aquamarine lab

アートネタなど日々のあれこれ

ボヘミアン・ラプソディ

2019-02-27 19:18:57 | 映画
TOHOシネマズ日比谷で「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。

昨年から大評判のこの映画、行こうかどうしようか迷っていたのですが・・・天邪鬼ゆえ、あまりに皆が絶賛していると、却って行く気がなくなってしまうので・・・しかし、音楽仲間たちに、いいから行ってこい、と背中を押され、行ってまいりました。

行ってみれば、たしかに評判にもなるよなぁ・・・と思える映画でした。いろいろつっこみどころもあるにはあるのですが、フィクションとドキュメンタリーのおいしいところを併せもった映画といえるかもしれません。そして、何よりクイーンの曲が素晴らしい!クイーンはリアルタイムではなかったし、特にファンというわけでもなかったのですが、あらためてその楽曲の素晴らしさを思い知らされました。何でも映画の音楽プロデュースをブライアン・メイとロジャー・テイラーが手がけているそうです。それにしても、フレディ・マーキュリーが歌う姿を一度でいいから生で拝んでみたかった・・・本当に凄かったんでしょうね・・・。

そして、役者さんが皆、本物に似ている・・・そっくりさんを集めたのだろうか、と思ってしまうくらいです。フレディ役の役者さんも、熱演。ラストのライブエイドのシーンは、確実に何か降りてきてるなぁ、と思わせるようなパフォーマンスでした。

そんなわけで、「胸アツ」な2時間強でした。いまだに、あのズンズンチャッ!が頭の中で鳴っております・・・。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホイットニー

2019-02-26 19:35:53 | 映画
シネクイントで「ホイットニー ~オールウェイズ・ラブ・ユー~」を見てきました(この映画館での上映は既に終了しています)。

言わずと知れた、ザ・歌姫のドキュメンタリー。実は映画を見てからけっこうな日数が経っているのですが、なかなか感想を書けずにいました。今、思い出しても辛くなるような映画です。「エイミー」もそうでしたが、こちらはもっと・・・絶頂と転落の落差が激しいのですよね。ましてや、彼女の絶頂期をリアルタイムで見ていただけによけい・・・。

というわけで、思い出すのも辛いので・・・ホイットニーの人生を象徴するような2つのライブについてだけ書いておこうかと思います。1つめはホイットニーの事実上のデビューライブ。有名シンガーの母親にはめられ、仮病を使った母の代わりにライブハウスのステージに立つホイットニー。このときの映像が残っているのですが、その歌声がもう、震えがくるほどに素晴らしい。本当にミューズが降り立ったかのようです。そして、2つめはホイットニーの早すぎる晩年のライブ。薬物中毒からの再起をはかったツアーでしたが、その出来は惨憺たるものでした。よく、遺族がOKしたな、というくらいの映像です。ひどい声になってしまっているのに、音程とリズムはいまだ正確、というところに別の意味で震えがきてしまいました・・・。

この2つのライブの間に、ホイットニーの人生には語り尽くせないようなことが起きました。その姿を監督はひたすら丹念に、そしてフェアに追っていきます。この監督さんはおそらく、ホイットニーの人生に興味はあっても、音楽のほうにはあまり興味はないのかも・・・とは思いましたが、実際そのようで、ホイットニーのかつてのエージェントからオファーを受けて、この映画を撮ることになったようです。事実は小説より奇なり、とはいいますが、彼女の場合は、小説よりも残酷な結末が待っていました。そして、その闇が深ければ深いほど、濃ければ濃いほど・・・あの光が稀有なものだったことを思い知るのでした・・・。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする