駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

閑話休題 ~YOASOBI~

2020年09月30日 | 日向のひとりごと
人間の才能はいつ開花するか分かりません。

私のように何十年もそのまま変わらない人間もいれば、

藤井二冠のように10代で頭角を現す人もいます。

音楽の世界も同じ様で、

近年はその傾向が更に強くなった気がします。

最近、敬意を抱きつつ聴いているのがこの曲、

YOASOBIさんの「夜に駆ける」です。

⇒YOUTUBE

(実の)娘のLINEしたら「今頃?」と言われるかと思いきや、

気遣い満載ながらも「いいね」で一安心。

説明は出来ませんが、私の様な素人にも、

作曲家と歌い手の技巧は伝わります。

神は細部に宿る、世界は違っても基本原則は変わらない様です。

相手の年齢に関係なく優れた人に学び続けます。
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謎の将棋盤 ~その8~

2020年09月29日 | MOTTAINAI
我が家にあります将棋盤で最古のものです。

前回記事が2013年ですので、

皆様の前に約7年ぶりに登場です。

天面は宮崎の熊須碁盤店さんで直して頂き、

時々手入れはしていましたが、

記事のタイトルどおり

勿体なくてそのまま時だけが経過してしまいました。



裏面には

大正12年11月 冨田判官 源善基さんの揮毫がありますが、

結局この方についての詳細もわかりませんでしたね。



こちらも再掲、オオイレです。

いい仕事、してますねぇ~

使い倒す約束は果たせませんでした。

新たなオーナー様を探しに参ります。

⇒YAHOOオークション





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禽将棋駒 Round 4 ~その14~

2020年09月27日 | その他の将棋
追加オーダーを頂いておりました

禽将棋駒の「鶉」が完成しました。



裏面はこんな感じです。

今回の件で思いましたが、

競技用には表面に「右鶉・左鶉」と

二字で書かれている方がいいですが、

純粋に遊戯とするなら、

表は鶉一字、裏は右(左)の原型どおりがいいですね。

ということは、最初から両方あった方がいい、ということになりますね。

ついでに燕(鴈)の予備を2枚足すと、

32+4+2で38枚1組が不足ない姿でしょうか、宗英先生!

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蜀紅 Round 5 ~その2~

2020年09月24日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
蜀紅、彫り始めました。

もう数えきれないほど彫っている蜀紅の歩兵ですが、

最初はいつも恐る恐るです。

書体は一緒でも木地が違いますからね。

彫りながら木地の具合を確認します。

画像ではわかりにくいんですが、

パサパサしたもの、粘っこいもの、

妙に堅い、柔らかい、、、、、

本当に木地は色々です。



この木地は薩摩黄楊ですが、

櫛型のまま私のところで10年以上乾燥させましたので、

粘りは軽めかと思います。

それを踏まえて印刀を調節します。






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禽将棋駒 Round 4 ~その13~

2020年09月20日 | その他の将棋
禽将棋の鶉です。

漆を入れました。

十人十色といいますが、

その言葉は漆にも当てはまります。

また、人が気分に左右されるように、

漆は気候に左右されます。

今週の新潟は雨が降らないので湿度は低め、

乾きは遅いでしょうね。

この朱漆は乾きが遅いので、

更に待たされますが、

室を使わずゆっくり乾かせるので、

しっとりした仕上がりになります。




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禽将棋駒 Round 4 ~その12~

2020年09月14日 | その他の将棋
ん?

左?

なんだこれ?

って思っちゃいますよね。

長年当ブログの方はご存知、

禽将棋駒の左鶉、

その裏面です。



この画像を写しても、意味不明の方もいらっしゃるでしょうから、

少し解説致しますね。

禽将棋駒は九世名人大橋宗英が考案した将棋です。

駒の名称が全て禽(鳥)なんですね。

画像の駒は鶉(うずら)で、

初期配置は左右の一番端になるのですが、

その配置によって動きが変わるんです。

説明が下手でわかりませんね。

すみません。ググって下さい。

3年前に1組作って納めた海外のお客様から、

鶉4枚の追加オーダーです。

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将棋盤修理 ~その12~

2020年09月12日 | 将棋盤
将棋盤の売却、まだ続いております。

「一体何面持ってたの?」

と友人からLINE。

数えたことなかったですが、

残り10面を切りました。

工房のスペースはだいぶ増えましたが、

気持ちがスッキリするまで、

もう少し続けてみようかと思います。

こちらは、本桂脚付き盤。

アマ初段になったときの記念に買ったものです。

タイトルと違い私は修理してません。

何年か前、東京の碁盤店に天面の直しをお願いしましたので、

画像では分かりにくいと思いますが、

罫書きは漆太刀盛りです。

新しくはありませんが、

手入れした盤というのは、

こういう顔つきになりますね。






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蜀紅 Round 5 ~その1~

2020年09月05日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
蜀紅です。

今は亡き大阪彫の大家、

八代目駒権師が最高峰に位置付けた書体です。

彼に出来なかった表現を目指し、

5度作ることとなりました。

木地?

大阪彫ですよ、薩摩黄楊に決まっているじゃないですか!

幅広の荒柾なら蜀紅の存在感に負けません。

これはまじ良い駒になる予感しかしない!
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天童一字書 ~その13~

2020年09月04日 | 一字書
お世話になってるトーシンさんから出てますね。

先のオーナー様での役目は終えた様です。

たしか2年ぐらい前の作品だったと思います。

既に値がついていることに感謝、ありがとうございます。

⇒YAHOOオークション



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