「愛の悪魔~フランシス・ベイコンの歪んだ肖像~」を見ました。
といってもリアル映画館でではありません・・・アップリンクのオンライン映画館「アップリンク・クラウド」です。アップリンクの映画60本以上が3か月見放題で2980円!つまるところ1本あたり50円弱。この状況でこの太っ腹、アップリンクさん、ありがとうございます。けっこう見逃していた映画があったので、3か月かけてぽちぽち見ていこうっと・・・。
ということで、今回は「愛の悪魔」を見ました。フランシス・ベイコン(画家)の映画、しかも音楽が教授、ということであれば、見ないわけにはいかないはずだったのですが、なぜかタイミングを逃してしまい・・・その後、長い歳月が過ぎておりました。愛の悪魔って、ドロッドロのメロドラマみたいなタイトルですが・・・いやもう、ドロッドロ以上でした。あまりに凄いので半ば創作なのかと思いきや、調べてみるとほぼほぼ実話だったんですね。まさに映画みたいな出会いも結末も本当のことだったのか。フランシス・ベイコンのプライベートについてはあまりよく知らなかったのですが、まさかこんなことになっていたとは・・・。
映画はフランシス・ベイコンとモデルで愛人だったジョージ・ダイアーの愛と末路を描いたものです。ジョージ・ダイアーを演じたダニエル・クレイグの刹那的な美しさ、フランシス・ベイコンのモノローグの詩的な美しさ、教授の音楽の鋭角的な美しさ・・・この三つが拮抗して独特の緊張感をもたらしています。映画としては好き嫌いの分かれる作品かと思いますが、ベーコンの芸術の特異さの理由を知る手掛かりにはなるかもしれません。観終わってから、冒頭をもう一度見てみると鳥肌が立つような・・・こういうことができるのもオンラインならではですね。
そしてこの作品、教授の音楽もなにげにきてます・・・白玉の和音一発鳴っただけで、あ、教授だ、と分かるような音なのですが、映像に寄り添うとか、あえて我が道を行くとかそういう次元を超え、映像と音楽が化学反応を起こして別の何かが生まれるような感覚です。こんなことをやれるのはやはり教授くらいではなかろうか・・・教授はもともとベーコン好きなので、どこか相通じる感覚があったのかもしれませんね。
そんなわけで、長年の心残りをようやく解消することができました。アップリンクも6月から再開されるようです。また、映画館で映画を見て、タベラでご飯でも食べたいな・・・。
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ということで、今回は「愛の悪魔」を見ました。フランシス・ベイコン(画家)の映画、しかも音楽が教授、ということであれば、見ないわけにはいかないはずだったのですが、なぜかタイミングを逃してしまい・・・その後、長い歳月が過ぎておりました。愛の悪魔って、ドロッドロのメロドラマみたいなタイトルですが・・・いやもう、ドロッドロ以上でした。あまりに凄いので半ば創作なのかと思いきや、調べてみるとほぼほぼ実話だったんですね。まさに映画みたいな出会いも結末も本当のことだったのか。フランシス・ベイコンのプライベートについてはあまりよく知らなかったのですが、まさかこんなことになっていたとは・・・。
映画はフランシス・ベイコンとモデルで愛人だったジョージ・ダイアーの愛と末路を描いたものです。ジョージ・ダイアーを演じたダニエル・クレイグの刹那的な美しさ、フランシス・ベイコンのモノローグの詩的な美しさ、教授の音楽の鋭角的な美しさ・・・この三つが拮抗して独特の緊張感をもたらしています。映画としては好き嫌いの分かれる作品かと思いますが、ベーコンの芸術の特異さの理由を知る手掛かりにはなるかもしれません。観終わってから、冒頭をもう一度見てみると鳥肌が立つような・・・こういうことができるのもオンラインならではですね。
そしてこの作品、教授の音楽もなにげにきてます・・・白玉の和音一発鳴っただけで、あ、教授だ、と分かるような音なのですが、映像に寄り添うとか、あえて我が道を行くとかそういう次元を超え、映像と音楽が化学反応を起こして別の何かが生まれるような感覚です。こんなことをやれるのはやはり教授くらいではなかろうか・・・教授はもともとベーコン好きなので、どこか相通じる感覚があったのかもしれませんね。
そんなわけで、長年の心残りをようやく解消することができました。アップリンクも6月から再開されるようです。また、映画館で映画を見て、タベラでご飯でも食べたいな・・・。