高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

春の放浪記(その9)八石山系越え

2011-05-29 06:03:29 | 四季
長岡市と柏崎市の間に横たわりますのが八石山系です。

(八石山の昔話)
むか~しむかし、ある村に父親と太郎という子供がいたと。そこに次郎を連れた女が再婚したんだと。父親が死ぬと継母の太郎いじめが始まったと。ある日母親は二人に、向こうの大仏山に五合づつ豆を蒔いてこいや、収穫が多かったほうをこの家の跡取りにするすけ。とゆうて、次郎には生豆を、太郎には煎り豆を渡したと。(さ~んすけ)
次郎の畑は青々と芽が出たろも、太郎の畑はなん~も出なかったと。ところが1本だけ芽がでてきて、天にも届く大木になったと。秋になると太郎のほうが八石もこってぇいっぺいとれたと。母親は太郎に謝り、それから親子仲良く暮らしたと。それから大仏山を八石山と呼ぶようになったんだがや。(息がぽーんとさけた)

8号線を長岡市高鳥(たかとり)から、車は山越えの道にかかります。春の花がいたるところで歓迎してくれました。


(八石山系でサンリンソウ?の群生を見つける)

 
オオイワカガミ)         (オオバキスミレ

 
ヒロハテンナンショウ(広葉天南星))       (これはオウレン?)

 
トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓))      (これはシャクです)

広い道にはありませんが、一歩わき道に入ると米山薬師如来などの石仏が見られ、道はまもなく峠を越えて柏崎にでます。最後の画像は次回の放浪記で話題になります、勝海舟の実家の「山上」家の門柱の表札です。
でも次はこの山中にかなり生えていたシャクです。ところで、三輪の花が目立ち、帰京して調べたのですが、サンリンソウ(三輪草)ではありませんでした。サンリンソウには葉柄がありますが、ニリンソウ(二輪草)にはありません。とすると、最初の画像は明らかに葉柄がありませんので、三輪でもニリンソウです。


(石仏の間から民家が見えます)

 
(途中寄り道をし、祖先もかかわったから傘連判状の碑に挨拶)

 
(昔は石仏に祈りをこめたのでしょうか)


(勝海舟の子孫は「山上」姓です)

(長岡市~柏崎市)

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2 コメント

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節電 (信徳)
2011-05-29 06:57:58
八石山の民話、サンリンソウでもニリンソウの話良く分かりました。早いのは節電の為・・夜は遅くまで起きていないで早寝早起き。11時に睡眠、6時起床、夜時々前立腺異常でトイレに起きる事あり、これは老人の証拠です。困ったものです。
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守れない基本パターン (寅太)
2011-05-29 08:34:18
信徳さん、おはようございます。
寅の話はよくわからないことが多いのですが、珍しく理解してもらいました。
でもサンリンソウでもニリンソウはちょっとおかしいかな。
三輪でもニリンソウと言っています。
前立腺異常で時々トイレに起きるのはまだ大丈夫で、お漏らししたら大変です。
こちらは1時に寝て、5時には起きるのが基本パターンで、かなりの頻度で前後しています。
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