ほっかも!!

ゴールキーパー北野貴之のつれづれ日記
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選手一同熊本へ

2016年07月04日 17時46分57秒 | Weblog
こんにちは!

今回、熊本の本拠地でようやくJリーグが再開され、そんな復興中の熊本で、セレッソとして何かできることはないかということで、選手一同1ヶ月前から話し合ってきました。
そこで、保育園訪問、学校訪問をすることができました。

セレッソ大阪選手としては、1か月前からこの開催のときに、熊本での試合後に残り、被災地をまわり、子供達と触れ合って笑顔を届けようと話していました。

しかし、スタジアム決定したのが、2週間をきった12日前。
話が流れそうになりました。
しかし、沢山のセレッソ大阪選手の想い、熊本で頑張る選手の一言。
「子供達は喜びます。是非来て下さい!」この言葉を聞き、やらなければならないと想い、今回熊本の活動をすることができました。

嫌な顔することなく、それどころか、熱い想い、熱い言葉を発した、セレッソ選手全イレブンの想いがあって、被災地訪問が実現することができました。

また、日数が短い中、シーズン中にも関わらず、御理解して下さった、チーム関係者、並びに社長、GM、全ての方に心から感謝しております。



メンバー外はスタジアムに着いたら、ロアッソ熊本の選手と共に、試合会場にて、お仕事がありましたらなんなりと、おっしゃって下さいという形で、駆け付けました。


そこで、私達、6名は募金活動のお手伝いして欲しいとのことで、ロアッソ熊本の選手の皆様と募金活動をさせて頂きました!

試合会場に来て下さった、大阪からのサポーター様からの沢山の募金、現地で闘う熊本サポーター様からの募金、本当にありがとうございました。

ロアッソ熊本サポーター様
セレッソ大阪サポーター様
今回でのスタジアムでの一体感、スタジアムにおけるお互いがチームへの感謝のスピーカーでの掛け合い、拍手、最後に互いに挨拶を行く姿。

これこそが、日本で忘れてはいけない、もう一度気付かなくてはいけない、日本の姿なのではないのかと、涙を堪えました。

このきっかけは、スポーツというサッカーでまとまる力となりましたが、あの光景こそ日本にとって1番大切なんだと、今も胸が熱くなるほど焼き付いています。

被災地を目にし、
私達は、もう一度、有り難さを知り、もう一度日本があるべき姿。

挨拶1つに魂をかけて、困れば助けるのでなく、困る前からいつも優しく、温かい行動。
そんな、優しさこそ、もう一度見直し、自分も行動をさらに変えなくてはと心を洗いました。



保育園、小学校訪問。
保育園では、2つの保育園と合同で芝でサッカー。
小学校では、各クラスに選手1人で給食を食べてから、お昼は校庭にてサッカーや鬼ごっこ、ありとあらゆる遊びをしました。

ここの小学校では、給食センターが使えない状態になり、お弁当を、学校で取り寄せて食べています。今年はお弁当のようです。

ただ、保育園、小学校の子供達は本当に元気でした。
この元気が、熊本に光を与え、元気というパワーと、笑顔が被災地の方に希望を与えることになればと、私達も炎天下のなか、全力で校庭を走り回り、サイン、写真、全力で、どの選手も望んでいました。

この小学校の体育館は、まだ避難所生活をしている状況で、そこにも、選手皆んなでまわり、高齢者の方と座りながら話したり、写真、サインをしたりと本当に喜んで貰えました。

他、避難所生活をもう1つまわりましたが、セレッソ大阪を拍手で迎えて下さり、なんとも温かい気持ちを頂き、高齢者の方と手を取りながら、話す選手の姿は、なんとも言えない光景でした。

今回、私達セレッソ大阪はこの言葉を胸に熊本へ行かせて頂きました。


『セレッソ大阪の力で 熊本の皆様に
笑顔を勇気をお渡ししましょう!!』





セレッソ大阪の選手として、皆様の想い、大阪を代表して、行って参りました。
選手1人1人の背中をみて、全力で汗をかき、全力でお話をして、全てに対して全力で応える姿をみて、熊本でお逢いした皆様、お逢いできた数は少いかもですが、この言葉を全力で胸に刻み、お伝えできたのではないかと、熊本を後にしました。



飛行機から見る景色は、家々にはまだ、ブルーシートがかかり、家の被害はまだまだ沢山ありました。








今私達ができることは、熊本への支援、熊本への募金、もちろんそのことも大切ですが、今という毎日に感謝する。
人と触れ合う中で、もっと愛を持って、他者に触れ合う。
それが、言葉なのか、行動なのか、笑顔なのか、何かはわからないが、赤の他人という言葉ではなく、そこで会うのは1日のご縁。
そのご縁の1日に、相手が心温まる幸せの気持ちを与えることが、熊本被災地訪問を経て思いました。


熊本訪問に際して、現地で沢山の協力、スケジュールを調整して頂いた、巻誠一郎さん。

初めてお逢いしましたが、何から何までお世話になりました。




そして、スタッフの皆様へ心から感謝しております。




今日のセレッソ大阪全選手の想いが、少しでも被災地の皆様に届くことを、
そして、子供達の笑顔が、
地域の明るさに繋がることを心から願っています!

セレッソ大阪選手一同






協力:日本プロサッカー選手会「J100年基金」

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます!! (りちこ)
2016-07-04 22:11:13
セレッソ大阪の選手の皆さんありがとうございます!!
今回の地震で心折れそうになり辛い事も悲しい事もありました。でも、きっと良い事あると信じて…必死の毎日でした。でも、大好きなセレッソの選手…特に柿谷選手に会えました♪夢の様な出来事でした。熊本に来てくれて本当にありがとうございます!!頑張ります。
Unknown (ツジ)
2016-07-04 22:17:01
セレッソを誇りに思います。
人にやさしく (nono)
2016-07-04 23:23:17
北野さん、こんばんは(^-^)

熊本での2日間おつかれさまでした。
セレッソの皆さんはオフ返上で被災地訪問してくださったのですね。特に北野さんは先週も選手会の集まりに参加されてたので、ほぼ休み無し…本当におつかれさまです。

試合後のスタジアムの雰囲気はTV中継でも素晴らしい雰囲気が伝わってきましたが、現地にいたら本当に忘れられないものになっただろうな…。

今回の北野さんのブログを読んで、熊本の大変な様子がよくわかりました。やはり、実際に行ってみないとわからないこともたくさんあるんですね。
熊本はまだ余震の不安もあったり、被災地の皆様もお疲れでしょうし、精神面が心配です。
そんな中、セレッソの選手の皆様の活動はとても大切なものになったと思います。
募金活動や被災地訪問、実行するにしてもいろんな方々の協力が必要な事もよくわかりました。協力してくださった皆様にも感謝ですね。
被災地の皆様に1日も早く笑顔が戻りますように。

「困る前からいつも優しく、温かい行動。」この言葉、私も胸に留めて今を大切に生きていきたいなと思います。
復興をお祈りします (み~ちゃん)
2016-07-04 23:50:34
北野さん、こんばんは。
この2日間、熊本の皆様、セレッソの皆様にとって充実した日になりましたね。
暑い中、お疲れ様でした。
生きる希望、勇気を与え、その熱い想い、パワーは被災地の方々に必ず伝わったにちがいありません。
お写真を見て、現状はいまだに厳しいようではありますが、子ども達の元気なパワー、笑顔があれば、必ず復興出来ると思います。
1日も早い復興を心から願っています。
Unknown (えいさん)
2016-07-07 00:27:39
こんばんは、北野さん!
被災地、熊本訪問、お疲れ様でした。
セレッソの皆様の、暖かい活動支援、素晴らしいですね。感動しました。

甚大な被害からの復旧にはまだまだ時間と支援が必要に掛かる事かと思いますが、熊本の皆様には頑張って頂きたい思います!
子供達の明るいパワー、光を力に!

きっと、セレッソ全選手の想いは被災地の皆様に届いた事と思います。

これからも、この様な暖かい活動が自然と出来るチームでいて欲しいです!
頑張って下さい!

写真から拝見すると、まだまだブルーシートが掛かる建物が沢山あって…

私達は本当に日々、変わらぬ生活を送れている毎日に感謝しないといけないと肝に銘じて思いました。

被災地の皆様の1日も早い復興をお祈り致します。

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