半年に3回
「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役になり切れなかった脇役達
を振り返っています。
今週登場するのは「巨鯨キングコング・バンディ」、初来日から僅か半年
の間に続けざまに3回も来日した逸材でした。
バンディが初来日した1985年は新日本プロレスのマットは荒れに
荒れていました。
前田や長州を核にしたグループが脱退し、残った日本勢は猪木と坂口と
藤波ら僅か。
頼みの綱の外人勢も前年暮れにキッドとスミスの人気チームが全日に移籍。
リングの華やかさがすっかり消えていました。
そこで画策したのが「まだ見ぬ強豪」を招聘すること。
82年に行われた鉄の爪エリックの引退試合の相手を務め、日本でも
おおいに注目されたバンディを呼ぶことにしたのでした。
新春黄金シリーズに193cm202kgの超ヘビー級の体格で、スキン
ヘッドに両ショルダーのタイツ姿で登場。
初仕事となったのは1月30日の6人タッグ、ここで猪木をピンフォール
してしまいます。
2月1日はホーガンと一騎打ちを行い、フェンスの外に投げ飛ばして
反則負け。
シリーズ終盤には猪木と賞金を懸けたボディスラム・マッチを2連戦して
話題を振りまきます。
5月にはIWGP&WWFチャンピオンシリーズに再来日。
6月にはバーニングスピリットインサマーに連続出場。
注目度の高さを伺わせました。
半分近く出場
85年前半のテレビ中継はバンディの出番が目立ちます。
1月11日には猪木とのタッグ戦、18日は坂口とのシングル戦、25日
には同じく藤波戦、2月1日はホーガン戦、8日と15日の両日は猪木
との一騎打ちが放送されました。
5月にも13日にタッグ戦、31日には6人タッグで登場しています。
7月の中継も壮観です。
5日には猪木とのタッグマッチ、12日にも同様にタッグでの猪木戦。
19日にはブロディと組んで猪木坂口の最強コンビと当たり、翌26日
にもブロディとのタッグで猪木藤波組と闘っています。
1月から7月までの毎週金曜、合計30回の放送で12回と半分近くの
回に登場しています。
荒涼とした新日マットに救世主降臨を思わせました。
ところが4月に全日から引き抜かれたブルーザー・ブロディが、その
存在を誇示し始めます。
徐々に力を発揮していくバンディに対し、他団体でエースを張っていた
ブロディの動きは刺激的です。
ファンの関心は当然そちらに移ります。
新日の救世主かと思われたバンディの立ち位置は、すぐさまブロディに
とって代わられてしまいました。
3回目の来日以降バンディは日本マットに上がっていません。
「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役になり切れなかった脇役達
を振り返っています。
今週登場するのは「巨鯨キングコング・バンディ」、初来日から僅か半年
の間に続けざまに3回も来日した逸材でした。
バンディが初来日した1985年は新日本プロレスのマットは荒れに
荒れていました。
前田や長州を核にしたグループが脱退し、残った日本勢は猪木と坂口と
藤波ら僅か。
頼みの綱の外人勢も前年暮れにキッドとスミスの人気チームが全日に移籍。
リングの華やかさがすっかり消えていました。
そこで画策したのが「まだ見ぬ強豪」を招聘すること。
82年に行われた鉄の爪エリックの引退試合の相手を務め、日本でも
おおいに注目されたバンディを呼ぶことにしたのでした。
新春黄金シリーズに193cm202kgの超ヘビー級の体格で、スキン
ヘッドに両ショルダーのタイツ姿で登場。
初仕事となったのは1月30日の6人タッグ、ここで猪木をピンフォール
してしまいます。
2月1日はホーガンと一騎打ちを行い、フェンスの外に投げ飛ばして
反則負け。
シリーズ終盤には猪木と賞金を懸けたボディスラム・マッチを2連戦して
話題を振りまきます。
5月にはIWGP&WWFチャンピオンシリーズに再来日。
6月にはバーニングスピリットインサマーに連続出場。
注目度の高さを伺わせました。
半分近く出場
85年前半のテレビ中継はバンディの出番が目立ちます。
1月11日には猪木とのタッグ戦、18日は坂口とのシングル戦、25日
には同じく藤波戦、2月1日はホーガン戦、8日と15日の両日は猪木
との一騎打ちが放送されました。
5月にも13日にタッグ戦、31日には6人タッグで登場しています。
7月の中継も壮観です。
5日には猪木とのタッグマッチ、12日にも同様にタッグでの猪木戦。
19日にはブロディと組んで猪木坂口の最強コンビと当たり、翌26日
にもブロディとのタッグで猪木藤波組と闘っています。
1月から7月までの毎週金曜、合計30回の放送で12回と半分近くの
回に登場しています。
荒涼とした新日マットに救世主降臨を思わせました。
ところが4月に全日から引き抜かれたブルーザー・ブロディが、その
存在を誇示し始めます。
徐々に力を発揮していくバンディに対し、他団体でエースを張っていた
ブロディの動きは刺激的です。
ファンの関心は当然そちらに移ります。
新日の救世主かと思われたバンディの立ち位置は、すぐさまブロディに
とって代わられてしまいました。
3回目の来日以降バンディは日本マットに上がっていません。