駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

将棋盤修理 ~その11~

2020年08月29日 | 将棋盤
リサイクルしました本榧盤です。

覚えていらっしゃいますかねぇ~



横っ腹に大きな節のある盤です。



実はこんなに綺麗な盤なんです。

私のお気に入りでしたが、

新潟の我が家には居場所がありませんので、

嫁ぎ先を探しております。

⇒YAHOOオークション

オオイレもあります。


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阿里 Round 1 ~その12~

2020年08月18日 | 創作書体
NHK杯将棋トーナメント、

当初アクリル板の存在が異様でしたが、

慣れてくると気にならないようになるんですね。

外出を控えている多くの方々に、

プロの将棋をお届けするのは、

とても意義のあることと私は思います。

Withコロナの時代における将棋の在り方を、

きちんと考えるタイミングですね。

疫病は新型コロナウイルスに限った訳ではありません。

将棋道場や大会の前に、

手指消毒をするのを「定跡」とすべきでしょう。

また、駒もちゃんと洗う!

これ大事です。

何十年も前ですが、

私がアルバイトをしていた将棋道場では、

使用しているプラスチック駒を、

その当時でも、週に一度洗っていました。

今も都内で営業していますが、

立派な道場だと思います。

前置きが、相当横道にそれました。

新型コロナ禍の鬱屈とした状況を、

多少でも解消してくれることを期待して、

阿里一字書、オークションへ出しました。

世界に2つとない、楽しい将棋駒です。

⇒YAHOOオークション
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将棋盤修理 ~その10~

2020年08月16日 | 将棋盤
脚付き本榧盤です。

作業が終りました。



側面等に目節の類がありますが、

これは自然な姿ですし、

プレーに影響を与えない位置にある場合は、

私は全く気にしません。



あー、やっぱり本榧はいいですねぇ。



木目が美しい。

⇒YAHOOオークション






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錦旗書 Round 3 ~その8~

2020年08月15日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
続いて錦旗の香車です。

前回の記事もそうでしたが、

露出が明るすぎて木目がよく見えませんね。

ごめんなさい。

詳しくご覧になりたい方は、

画像の拡大をお願い致します。

さて、常に棋力向上に努めている私ですが、

老化のスピードには勝てず、

徐々に弱くなるのを実感します。

将棋は棋力に応じて見えるviewが違うのですが、

弱くなると、見えていたものが見えなくなるんですね。

この香車の様に、一直線に進めていると、

読み負けて敗北します。

どこかで相手のミスを待っている様な将棋は嫌いですが、

そんな贅沢が言えない年頃(?)になりました。
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錦旗書 Round 3 ~その7~

2020年08月13日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
錦旗の桂馬です。

盤駒店に納める以外の作品は、

納期がないので、ぼちぼーちと作っております。

どんな駒木地を使っていたか、

自分でも忘れてしまいそうですので、

時々画像で確認しておきましょう。

薩摩黄楊の荒柾ですね。

一口に柾目と言っても、縦縞のスーツと同様に、

実は種類が豊富にあります。

この木地の様に柾目の幅がもっとも広いのが荒柾と呼ばれます。

使ってみると分かりますが、

木目が揃っていながら、

目がチカチカしないので、

とても指しやすいです。



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将棋盤修理 ~その9~

2020年08月11日 | 将棋盤
我が家の脚付き本榧盤です。

天面を削り直しています。

罫線の無い本榧盤を見ることは少ないと思いますので、

画像で残しました。



ただし、この盤は天面に小さい目節が複数と、

割れがありますので、そこだけは補修しています。

やはり天然の榧はいい色です。




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阿里 Round 1 ~その11~

2020年08月08日 | 創作書体
阿里です。

先ほど完成致しました。

御蔵島黄楊の柾目ですが、

追い柾交りですので気軽に、

源平仕上げで楽しく使って頂ける駒に

仕上がったと思います。

完成したばかりですが、

また作ってみたい書体の一つとなりました。



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褚遂良 ~その14~

2020年08月05日 | 中国書家(唐七星・王羲之・褚遂良)
こちらも役目を終えました褚遂良です。

草流と違って、ご注文は頂けませんでしたが、

やはり一流書家の字を字母にするのは、

簡単ではありませんね。

まだまだ修業が足りません。

試作ですが、駒数は足りていますので、

このようなもので宜しければ、

ご使用頂ける方を探します。

⇒YAHOOオークション











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将棋盤修理 ~その8~

2020年08月02日 | 将棋盤
工房スペース確保のため、とにかく放出中です。

こちらは、1枚板の卓上盤です。

画像からは分かりませんが、

バニラアイスの様な、

はたまたシロップの様な、

甘ーい香りがします。

天面を削り直したのですが、

作業中に、

「この木、このまま食べられるんじゃないか?」

と何回か思いました。

ネットで調べましたところ、ありました!

⇒木材図鑑「メープル」

ああ、だからメープルっていうんですね。

駒木地に「楓(かえで)」がある関係で、

「砂糖楓」という名前は聞いたことがあったのですが、

これがメープルだったとは、、、、。

私のところに来た時は、使い古されていて、

香りには気づきませんでした。

薫る将棋盤で一局、なんて洒落ていますね。

もともとは特注、趣向品でしょう。

なんか余裕を感じます。

手放すタイミングになってそれに気づく私も、

なかなか行けてないですなぁ。。。。

⇒YAHOOオークション







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