シアターイメージフォーラムで「すばらしき映画音楽たち」を見てきました。
映画音楽の歴史を一望できるような映画でした。もっぱらハリウッド映画中心ではありますが。言わずと知れた超有名作の作曲家が軒並み(約40人!)出演していて、あまりのゴージャスさ加減に思わず頭がくらくらしてしまいました(以下、ネタバレ気味です)。
「映画に音楽が加わると物語になる」との言葉どおり、音楽が映画にとってどれほど大切なものかを思い知らされます。音楽がなかったら、映画がどんなに味気ないものになってしまうか・・・ヒッチコックの「めまい」の冒頭の殺人シーンも、音楽がなかったらあんまり怖くない・・・スターウォーズのダースベーダー登場のシーンも、音楽がなかったら「何だか変なかっこしたおっさんが歩いてくるわ」になってしまうし、E.T.が月に帰っちゃうとこで音楽がなかったら、あんなに泣けんかっただろう・・・。
元々はオーケストラによるクラシカルな曲が中心だった映画音楽にジャズやバンドサウンド、電子音楽、はたまた現代音楽が取り入れられるようになったり、という映画音楽の流れもよくわかります。それにしても、今となっては、オケが日常的に使われる音楽って、もはや映画音楽くらいになっていたのですね。制約が多い一方で、映画にハマっていさえすれば何でもあり、という自由度の高い音楽でもあることを知りました。映画的必要に迫られた数々の工夫が音楽的革新を生むのです。
この映画に出演している作曲家たちの中でも特に、ジョン・ウィリアムズの偉大さが心に残ります。ジョーズ、スターウォーズ、スーパーマン、インディ・ジョーンズ・・・とりわけ「E.T.」誕生の秘話なんてもう、鳥肌もんです。彼以外の作曲家たちも、名曲誕生のエピソードを惜しげもなく語ってくれます。強烈なプレッシャーに苦しみながら、極上の音世界を紡ぎ上げて行く、それが映画にハマった時の素晴しさはもう、言葉にもならないくらいです。
ところでこの映画、エンドロールに至るまで気が利いています。本当に、いろんな意味でよくできた映画でした・・・この映画、原題は“Score”だったのですね・・・。
映画音楽の歴史を一望できるような映画でした。もっぱらハリウッド映画中心ではありますが。言わずと知れた超有名作の作曲家が軒並み(約40人!)出演していて、あまりのゴージャスさ加減に思わず頭がくらくらしてしまいました(以下、ネタバレ気味です)。
「映画に音楽が加わると物語になる」との言葉どおり、音楽が映画にとってどれほど大切なものかを思い知らされます。音楽がなかったら、映画がどんなに味気ないものになってしまうか・・・ヒッチコックの「めまい」の冒頭の殺人シーンも、音楽がなかったらあんまり怖くない・・・スターウォーズのダースベーダー登場のシーンも、音楽がなかったら「何だか変なかっこしたおっさんが歩いてくるわ」になってしまうし、E.T.が月に帰っちゃうとこで音楽がなかったら、あんなに泣けんかっただろう・・・。
元々はオーケストラによるクラシカルな曲が中心だった映画音楽にジャズやバンドサウンド、電子音楽、はたまた現代音楽が取り入れられるようになったり、という映画音楽の流れもよくわかります。それにしても、今となっては、オケが日常的に使われる音楽って、もはや映画音楽くらいになっていたのですね。制約が多い一方で、映画にハマっていさえすれば何でもあり、という自由度の高い音楽でもあることを知りました。映画的必要に迫られた数々の工夫が音楽的革新を生むのです。
この映画に出演している作曲家たちの中でも特に、ジョン・ウィリアムズの偉大さが心に残ります。ジョーズ、スターウォーズ、スーパーマン、インディ・ジョーンズ・・・とりわけ「E.T.」誕生の秘話なんてもう、鳥肌もんです。彼以外の作曲家たちも、名曲誕生のエピソードを惜しげもなく語ってくれます。強烈なプレッシャーに苦しみながら、極上の音世界を紡ぎ上げて行く、それが映画にハマった時の素晴しさはもう、言葉にもならないくらいです。
ところでこの映画、エンドロールに至るまで気が利いています。本当に、いろんな意味でよくできた映画でした・・・この映画、原題は“Score”だったのですね・・・。