AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ほんとうにスラッシュ祭り(三日目)

2018年02月24日 | コンサート
2日目は疲労回復&体力温存のためのお休みを頂きまして、TRUE THRASH FEST3日目祝日月曜日。
この日は実は出勤日だったんだが、2週間前にこの日は休むと宣言したら、職場全体が休みになった。
これはまさにTANKARD来日の成せる業である。


しかし、今回はTANKARDが最終日1日のみの出演でスラドミは運がよかったかと。
うまいことスラドミの日程(土日)とズレたからね。
だからスラドミ観て次の日こっちに飛んでくるみたいなスラッシュはしごしてる人がけっこういたんじゃないかな?
おかげでこの日は満員御礼のソールドアウトとなった。


初日と同じような時間帯に会場に赴いたらこのありさま。
TANKARDグッズを買い求める客で1時くらいから長蛇の列ができてたんだと。



この日はグモーバーガーを経営していた店がおでん屋に転職していた。
コンセプトはそのままに(つまりB級)。



日本版ヴェノム、SABBATがちょうどライブ中だった。
音源は持ってないが、まぁ伝説のバンドなので一応観ておこうかと。

うわ、メチャメチャ人入ってるやん!さすがレジェンド、大人気!



1日目にも会場に遊びに来てた米の爆走スラッシュバンドAT WAR。
2014年のTTFでも彼らのライブは拝見している。うん、安定感あるね。


ちなみに一番上の写真は、AT WARのTTF限定Tシャツのバックプリント。
初日にBLOOD FEASTのベースがライブで来てたのを目撃し、今回のTTF出演バンドのロゴが全部はいってるのに目をつけてて、通し券買ってる知り合いに頼んで購入してもらった(んだが、当日酔っ払っててXLを購入していやがった。FUCK OFF & DIE!!)。


そして、スラッシュ界の変わり種。黒人アフロVoを擁するHIRAXの登場。



ケイトン氏。常にギラギラのひんむいた目で客を煽る。
彼の十八番は「カトちゃん、ぺっ!」。バンドのギターからは「Black Devil」と呼ばれていた。



大盛り上がり。



お次のRAZORは初日に観たのでしばし休憩。
腹減ったのでおでんタイム。残りわずかだったのでグモーっとばかりにめっちゃサービスしてくれた。
    


でも気になったのでちょっとだけのぞきにいくと・・・・

オー、デ・ジャ・ヴ。



そして時は来た。いよいよジャーマンスラッシュ界のレジェンド、大トリTANKARDの登場。


もちろん全国諸外国から詰めかけたスラッシャーどもで会場はいっぱいになったが、懸念していた99年のS.O.D.初来日ん時ほどのすし詰め状態ではなく、それなりにスキマはあった。
主催者もそのへんは考えてくれてたんだね。営利目的でないこのフェスのピュアな姿勢がわかろうというものだ。

開演前、BGMで流れたメタリカの「Battery」ですでにモッシュが起きる。うん、大丈夫。



一発目、最新作『ONE FOOT IN THE GRAVE』からのタイトル曲ってのは、なんの意外性もなく残念な幕開けではあったものの、あのイントロが流れた瞬間、会場から沸き立つ大興奮したスラッシャーどもの熱気と、やっとTANKARDを拝めることの喜びで、全身に寒イボが走った!

まずは「カンパーイ!!」



さっきおでん屋のグモー氏としゃべってて、彼がタンカードを出迎えにいったら、バンド一行空港に着くやいなや数10缶のビールを要求してきたらしく、彼のポケットマネーが一瞬でスッカラカンになってしまったんだと。
いやいや、さすが歌詞の語尾がだいたい「Beer!!」な、そのバンド名に違わぬ聞きしに勝る大酒のみの連中なのだ。
だって、初期のギタリストなんて父親に酒を止められ、それがバンドを脱退する理由だったんだとか。



1曲目の後「Zombie Attack」、「Morning After」と、立て続けの初期のキラーチューンでフロアがモッシャーとステージダイバーとで凄まじい肉弾戦となって、それに狭いハコでのこの大人数なもんだから酸素が薄いことこの上ない。
私も一気に体力と水分とを消耗してしまい、いたたまれず会場の外に脱出。
すると、スラドミでよく見かける顔見知りの青年が焦燥しきった顔で外に立っており、話しかけると、さっきのモミクチャと人いきれにやられもうリタイアするとのこと。
私も去年患った小腸がキリキリと痛んでヤバい状態だった。

水分補給を終えて、再びフロアに引き返す。
それでも余裕でモッシュ中央地帯まで移動できるのがスラッシュライブの良いところ。
それにしても、中盤は2000年以降のナンバー、つまり現メンバーになってからの楽曲中心だったのかな?あまり馴染みのない曲が続き少々中弛み、フロア全体も微妙な盛り上がり。ステージダイバーは絶えないが。
うん、タンカードはずっとアルバム出し続けて頑張ってきたからね。よくいる懐メロ大会バンドじゃないんだ。今を生きてるんだ!彼らは間違ってない!
でも初期の曲やって!!

フランク。元気そうだ。
短髪ですっかりオッサンになったが、タンカードの連中は若い頃からだいたい小太りのオッサン顔なのであまり違和感なかった。



この日、私のテンションが最高潮に達したのは、やはり本編ラストで「Chemical Invasion」が演奏された時。
この曲はイントロのブギウギな感じからしてライブには持って来いの本当に楽しい曲だ。
そしてゲレの「Stop The Chemical Invasion!!」の号令で一気にモッシュの興奮へとフロアが渦巻くのだ。
曲の転調も激しく、モッシュステップ & ゴーラウンドの繰り返し。ああ、楽しいことこの上ない!
フロアの所々にビールがぶちまけられていて、何回かすべってこけた。でも楽しい!



アンコールで「Alien」演ったのは意外だった。
でも最後はやっぱ同作品からのこれだよね!
「(Empty)Tankard」!!
ゲレが「オマエらこれを待ってたんだろう?」と言わんばかりに客にイントロを歌わす。

この曲で演奏がどうだったか、ゲレがどうだったかはあまり記憶に残ってない。
ただ、無心にモッシュに興じていて興奮のあまりステージによじのぼりダイブを決行し、客に受け止められず(突発的だったんで)直で床に落下し、その時のダメージでいまだ歩行が困難となっているとだけ言っておこう。

そしてあのよくできたアウトロ。
モッシュ地帯では肩を組んだ円陣が形成され、「We Want Drink Some Whisky! We Want Drink Some Beer!!」の大合唱。
もちろんこの円陣の中に私も参加していた(酒も呑めないくせにねぇ)。
これはやらされてるんじゃない。ファン同士の決まり事でもない。自然と起きるのである。
これこそがライブの一体感なのだ。これだからスラッシュのライブは楽しい。

巨体が跳んだ。ムチャしはるわ(ちなみにフランクも飛んでた)。



あー、楽しかった。

大阪最高!スラッシュ最高!




明日仕事やし終電なくなるんでとっとと帰った。


今日の1曲:『(Empty)Tankard』/ TANKARD
コメント
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