総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

ほめるを捻出。 

2018年03月21日 | エッセー
 たまたまつけたテレビの番組で、少子化だったり、若者の車離れだったりの理由で、閉校になる自動車学校が増えてきているということを知った。そんんななか、人気が集まっている自動車学校が三重県にあるという.
その理由を知りたくて、ついつい見てしまった。
 建物の壁に大きな字で、ほめまくる自動車学校と書かれてあった。ほめまくるではなかったかも。ほめ〇〇〇。とにかく、何があっても、絶対に叱らないで,なにがなんでもほめるのだそう。
 自動車学校の試験に8回落ちて免許がないというりゅうちぇるがチャレンジ。
 8回も落ちるってどういことって、そのこともびっくりしたけれど、何があっても叱らずほめる先生にもあっぱれだった。
 40代の女の先生のほめるときの苦渋を見せないよう頑張って振り絞った表情が、今も脳裏に焼き付いて離れない。

 S字カーブで脱輪するりゅうちぇるを、よくそこでブレーキをかけれましたね。とほめる先生。
 坂道発進でエンストするりゅうちぇるに、その姿勢がきれいですね。とほめる先生。

 わざとらしいはずなのに、わざとらしくない。だって、先生も、なんとかして誉め言葉を必死で探しているから。真剣だから。
 真剣に、必死で、怒鳴りたい気持ちを抑えて、誉め言葉を探す場合に限って、それは、誉められる方には、不思議と嫌味に感じないのかもしれない。
 子育てで、誉めるのはいいけれど、おだてるのは最悪と言われる。
 おだてるときって、おだてる側が優位に立っている。たぶん、それが、操作して、相手を変えようという意図が見え隠れするから不愉快になる。
 しかし、怒鳴りたいぐらいの気持ちを必死でこらえて、逆に、いいところを探そうと必死になる・・・そこに、意図などない。だから、りゅうちぇるは、しきりに、モチベあがると何回も叫んでいた。幸せそうだった。

今も、あの誉め言葉を必死で探す女性教官のかすかに苦しそうなお顔が脳裏を焼き付いて離れない。

 この映像は、わたしにとっての宝物となった。

 子育てに叱るは、果たして必要か。。
  
 

 
コメント
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