総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

おちていく

2023年05月28日 | エッセー
 おちるには、落ちる・堕ちる・墜ちるという三つの漢字がある。
 今の日本は、そのどれもに該当しそうで、息子たちの人生を思うと切なくなる。今から、10年後、20年後の日本はどうなっているんだろう?もはや、30年後は世界も混とんとしていそうで、想像できない。
 そう考えれば、団塊の世代の方々が一番幸せな時代を生きたんじゃないだろうか。高度成長時代とともに生きた人たちだ。
 なんだか、空気が活気に満ちていた。その空気だけで元気になれた。つまり、自分自身のエネルギーが少なくても、活気という空気を自動的に吸えて生きていけた。結果、生きる意味というものを真剣に考える必要性がそんなになかったんじゃないだろうか。
 しかし、令和時代に生まれた子どもたちは、その空気がげんなりしている。高齢者が多いというだけでエネルギー量は低くなるうえに、日本の経済が急降下している。そんなげんなりの中で生きるんだ。エネルギーを自家発電しないと生きにくい。
 自家発電できる人に育ててあげることも子育て支援の一つかもしれないと思う今日この頃。
 夢を実現させるというようなことが生きる意味だというような空気の中で、団塊の世代の一回り下の世代の私は生きてきた。
 当たり前のように、小学校や中学校で将来の夢なんていう目標を書かされていた。
 最近の子どもたちの将来なりたい職業は、公務員が1位だそう。中学生のみならず小学生でも。ちょっと前までは、ユーチューバーだったのに。
 このおちていく日本で、にもかかわらず、人生を楽しむ力を子どもたちに与えてあげたい。
 人が人と出逢う中で、化学反応を起こして、なんだか陽だまりのようにジーンと温かいものを感じれる体験で、人は結構生きていけるような気がする。
 そんなおばちゃんになりたいなぁ。

  たぶん、高齢者がもっと人に優しくなれたら、そのあったかい空気が、若者の心に自家発電をさせる力に転換されるんじゃないかなぁ。

 そのためには、老後の経済的不安を100%なくすことだと思う。
 何が起こっても、最低限人権が尊重される形で介護費用なく暮らしていけるという保障さえあれば、安心して自分のこと以外に何かしようという気持ちになれる人もいるはず。
 なのに、高齢者の医療費の自己負担は増えるし、年金もひょっとしたら70歳から受給なんてことにもなりかねない。
 
 私の周りでは、長生きしたくないという声が多い。
 時代は変わった。
 
 人口比の多い高齢者の自分が食って生きていくのに精いっぱいという空気の蔓延は、若者に伝染してしまいそうでこわい。
 安心という空気をどれだけ作れるか。
 今からの日本に必要な目標かもしれない。
 私が結婚する時代に、老後の不安なんて考えたこともなかったのに、今の若者は年金をもらえないかもしれないという不安をすでに知ってしまった。
 結婚する前に老後の不安を抱えている。











 








 
 








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心がスーッとする

2023年05月27日 | エッセー
  ジャニーズの性的虐待のことで、勇気ある告発をした方に対して、SNSでの誹謗中傷がものすごくて、心が折れそうになったが、それでも被害に遭ったメンバーたちのためにも頑張るというような記事が、今日の新聞に掲載されていた。
 どうして、誹謗中傷するのだろう?
 誹謗中傷する人に、煽り運転をするような人と同じような臭いを感じてしまうのは私だけだろうか。
 理由もなくイライラしている人・・・。
  

 そんな人は、何か理由をつけてイライラを解消したい人だと思う。
 難癖をつけたがる。
 
 この世は、一定数、煽りたい人がいる。

 被害者である彼に、一体どんな内容の中傷が届いてしまうのだろう。

 煽り運転は、画像を取っていれば、警察が関与してくれそう。
 でも、SNSはどうなんだろう?
 有名になりたくて炎上狙いっていう人もいるけれど、匿名をいいことに言いたい放題。
 誹謗中傷するという行為をしてしまう人は、きっと、幸せではない。いつも、なんとなくモヤモヤイライラしていると想像する。
 アルコール依存症の人が、アルコールを飲むと、心がすーっとするという。だから、やめられない。そりゃそうだろう。モヤモヤはスッキリしたいもん。誹謗中傷してしまう人も、きっと、誹謗中傷の記事を投稿することで、心がスーッとしてしまうのだろう。
 この『心がスーッとする』という感覚を持ってしまう人は、おそらく、なんらかの依存症になりやすいと私は感じている。
 心がスーッとするのは、心が元気になるのとは違う。
 まず、心がスーッとしないと、心は元気になれないと思う。
 だから、やめられない。何かの依存症になる人は、毎日、まず、心をスーッとさせたい欲求を持ってしまった人かも。
 一方、心がいつもスーッとした状態という意味がぴんと来ない人は、いろいろあっても、良心に添って生きていけるような気がする。ジャニーズの性被害者の声を聞いても、その勇気に素直に感動し、応援してあげたいという気持ちに自然となれる。
 でも、煽りSNSをしてしまう人は、良心よりも心がスーッとなりたい気持ちの方が勝ってしまう、いつも心が晴れないしんどい人かもしれない。
 
 だから、そんな匿名で人を傷つけるような煽りSNSはやめましょうといくら言ってもやめるわけがない。スーッとしたい欲求って半端ないから。お腹が空いて死にそうな時に、目の前に、飢餓で苦しむ人に向けた食料があったら、誰だって食べちゃう。
 本人は、スーッとしたいから匿名で投稿してしまうなんて夢にも思っていないと思う。自分は正しいことを伝えるために投稿していると思い込んでいる・・・きっと。

 このスーッとしたい気持ちは、一体どこからやってきて、いつの頃から始まったのだろう。
 きっと、いじめはその始まりだ。




 











 









 





 
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心がスーッとする煽りSNS依存症?

2023年05月27日 | エッセー
  ジャニーズの性的虐待のことで、勇気ある告発をした方に対して、SNSでの誹謗中傷がものすごくて、心が折れそうになったが、それでも被害に遭ったメンバーたちのためにも頑張るというような記事が、今日の新聞に掲載されていた。
 どうして、誹謗中傷するのだろう?
 誹謗中傷する人に、煽り運転をするような人と同じような臭いを感じてしまうのは私だけだろうか。
 理由もなくイライラしている人・・・。
  

 そんな人は、何か理由をつけてイライラを解消したい人だと思う。
 難癖をつけたがる。
 
 この世は、一定数、煽りたい人がいる。

 被害者である彼に、一体どんな内容の中傷が届いてしまうのだろう。

 煽り運転は、画像を取っていれば、警察が関与してくれそう。
 でも、SNSはどうなんだろう?
 有名になりたくて炎上狙いっていう人もいるけれど、匿名をいいことに言いたい放題。
 誹謗中傷するという行為をしてしまう人は、きっと、幸せではない。いつも、なんとなくモヤモヤイライラしていると想像する。
 アルコール依存症の人が、アルコールを飲むと、心がすーっとするという。だから、やめられない。そりゃそうだろう。モヤモヤはスッキリしたいもん。誹謗中傷してしまう人も、きっと、誹謗中傷の記事を投稿することで、心がスーッとしてしまうのだろう。
 この『心がスーッとする』という感覚を持ってしまう人は、おそらく、なんらかの依存症になりやすいと私は感じている。
 心がスーッとするのは、心が元気になるのとは違う。
 まず、心がスーッとしないと、心は元気になれないと思う。
 だから、やめられない。何かの依存症になる人は、毎日、まず、心をスーッとさせたい欲求を持ってしまった人かも。
 一方、心がいつもスーッとした状態という意味がぴんと来ない人は、いろいろあっても、良心に添って生きていけるような気がする。ジャニーズの性被害者の声を聞いても、その勇気に素直に感動し、応援してあげたいという気持ちに自然となれる。
 でも、煽りSNSをしてしまう人は、良心よりも心がスーッとなりたい気持ちの方が勝ってしまう、いつも心が晴れないしんどい人かもしれない。
 
 だから、そんな匿名で人を傷つけるような煽りSNSはやめましょうといくら言ってもやめるわけがない。スーッとしたい欲求って半端ないから。お腹が空いて死にそうな時に、目の前に、飢餓で苦しむ人に向けた食料があったら、誰だって食べちゃう。
 本人は、スーッとしたいから匿名で投稿してしまうなんて夢にも思っていないと思う。自分は正しいことを伝えるために投稿していると思い込んでいる・・・きっと。

 このスーッとしたい気持ちは、一体どこからやってきて、いつの頃から始まったのだろう。
 きっと、いじめはその始まりだ。




 











 









 





 
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ムカデメリットデメリット

2023年05月21日 | エッセー
 最近、なんでも、反対の場合はどうなんだろう?という見方をする癖がついてきてしまって、困ってはいないけれど、変わった人って思われそうだなって、苦笑いすることがよくある。
 それもこれも、生物学者の福島伸一さんのあの新聞記事の影響だ。
 以前にも書いたが、顕微鏡で細胞を観察していると、インフルエンザウイルスが体内に侵入した時、人によって、細胞から手招きするかのように蝕しが伸びる人と、細胞から何も伸びてこずに、ウイルスが細胞に侵入できない人がいるという。前者はインフルエンザに感染し発病する。そして、後者は感染しても発病しない。
 つまり、人は自分の免疫が弱っているときは、インフルエンザウイルスの胸を借りて免疫をグレードアップさせんと、細胞に指令を出して、敢てウイルスを招き入れる。柔道の相手の胸を借りて強くなる・・・みたいに。

 ということは、インフルエンザウイルスは敵ではない。それどころか、味方といえるかもしれないのだ。
 先日、大分の高校で500人インフルエンザに罹ったというニュースが流れた。そして、その後、すぐに宮崎県の高校でも500人インフルエンザに罹ったというニュースが。どちらの高校も運動会で感染拡大したということらしい。運動会って戸外だ。それでも、あっという間に感染拡大したってことは、そこにいた人の多くの細胞が、インフルエンザウイルスを積極的に手招きしたってことじゃないだろうか。
 みな、久しぶりのインフルエンザウイルスの到来で、免疫アップを図りたくてうずうずしていて、待ってましたとばかりに、細胞に取り込んで、発病したんだと想像する。
 コロナでやたら消毒ばっかりしていて、それと、コロナウイルスに勢力図を奪われて、インフルエンザウイルスは鳴りを潜めていたけれど、ついに、コロナとインフルの勢力図が逆転した証がこのニュースだと個人的にそう感じた。

 蚊も不快だ。あの羽音を聞いただけでぞっとする。
 蚊って、刺された後がすこぶる痒い。
 しかし、その不快な蚊ですら、一説によると、ツボを刺すという。体温が低いところを刺すと。
 と、今、偶然にも踝を両足ともほぼ同時に刺されてしまった。
 痒い。
 踝は、腎臓と子宮のツボだそう。
 蚊は鍼灸師か。

 で、先週、なんと、2回もムカデに刺された。
 夜、さぁ寝ようとお布団に入ったら、左ひざ裏にいきなりの激痛が走った。え?何?今の・・・。
 と。
 布団をめくってみても何も見当たらない。
 え?これって、もしかしたら、ムカデに刺されたってこと?
 
 刺された後は、ズキズキ痛むわけでもなく、痒くもなく、ただただ衝撃だけが余韻として残っている感じだったので、とりあえず、虫刺されの薬を塗って寝た
 翌朝、刺されたところは、蜂に刺された後のように腫れていた。

 おそらく、ムカデだろう。嫌だな?どこにいるのかな?と不安を抱きつつ、翌日、布団に。
 そしたら、今度はいきなり、首の後ろがズキューーーン!
 



































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どんどん格差

2023年05月20日 | エッセー
 池上彰さんの番組を見ていて、最近、貧困化する日本と言いながらも、超豪華五つ星列車の予約がなかなか取れないという現状が不思議だった。
 昔々、松下幸之助さんが、せめて、所得税を半分くらいにしていただきたいとおっしゃっていたという。その頃(昭和50年代頃?)は、めちゃくちゃ儲かっている企業から、国は90%以上の所得税を取っていたと。
 それが、最近は、40%くらいになっている。
 なので、儲かる人はより儲かっていく。
 なぜ、そんなに低くなったかというと、そこは、グローバルな世界と関連していく。その頃、シンガポールは所得税19%という制度を打ち出し、世界から企業を誘致するという作戦を立てた。
 結果、世界で税金を持ってかれたくないお金持ちは、こぞって、シンガポールに会社を移転するように。
 国として、空洞化は避けたい。
 だから、仕方なく、ギリギリの40%くらいに設定する羽目となってしまい、お金持ちはよりお金持ちになって、今があるらしい。

 日本の大企業は、自分たちだけが太るような感じになり、富を中小企業にお裾分けしてこなかったため、給料は全然上がらない。そのせいで、世界の中で見ると、日本だけ物価もそう上がらなかった。しかし、ウクライナ関係で飼料の値上げによる鶏肉や卵などが高騰し、お金持ち以外はかなり厳しい生活となっている。それだけならまだいい。一番の問題は、将来への不安が増幅し、未来を描きにくくなっていて、その不穏な空気感の漂いか。
 ビルゲイツは、98%を寄付したんだって。それでも、物凄いお金持ちだけど。
 ところで、お金持ちは、なぜ、中小企業にお裾分けしなくなったんだろう。


 





 








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ワクワクかビクビクか

2023年05月14日 | エッセー
 ワクワクは、待ちわびる喜び。
 このワクワクエネルギーこそ、希望をもてる自家発電機で、生きるエネルギーの元だ。だから、子育てで定期的なルーティンとして、待ちわびる喜びを子どもの心に刻んであげれるよう、意識して行動してみることを提案した。

 ふと思った。ワクワクの正反対はビクビク?

 人って、どんな時にビクビクする?

 同僚や上司が急に不機嫌になる時?
 ママが、いつ不機嫌で怒られるかわからない不安定な状態だと、子どもはいつもビクビクしてしまうということになるのではないか。
 もちろん、いつも怒ってばかりのお母さんがいいとは絶対に思わない。でも、一番いけないのは、お母さんの気分によって、同じことをしても怒られない時と怒られる時がある場合のような気がする。
 いつも怒られる場合は、だんだんと耳がマヒしてきて、シレーっとできるようになる。自分を守るために。次男とか第2子になると、ママの気を引くためだったらなんだってする・・・みたいな心模様もあるので、しめしめとわざと怒られるようなことをしたりする。
 やんちゃすると怒られる場合はそう。
 でも、やんちゃしなくても怒られる場合は、かなり状況はよくない。やんちゃする気力も湧かなくなるほどで、耳のマヒではなく、心もマヒしてしまうかもしれない。
 
 やんちゃしたときに、日によって違う場合は、今日は、怒られるかな?怒られないかな?ってビクビクしてしまう。
 子どものいたずらは、大人から見たら、いたずらだ。しかし、子どもにしてみれば、好奇心ゆえの行動で、やりたいことをやりたいというDNAに備わった発達に必要な衝動なのだ。でも、時と場合によっては怒られるという環境にいると、DNAの素敵な贈り物である好奇心とビクビクとのせめぎ合いの中で生きている。結構、エネルギーを消耗しそう。
 小さい時に、待ちわびる喜びを設定してもらった子どもとママの気分によって左右される子どもの心のエネルギーの差ってはかりしれないかもしれない。
 
 ちなみに、いつも怒ってばかりのママは、自分以外の人が自分の思い通りにしないとイライラするタイプで、その自家発電したイライラを子どもを叱ることで、どこかでスーッとする快感が発生してしまい、無意識にそのスーッとした気持ちを求めてしまう依存症の傾向があるらしく、だから、叱るのをわかっちゃいるけどやめられない。おそらく、自分の物差しで物事を白か黒か、正しいか間違っているかと判定するような思考に陥りやすい人かもしれない。皆、それぞれに自分とは違う物差しを持っているというところに想像がいかないんじゃないだろうか。
 
 気分で怒るママは、いつも怒るママよりもエネルギー量が少な目で、でも、他にしんどいことがあって、自分の心に余裕がなくなると、八つ当たり的に怒ってしまうのかもしれない。
 育つ過程で、ママもビクビクしていたのかもしれない。
 
 ママの気分が一定であって、なおかつ、待ちわびる喜びをプレゼントできるような心の余裕を共働きママにお願いするって、反感を食らいそう。

 でも、長~~い目で子育てをみると、思春期以降、その差は歴然としてくる。

 政府は、子どもが小さい頃のママたちが、子どもと接する時のママの気分が一定していて、余裕をもてるような働き方まで意識して、叶うなら、保育園に聞き上手な保育士さんを養成して、週1でいいから、お迎えのときにスッキリしてもらっておうちに帰れるくらいのシステムを導入し、もっと、叶うなら、週1回でもいいので家事代行システムを無料で利用できるようなシステムもあったらいいな。
 ママにも待ちわびる喜びがないとね。

 0歳児の保育料を無料にしないで、そのお金をママワクワク資金に投入してほしい。0歳児はできればママといてほしいし。赤ちゃんが母乳を必要とする1歳くらいまでは、きっと、ママのそばにいて安心したいはず。だって、母乳は赤ちゃにくっついてきたものらしいから。そこら辺は、自然界の動物と同じなんじゃないかな。

 最近、異次元の少子化対策ブームで、あっちこっちの市長さんが、我先にと子育て世代の施策を謳い始めた。ただ、0歳児保育料の無料化を嬉しそうにおっしゃる市長さんを見ていると、残念でたまらなくなる。赤ちゃんの気持ちを置き去りにした子育て支援って、本当の子育て支援なのだろうか。
 だったら、『預けて働いた方がお金も溜るし、楽ちんだよね。』というママの声を聞くたびに、子育てに数字は禁句だよと胸が痛くなる。
 もちろん、経済的な理由で働かないと食べていけないくらいの家庭の場合は、全く別である。そこに、ママのずるさはない。生きる上での真剣勝負がママの気配からしっかり赤ちゃんに届くはず。でも、少し、節約すれば、どうにかやっていけるくらいなら、ママの狡さが見え隠れしてしまう。
 子どもたちはしっかり観ている。
 本気で僕たちを愛してくれているかって。
 
 




























 
 

































 





 




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待ちわびる喜び

2023年05月13日 | エッセー
 3年ぶりの4人のミニランチ同窓会。
 久しぶりのワクワク感を抱えて、この日を迎えた。
 そして、久しぶりに癒された。
 10年ほど前から、つまり、子育てが一段落したころから始まった看護学校時代の仲間たちとの年に1回の一泊旅行が、コロナで中断していた。
 今回、小田和正さんのコンサートに4人のうちの二人が行くので、ついでにランチがてら集まろうということで、近隣に住む4人が集まった。
 何が何でもこの日は行くという思いが強かった。
 なので、息子が1週間前の5月5日に喉が痛いと言い始めた時は、息子には申し訳ないけれど、息子の体調よりもミニランチを優先させんとした言動と行動をとった。
 5月8日から、コロナが5類になるということもあって、コロナだったら家族はどうなるんだろう。インフルエンザと同じ扱いなら、症状がない限り、出勤できるのだろうか?それとも、自粛?
 幸いにも、陰性でほっとしたけれど、ミニランチ同窓会には絶対に行きたいので、コロナと同じように、家でもマスクをして、窓を少し開けて換気して、なるべく息子と同じ空間にいないようにした。
 人参100%ジュースを買って、朝晩飲んだ。昔、喉が痛くなり始めて、ヤバいと思ったときに、100%人参ジュースを飲んだら、V字回復した体験から、100%人参ジュースを尊敬している私である。人参のカロチンは細胞再生の栄養素だと言われているし。もちろん、脂物はなるべく控えた。胃腸の負担を軽くして、その余剰エネルギーを風邪と戦うエネルギーに回すために。そして、良質な睡眠がとれるように意識した。
 そして、晴れて、体調万全でミニランチ同窓会に臨めた私。

 私の人生の大事な宝物だとしみじみ、このご縁に感謝している。

 みな、めちゃくちゃ清流な人たち。
 彼女たちといると、洗心される。
 皆、お互いに、『私って、友達少ないのよね。』って言う。
 本当に心を許せる人とか弱い部分をされせる人とか、そんな意味での友達。
 そんな意味での友達以外は、知り合いだから。

 待ちわびる喜びこそ、生きるエネルギーの素なのだと今回の自分の心模様を見て、そう感じた。
 
 そして、待ちわびる何かのある人は、待ちわびるエネルギーで、すさんだ心が元気になっていって、人生という荒波を乗り越えていけるのかもしれないと思った。
 さりげなく、コロナ前までは、1年に1回のこの同窓会を1年間じわ~~~っと待ちわびる気持ちのおかげで、この10年を生き延びてこられた一助となれたのかもしれない。
 何も否定されない、ただただ、共感しよう、気持ちをわかろうとしてくれる人に定期的に逢えるという傾聴によるカウンセリングの凄さは、きっと、ここにある。
 癒されたい。その癒されるチャンスを待ちわびる時間が心のエネルギーを充電させる。
 生活の中に、もっと、待ちわびる時間を。
 共働きが当たり前の時代になった。
 働く女性に働き続けてもらえるようなママ支援に視点がいきがちだ。
 子どもの心が置き去りにされているような気がしてならない。
 そんな忙しいママにこそ、提案したい。忙しいママに遠慮してしまって素直に甘えられない子どもたちのために、定期的に待ちわびるという時間をプレゼントしてほしい。
 なんでもいい。待ちわびた結果、必ず、癒されるという充電器を子どもの心に作ってあげて、必ず、充電してあげる。
 ほんのちょっとしたことでいい。何時になったら、ママが絵本を読んでくれるとか、ママが帰宅したら、5分間、ママは家事したい気持ちを追い払って、ムギューっと抱きしめて、子どもと遊ぶことだけに意識を集中して遊ぶとか、毎週土曜日は、子どもの好きなサーティワンアイスクリームを食べに行くとか。年に1回の家族旅行を計画するなら、カレンダーに1年前から❤マークを付けて、毎日、✖で消していくとか。
 忙しいママでも実行できて、もちろん、子どもが喜んでくれるルーティン。

 あ~~~。気づくのが遅すぎた。
 ごめんね。
 日々、家事育児仕事をこなすのに精いっぱいで、わが子たちに、この待ちわびる喜びをプレゼントできていなかった。それどころか、夫火山避難所生活というエネルギーを奪う方のことばかりの日々であった。
 ふと、せめて、週1回、子ども4人と私が実家で1泊してのびのびするというルーティンを作っておけば、子どもたちも週末が来るのを待ちわびるというエネルギーを充電させてあげれたのかもしれないと苦笑いしたり。
 世の中で、いろんな家庭がある。自分のことは棚に上げて言うのもなんだが、人権尊重という基盤のある家庭でのびのびと育つという幸運に恵まれた子どもって、2割くらいじゃないだろうか。
 大人と言っても、自分のことも他人のことも人権尊重できるような人は少ない。そんなえせ大人同士の結婚だ。不完全。
 だからこそ、謙虚にその不完全さを受け入れて、人権尊重の学びの場として育児の場を神聖な場として捉え、不完全さを補う一手段として、育児の一環として、待ちわびるという喜びのプレゼント合戦をパパの育休ウンヌンと言う前に、みんなで楽しくトークできたらいいな。
 クリスマスプレゼントの意味もそこにあるか・・・。












 今回のミニランチ同窓会。 
 みんな本当に待ちわびていたみたいだった。
 たわいない近況報告会話てんこ盛りの2時間だったけれど、不思議だ。元気になれた。感謝。

 





 
















 





 












 






 




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ダンスのエネルギー

2023年05月07日 | エッセー
 昨夜のジャンルを問わないダンス日本一を決める大会のテレビを録画で20分ほど見た。
 この大会、2回目だそう。
 最近、ダンス関係の番組があると必ず録画する。
 そのエネルギーに圧倒されたい私がいる。

 なんせ、日本一を決める大会で、賞金1,000万円だからね。どのグループも真剣勝負半端ない。
 真剣勝負のもつエネルギーって物凄い。
 真剣は、ほんのちょっとした油断が命取りになる。だから、真剣勝負のオーラは人の心を揺さぶる。
 あ~~、会場で見たかった~~~。生の迫真せまる演技を浴びたかった~~。
 
 まわりを見れば高齢者ばかりで、衰退する日本経済を肌で感じる今日この頃、エネルギーをシャワーのように浴びたいという人間としての自然な感覚が、ダンスの持つエネルギーに引き寄せられる。

 ついつい一日が浪費されているなと感じている私にとって、もう少し、一日一日を真剣に生きてみなきゃと叱咤激励してくれる番組であった。

 



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育児影武者

2023年05月05日 | エッセー
 おそらく、帰宅拒否症候群になるようなパパとママのパワーバランスは、ママが強くパパが弱い。
 人間関係の中でパワーの強い人は、完璧主義的な人が多いかもしれない。
 〇〇しないと気がすまない。
 だって、気がすまないんだもん。

 育児に関しては、パパのおむつの替え方が気に食わない。余計なことはしないでよ。あ~~~、イライラする。だったら、自分でやった方がまし・・・。
 パパに自分の影武者になることを要求してしまいがち。

 優しくて、でも、優柔不断で決断力が弱いようなタイプのパパは、えてして、強い女性に惹かれやすい。結婚を決意するまでは・・・。

 優しくて、でも、優柔不断で決断力が弱いようなタイプのママは、えてして、強い男性に惹かれやすい。結婚を決意するまでは・・・。

 優しくて、決断力もあって、自分を守る術も、相手も尊重する術も心得ているようなパパは、優しくて、決断力もあって、自分を守る術も、相手を尊重する術も心得ているようなママと出逢える可能性が高い。
 そんな夫婦は、1割くらいだろうか。

 だいたいの夫婦は、どっちかのパワーが強く、どっちかが弱い関係性のグレーゾーンにいると思う。

 そこで、子どもが生まれて、二人に共通する子育てというお題が舞い降りてくる。子育てを通して、二人のパワーバランスがピフティピフティになるよう、パパよママよ智慧を出し合いなさいって。
 ピフティピフティのパワーバランスとは、何も同じように育児に取り組みなさいと言うことではないと思う。
 大雑把に言って、自分と違うから惹かれ合ってしまって結婚するわけなので、正反対の性格の二人が、その長所を生かし合って、短所はカバーし合って、子育てというお仕事にチャレンジしてみてねって感じか。

 あ~~~。
 でもね。子育てはお仕事なのだろうか。
 違うよね。
 子育てをお仕事というジャンルになんかしちゃだめだよね。
 あくまでも、ママがパパに気持ちよくイクメンになってもらうための作戦なのだ。
 ママには、産むことで発生する母性がある。
 パパには、それがない。
 正社員になれない。
 ママは、10か月前に正社員になって、出産したら、いきなり課長クラスに昇格したけれど、パパはよくてアルバイトだ。
 妊娠中の10か月、赤ちゃんはママと一心同体だった。ママは私で、私はママ・・・みたいな。そして、生後1年くらいは、そんな境界線のないようなママと私の世界を行ったり来たりしているらしい。そして、1歳半を過ぎたころに始まるイヤイヤ期は、ママとしっかり分離したよっていう素敵な成長のサイン。
 パパは、所詮、どんなに頑張ってもアルバイトで、なかなか正社員に昇格できないものなのだ。
 なのに、影武者になれっていうのは、酷だ。

 パパは、家事の方をなんとかやってくれて、ママが少しホッとする時間を作って上げたらいいのかな?
 生後1年くらいは、イクメンではなく、カジメンがいい。1年を過ぎたころからイクメンか。
 なので、パパの育児休暇という名称も、ママ介護休暇みたいな名称にした方が誤解を招かないかもしれない。ママが育児に専念できるようにその他のことをパパが引き受ける。
 でもね。家事が苦手なパパも多い。
 歯磨きをしている間、ずっと、水道水が流れっぱなし、あるいは、お湯を沸かすのに、お湯が沸くまでずっとぼ~~っと突っ立っているような、つまり、ながら家事ができない脳の持ち主が、男性脳優位と言われている。
 そんなパパを見て、イライラして、なら、赤ちゃんをおんぶして自分で料理を作った方がましという羽目になる。
 国は、パパの育休を取るようにしているが、ただ取ればいいというわけではないような気がする。
 流しっぱなし男脳タイプパパ向けに、育休資格制度を作って、家事育児研修や黒田伊保子さんのトリセツ講座などを受講してもらうってのはどうだろう。
 ママが産後うつにならないためにパパの育休制度が始まった。なのに、お荷物パパにイライラしてしまって症状が悪化したら、元も子もない。
 もし、それができないのなら、産後ヘルパーを無料で派遣する制度の方が、ママの産後うつの改善には繋がるかもしれない。選択できたらいいのにな。
 誰も、育児影武者にはなれない。
 ただ、おむつの替え方とかお風呂の入れ方とか抱っこの仕方とかそんな基本的なお世話に関しては、しっかり、両親学級制度を充実させて、パパが育休を取るための必須項目に、両親学級卒業(ゆるめの試験あり?)というものがあってもいい。そして、いざパパが育休を取って悩んだら、パパの育児学級で再度、おさらいできたら、もっといいかな。
 
 
 





 

























 だから、育児影武者なんて、とんでもない。
 パパの短所を無理やり調教して見た目だけ長所になれって命令しているようなもの。
 完璧主義な人の砦を崩すのは容易ではないと心得よ。
 でも、チャンスはある。

















 















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育児当事者か平社員かアルバイトかはたまた影武者か

2023年05月04日 | エッセー
 パパに育児協力者ではなく、育児当事者になってほしいと願う働くママの気持ちが痛いほどわかる。
 育児当事者なら、痒いところに手が届く。
 でも、育児協力者だと指示に従ってやってくれるけれど、もどかしい。イマイチ、やってほしいことのドンピシャではないから。しかも、指示しないとしない。いちいち指示しないとしない。気を利かしてルーティン化してくれない。なら、自分でやった方がましだというガッカリ感が蓄積されていくだけ。
 家事育児に関しては、ママが上司でパパが部下みたいな関係にどうしてもなってしまう。課長は二人いたら困る。自ずと、ママ課長と平パパみたいになってしまう。
 なのに、ママ課長は、育児に関しては、平パパではなく、せめて、主任になってほしいと願っている。おむつ替えの仕方が気に入らないとパパのすることなすこと腹が立つ完璧主義のママは、影武者ママコピー課長になれと言っているようなモノかも。仕事で疲れ、家に帰ったら影武者をやれって命令されたら、そりゃしんどい。誰だって、仕事から帰ったら、素の自分になって、ほっとしたい。
 ほっとできない家なんて、きっと、家ではない。
 が、しかし、ママだって働いている。じゃぁ、ママはいつほっとするの?はぁ?甘えてんじゃないよって話になっていく。
 正論だ。
 人間のできているパパは、反論できない。
 ほっとできないパパは、帰宅拒否症候群になって、夜9時ごろまで居酒屋やファミレスで時間を潰すようになっていく。どこかで、罪悪感を抱えながら。

 イクメンパパになってほしいなら、ママは作戦が必要だ。
 ママが課長で、パパが主任というチームを、ママが課長なんだから、ママが考えてみる。
 平社員意識から脱しないパパを主任に育て上げるにはどうしたらいいか。
 
 
 
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当事者

2023年05月03日 | エッセー
 イクメンパパもどきは、ねばならない思考に陥りやすく、憂鬱になって、本当にイクメンうつになることもあるらしい。
 イクメンパパを取り巻くママにもいろんなタイプがいると思う。おそらく、ねばならない思考のパパと完璧主義的なあるべきママの組み合わせになった時、イクメン鬱になりやすかもしれないとふと。
 今、現在、ほぼわが子だけを認識できるレベルにまで低下したアルツハイマー認知症の母を1週間に1泊程度みている。と言っても、夕方の4時から朝8時半にはデイケアのお迎えがくるまでなので、面倒を見ているというレベルではないかな。
 基本は、妹がみている。ケアマネージャーさんとの介護計画の打ち合わせや薬の管理、畑の管理など全部やってくれている。私は、この日とこの日をみてね。薬は準備しておいたから。着替えも入れておいたからね。パジャマは洗濯してね。
 などなど。
 全て妹がお膳立てしてくれている。

 なので、私は、介護当事者ではない。
 だから、うっかり面倒を看る日を忘れてしまったり、ショートスティで洗濯物を取りに行く日を忘れてしまったりして、妹の怒りを買っている。
 当事者意識がない私を見て、妹は怒り心頭のご様子だ。
 ケアマネージャーさんとの会議などに参加していれば、もう少し、魂が入ると思うのだけれど、まだ、3男4男の自立に向けた子育てが完了していないため、この二人のことで年休はとっておきたいから、母のことではそう簡単には休めない。
 また、この二人のことでいろいろと脳内も忙しいから、母のことで頼まれたこともうっかり忘れてしまいがちになる。
 それで、妹がメモを渡してくれるのだが、このメモが見ずらいのだ。私も字が下手なので何も言えないけれど、妹の字も読みずらい。その上、文章で書かれているから、把握しずらい。結果、よくわかっていないから、うっかりミスをしてしまう。
 妹は、思いどおりに行かないと立腹しやすい気質なので、つまり、管理タイプの人間なので、始終、私のこの当事者意識のなさにイライラしていると思う。

 私も、これはヤバいと最近感じ始めた。
 母専用の手帳を買おうかなって考えている。

 ある赤ちゃんのいるママの声。
 夫への不満を爆発させるママ。
 夫が、おむつを替えてくれるけど、そのやり方が気に食わない。イライラする。育児のことは、自分なりのやり方があるから、同じようにしてくれないなら、しない方がまし。とにかく、夫のすることなすことイライラする。
 結構、イクメンパパなタイプに感じるけれど、いいじゃない。してくれるんだからと思うけれど、自分の思ったとおりでないと気が済まない性質のママなのだろうなぁ。
 子育てって、ちっとも思いどおりにならないわが子を受け入れるプロセスであり、その結果、寛容さという愛を醸成する最高のチャンスだと思う。
 このママ、上に5歳の女の子がいるという。大丈夫かな?

 このパパは、パパの中では、育児当事者の方だ。でも、当事者意識はあっても、ママの思いのとおりにに動けない、ママのコピーにはなれない。結果、ママが怒る。
 当事者意識があっても、2番手だと相手次第で手が出せないのに、当事者意識のないパパだと、ママはもっとイライラしてしまう。二人の子どもでしょって。
 私は、介護当事者ではない。その当事者意識のなさから、妹の思い通りに動かない私に対して妹はイライラいしている。

 世の中、当事者という同じ土俵に立たない限り、前には進まない。
 この世は、当事者と他人で構成されている。
 『当事者のことは当事者に任せておきなさい。』と、誰かの本に書いてあった。
 
 
 世のイクメンパパの立場にある男性よ。
 我妻が、完璧主義タイプであったら、ママの育児をよ~~く観察して同じようにおむつ替えをしてみよう。もし、それでも怒られるなら、イクメンパパを諦めよう。どうせ、文句を言われるのだから。その代わり、ママの完璧主義の砦を崩す方法を探そう。いろんな先輩ママたちの声を聞ける場所に連れて行って、完璧にし過ぎて子どもをダメにした体験談などを聞けたらラッキー。
 怒ってばかり、叱ってばかりな人は、叱る依存症に陥りやすい。せめて、パパだけでも、子どもが何をしても、よほど危険でない限り、温かく見守れるようなヒトでいよう。それが、本当のイクメンパパだと私は思う。

 完璧主義ではなくて、本当に育児に疲れ果てているママがいるのに、当事者意識がないパパという場合は、ママがパパを育児当事者に仕立て上げないといけない。
 
 
 
 
コメント
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