しかけるサリーとか。それにしても、今見てもシニカルな漫画です(笑)。ピーナッツってシニカルな友情の話だったのかな~、と今になって、しみじみ思いました。

ギフトショップもすごかったです・・・目移りしまくった挙句、選べなくなってしまい、結局何も買わず撤退(爆)。カフェにも行ってみたのですが、こちらは行列で断念(涙)。いつかあのミルクセーキを飲んでみたいのですが。来年秋には町田で再開の予定だそうです・・・。
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デザインあ ふたたび

2018-09-10 19:37:25 | 美術
日本科学未来館で「デザインあ」展を見てきました。

前回に引き続き、2度めの子連れ参戦、いや鑑賞です。今回、メンバーが一人増えてるし。休日の夕方を狙っていきましたが、渡された整理券は2時間後・・・ですが、その間に科学未来館の常設展の方を見ていたら、けっこうあっという間に時間が過ぎていきました。文系人間の私にとっては難しいながらも新鮮でしたし、8歳理系男子はもう夢中、3歳女子もそれなりに楽しそうでした。アシモ君が動いているところも見られたし・・・。

そんなこんなしながら、ようやく辿りついた「デザインあ」。最初は人多くてびっくり!でしたが、閉館間際だったので、徐々に人が引いていき、それほどストレスを感じずに鑑賞することができました。最初は「観察のへや」。子どもたちが最も食いついていたのが、「器のモンタージュ」。木製のパーツを積み木のように積みあげて容器をつくるのですが、なかなか離れようとせず・・・。「名は顔をあらわす」も面白がっていましたね。「もんどころ」も一生懸命、描いていました。大人たちに受けていたのが「いれもの二十面相」。これは綺麗でしたね。「「目」には「め」を 「歯」には「は」を」も近づいてみてびっくり。次は「体感のへや」。大人たちに受けていたのは「ガマンぎりぎりライン」。これおもろいわ・・・周囲の人たちからもぷすぷすと笑いが起こっていました。子どもたちが受けていたのが「森羅万象」。壁に移った映像を触りにいったりして楽しそうです。最後は「概念のへや」。8歳男子は「くうかんの入口」を出たり入ったり、忙しいです。まるで犬のよう・・・。食べるの大好き3歳女子は「しくみ寿し」に見入っていました。でも、こんな寿司屋、いやだ・・・(笑)。「歯車になる」も楽しそうでしたが、並んでいたので諦めました。もう既に歯車になってるし(笑)。というわけで、大人も子どもも微妙なツボの違いはありつつ、楽しめる展覧会でした。おみやげコーナーも、面白そうなものでいっぱいでしたね・・・。

さて、鑑賞後は例によって晩御飯・・・子供たちがカレーを食べたいと言うので、ダイバーシティ東京プラザの中の「夢民」に行ってきました。西早稲田で38年間続いていたカレー屋さんが奇跡の復活を遂げたのだそうです。スパイスの効いたさらさらカレーで癖になりそうなお味。食後のソフトクリームも濃厚。美味しゅうございました。
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世紀の光

2018-09-03 19:09:57 | 映画
シアター・イメージフォーラムで「世紀の光」を見てきました。

アピチャッポン・ウィーラセタクン(舌かみそ・・・)監督、ずっと気になっていたのですが、ようやく作品を見ることができました。

上映前に監督のコメント映像が流れました。ご自身、楽しんで作った映画だそうです・・・。

さて、この映画の感想、ですが・・・なんと書けばよいのやら(笑)。

タイの美しい自然にうっとりし、お姉さんたちの綺麗な脚に見とれ(この監督さん、脚フェチに違いない)、最後のニール&イライザに唖然とし(この監督さん、音楽好きに違いない)・・・(爆)。

映画の前半はタイの田舎と思わしき病院、後半は現代的な病院で、似たようなシチュエーションが繰り返されます。愛、とか、輪廻転生、とか、タイの近代化、とかがテーマなのかとも思いますが、正直、よくわかんない映画でした!(笑)。なんだかよくわかんないけど、この人もしかしたら天才かもしれん、という人がたまーーーにあらわれますが、この方も、そういう類いの方なのかも、と、ふと思いました。

帰りに、近くの「ブール・アンジェ」で、クロワッサンと食パンを買って帰りました。ふかふかで、おいしゅうございました・・・。




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プリ・スロン・プリ

2018-09-02 21:28:31 | 音楽
そんなわけで、今年もサントリーホールサマーフェスティバルに行ってまいりました。

今年から微妙にネーミングが変わった(笑)このフェス、今年は大ホールの「フランス音楽回顧展Ⅱ」を聴いてきました。お目当ては、そう、あの曲です・・・。

1曲目はラヴェル作曲、ブーレーズ編曲の「口絵」。短い曲で、あっという間に終わってしまいました。繰り返される独特の音型が印象的。2曲目はフィリップ・ユレルの「トゥール・ア・トゥールⅢ」。この方の曲は初めて聴きました。オケのあちこちで音が立ち上っては消え、また、立ち上っては消え、花火のようです・・・。

ここで休憩。真打登場の前にプログラム・ノートでも読んどこ・・・と思って見ていたら、この曲聴く人は原詩を読んどくのが前提だから、みたいな作曲家のお言葉が書いてあったので、あわててパンフレットの対訳を読みました。マラルメの詩。華麗にして幻惑的・・・。

というわけで、ようやく真打登場。ブーレーズ「プリ・スロン・プリ」です。現代音楽の超有名曲の割には、この曲、生で聞くのは初めて・・・と思ったら、日本で演奏されるのは25年ぶり2回目(!)なんだそうです。どこかの地方の公立高校の甲子園出場みたいなことになってますが・・・。ステージ上も異様なセッティング。果たしてどんなサウンドが聞けるのか・・・。

さて、その後に起こったことを言葉で表現するのは難しいです・・・なんというか、きらきらと煌めく音の幻影が瞼に焼き付くような、そんな一時間でした。ブーレーズの曲というと、とにかく理詰め、というイメージが強いのですが、生で聴くと、こんなにも視覚的に響く音楽だったのですね。理論も何も、この綺麗な音の連なりを実現するためにあったんだろうか、とすら思えてきます。現代音楽の一極の頂点を見た感はたしかにありました。それと同時に、やはりフランス音楽の系譜に連なる音楽でもあるんだろうな、ということも思いました。瞬間、瞬間のきらめき、揺らめきの連なりの中に永遠を見るというか・・・。そして、曲が終わった後の、死んだような静寂の瞬間・・・。

というわけで、半ば茫然としながら会場を後にしました。外に出ると、このところとは打って変わって涼しい風が。そろそろ秋も近いんでしょうか・・・。
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