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●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン

2018年09月26日 00時00分08秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【安倍自民党による佐川宣寿前局長“偽証罪”潰しの裏で…財務省が決定的文書をまだ隠していたことが明らかに!】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4173.html)。

 《…などの女性蔑視発言を告発された菅原議員が予算委の筆頭理事を務めているだけでも驚きだが、まさか、こんなデタラメな理屈をいけしゃあしゃあと口にするとは。こんな主張がまかり通るならば「記憶にない」などとエクスキューズをつけておけば、どんな嘘をついても許され、偽証し放題になる。これでは憲法で認められた国政調査権を骨抜きにするようなものではないか》。

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
            自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?
    《「子どもを産んだら女じゃない」の菅原一秀・自民議員が安倍擁護質問を
     展開「悪魔の証明」も何も証拠となる文書は「破棄した」の一点張り
     のくせに、よく言えたものだと呆れるが、この田村議員の上をゆく
     安倍首相擁護を繰り広げたのが、つづいて質疑に立った菅原一秀議員だ。
       菅原議員といえば、元愛人に「子どもを産んだら女じゃない」などという
     暴言モラハラを繰り返していたことを、当の元愛人に「週刊文春」
     (文藝春秋)誌上で告発されたことも記憶に新しい“ゲス議員”のひとりだが…》

 当たり前だけど、衆院予算委員会の与党筆頭理事も腐っていたという訳ね…《憲政史上最悪の国会》。

   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を
               簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
    「リテラの記事【枝野幸男が2時間45分怒りのフィリバスター!
     自民議員のヤジも「安倍首相のようなクソと一緒にするな」と一蹴】…。
     …《だが、この野党の最後の抵抗に対し、いつものように湧いて
     出てきたのが安倍応援団のネトウヨたちだ》」

   『●「自民党や公明党を応援している人たちは、
      なぜ彼らを応援しているの?…どんなに酷いか知っているの?」
   『●トリは災害対応そっちのけで博打合法化案を議論…
        《憲政史上最悪の…「国権の最高機関」という国会》
    《党の手柄や内閣の手柄を優先し打ち出したい石井の薄っぺらな対応
     対して山本の怒りは「本気を出して欲しい」。ばくち災害対策を同時に
     議論し、両方に応える石井の答弁は議会史に残る“滑稽な様子”
     
と記しておきたい》
    《通常国会が終わった。この国会は、野党が言うように
     憲政史上最悪のものだった。憲法41条の「国権の最高機関という
     国会の本質を、政府と与党が踏みにじった

   『●山本太郎さん×久米宏さん対談、「安倍政権とカジノ、
        杉田水脈を徹底批判し、原発タブーや創価学会…」


 頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン…あまりに哀しく、哀れな国に成り下がった。

 《つまり、太田理財局長と同様、真実を語らないことが論功行賞人事の理由になっているのだ》。
 頭から腐った自民党のその総裁・アベ様、そしてニッポン国首相。《選挙妨害を暴力団に発注》するようなアベ様が一国の首相…。そんな《総理のために嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン、情けなさすぎる。民主国会、法治国家の体をなしていない独裁国。

   『●アベ様政権は大阪地検特捜部長を函館地検検事正に昇進させ、
                「森友問題の幕引きを一気に図る魂胆」
   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に
       《論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼント》

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http://lite-ra.com/2018/08/post-4173.html

安倍自民党による佐川宣寿前局長“偽証罪”潰しの裏で…財務省が決定的文書をまだ隠していたことが明らかに!
2018.08.07

     (3月27日国会証人喚問での佐川宣寿前理財局長)

 国会閉会とともに森友・加計問題はなかったことに──。そうした安倍首相の目論見が現実化しつつある。今年3月におこなわれた財務省の佐川宣寿・前理財局長の証人喚問での証言について野党は偽証罪で告発を求めていたが、与党がこれを拒否。衆院予算委員会の与党筆頭理事である菅原一秀議員は、その理由を以下のように述べたのだ。

   「記憶に基づくことと違うことは言っていないと見てとれる」
   「独自の推論や解釈を重ねた事実認定をもとに偽証の告発をするのは、
    個人の名誉を毀損しかねない」

 愛人に「25歳以上は女じゃない」「子供を産んだら女じゃない」などの女性蔑視発言を告発された菅原議員が予算委の筆頭理事を務めているだけでも驚きだが、まさか、こんなデタラメな理屈をいけしゃあしゃあと口にするとは

 こんな主張がまかり通るならば「記憶にない」などとエクスキューズをつけておけば、どんな嘘をついても許され、偽証し放題になる。これでは憲法で認められた国政調査権を骨抜きにするようなものではないか。

 だいたい、自民党は籠池泰典・前理事長の証人喚問後には「偽証の疑いが濃厚」などとぶち上げて偽証罪での告発をちらつかせたものの、結局、偽証の根拠を示すことができず、「野党の状況を見ていると(告発は)難しい」などとお決まりの野党のせいにした。しかし、佐川氏の場合、政府がすでに偽証を立証しているのだ。

 現に、証人喚問での佐川氏による「(森友問題は)昨年2月上旬の新聞報道で知った」「(籠池氏に「身を隠せ」と指示したか否かについて)私自身、まったくそういうことはしておりません」などという証言は、調査不十分と言わざるを得ない財務省の調査報告書でさえ否定されている。なかでも、昨年2月24日に「確認したが交渉記録はなかった」「記録は破棄した」と答弁した件について、佐川氏は証人喚問で「『確認した』というのは理財局に理財局に文書の取り扱い規則を確認したということ」と言い訳したが、後に交渉記録が存在したことが発覚。調査報告書でも佐川氏が〈応接録の廃棄や決裁文書の改ざんの方向性を決定付けた〉とされた。今回の与党の偽証罪告発の拒否は、こうした政府の調査をも否定するものではないか。

 そもそも、佐川氏の証人喚問は、公文書改ざんについて「刑事訴追の恐れがある」ことを理由に一切の証言を拒否した一方、自民党の丸川珠代議員の質問で佐川氏は安倍夫妻や官邸からの指示を真っ向から否定し「理財局のなかで対応した」と断言。露骨な茶番劇が繰り広げられたが、このときからすでに自民党と佐川氏のあいだで偽証罪での告発を抑え込むことで手打ちしていたのだろう。

 総理のために嘘をつくことが奨励される国──。これが安倍政権の実態であることは、先日発表された財務省人事でもあきらかだ。森友公文書改ざん問題のキーマンである太田充理財局長を事務次官が約束されたも同然の主計局長に昇進させただけではなく、改ざん当時に官房長を務め文書厳重注意を受けた岡本薫明主計局長を事務次官に抜擢したのである。

 岡本氏といえば、森友問題で揺れる昨年4月、交渉経緯の記録について「職員が削除した電子データは専門家でも復元できない」というトンデモ答弁をおこなった人物。しかも、官房長は官邸と総理答弁をすり合わせ調整をおこなう立場であり、岡本氏は改ざんの際の官邸の動きも知る立場にある。つまり、太田理財局長と同様、真実を語らないことが論功行賞人事の理由になっているのだ。


■決定的な文書はまだ隠されていた!財務省が「最高裁まで争う覚悟で非公表」と

 森友問題に関与した人物を引き立てる、あからさまな人事。これを納得しろと言うほうがどうかしているが、挙げ句、この人事について記者から質問された麻生太郎財務相人事権はあなたにあるんじゃない。俺にあるんだ逆ギレ。森友問題のみならず財務省セクハラ問題でも見せた麻生財務相のこうした横暴な態度は、日本大学の田中英寿理事長や日本ボクシング連盟の山根明会長にも通じるものだが、メディアは“麻生節”などと片づけて、田中理事長や山根会長のようにバッシングすることはけっしてしない問題を黙認しているも同然だ

 しかし、いくら安倍官邸がアメで官僚たちを黙らせ、圧力でメディアに忖度させても森友問題が終わったことにはならない。それどころか、まだ隠されている爆弾級の文書が存在していることも明らかになっているのだ。

 そのことを明らかにしたのは、6月18日の参院決算委員会で取り上げられた、共産党の辰巳孝太郎議員が独自入手した今年5月に作成されたと思しき内部文書。これは財務省が森友学園側との交渉記録(応接録)と改ざん前決裁文書を今年の5月23日に国会提出することを決めたのと同時期に作成したメモで、〈近畿財務局と理財局のやり取りについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とする〉という文言が記されている。つまり、いまの段階でも、財務省はすべての文書を出し切っておらず、隠しているのだ。そして、「最高裁まで争う覚悟」で出さないという近畿財務局と大阪航空局のやりとりは、政権に打撃を与える相当な内容が書かれているということだろう。

 さらにこの文書では、佐川氏の刑事処分についても〈官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている〉などと書かれている。ようするに、政治的独立性を保持すべき検察の捜査結果に法務省を通じて介入していたことを、この文書は裏付けているのである。

 しかも、この文書には手書きで「5/21つるた参事官」と書かれており、国交省に存在する可能性は極めて高い。にもかかわらず、石井啓一国交相は「出所不明で体裁からしても行政文書ではない」などと言って調査に後ろ向きな態度を取りつづけ、参院予算委員会の金子原二郎委員長から文書の確認を要請されながらも、いまだに調査結果を公表していないのだ。

 閉会中審査を開催し、まずはこの文書問題についてあきらかにすることが求められるが、安倍首相は総裁選3選に向け、森友・加計学園追及を徹底的に拒否し、国民が疑惑を忘れるまで逃げるつもりだろう。そうであればなおさら、忘れるわけにはいかないのである。

(編集部)
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●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?

2017年12月13日 00時00分24秒 | Weblog

[※ 青木理さん(『サンデーモーニング』2017年11月19日)↑]



リテラの記事【質問時間強奪で衆院予算委は自民党議員による森友・加計疑惑隠し、フェイク質問だらけに!】(http://lite-ra.com/2017/11/post-3612.html)。

 《与党5対野党9という不当極まりない質問時間配分で開かれた、本日の衆院予算委員会。閉会中審査を除くと約半年ぶりに委員会答弁に立った安倍首相は「真摯な説明を丁寧におこなう」と、いいかげん聞き飽きた嘘の台詞をきょうも吐いた。しかし、案の定そこで展開されたのは、「真摯」「丁寧」とは真逆の人を食ったような無礼千万の答弁、そして自民党議員の質問だった》。

 案の定、実質、与党9.5時間対(癒党込み)野党4.5時間で、国会審議形骸化質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは何だったのでしょうか? 特に、自民党若手議員の皆さん方に質問のチャンスを、ということで大幅に質問時間が割り振られた訳ですが、その実情は? 《醜態を晒したのは、3時間半もの質問時間を得た自民党議員だ》《安倍首相をアシストする不毛な質問しか出てこない》。
 《こんな茶番劇に、なぜ国民は付き合わなくてはならないのか。自民党による質問時間横取りは、まさに民主主義の危機というしかない》。トンだ「言論の府」。

 リテラの別の記事【「森友・加計は朝日の捏造」と断定し朝日から抗議を受けた小川榮太郎の安倍擁護本を自民党が大量購入!】(http://lite-ra.com/2017/11/post-3614.html)によると、《それを弊社に一切の取材もないまま、根拠もなく、「虚報」「捏造」などと決めつけるのは、弊社の名誉・信用を著しく傷付ける不法行為であり、到底見過ごすことはできません。貴殿及び貴社に厳重に抗議するとともに、すみやかに弊社に謝罪し、事実に反する部分を訂正し、弊社が被った損害を賠償するよう強く求めます…そんな“安倍タイコモチ”の代表のような人物が先の総選挙投票日直前の10月18日、これまた安倍政権べったりの極右雑誌月刊Hanada」の発行元・飛鳥新社から“森友・加計報道の検証本”と称して出版したのが…その中身はやはりというべきか、“安倍首相の完全な潔白”を主張し、疑惑を追及する報道を徹底的に「偏向」と批判するもの…選挙期間中に打たれた異例の中吊り広告、そして自民党の大量購入》。
 《フェイクの塊》…トホホな「陰謀論と妄想」、それを自民党が大量購入って、まさか、それって税金じゃぁないでしょうね?

   『●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決…
            「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」
   『●無「責任」な「謙虚」…野党の国会質問時間短縮、
       「国会審議形骸化…それとも、それが狙いなのだろうか」
   『●「草の根でリベラルな価値そのものを広めていく…
      正面からリベラルな価値を訴え、裾野を広げる戦いを」!

   『●疑惑のオトモダチ開学認可…目に見えていた
      「白紙委任状」へと突き進ませた自公お維キト支持者の馬耳東風
    「でも、国会での与・(癒党込み)野党の質問時間を2:8から5:5にしたい、
     との申し出をするそうだ。「謙虚」「真摯」の欠片も無し…
     逃げるは恥だし役立たず息吐く様に噓をつく総理」「トンズラ総理
     口先だけ総理は、(癒党込み)野党の質問時間も削ります、とさ。
     どこまでウソ吐き、どこまで口先、どこまでトンズラするつもり?」
    「つぶやき上にて、《佐藤圭‏@tokyo_satokei  質問「5対5」与党提案へ 
     立憲反発、拒否の意向:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S13221493.html  
     そんなに与党の質問時間を増やしたいなら予算委員会の日数を
     増やせばいい簡単なこと。》…大賛成。増やした上で、
     般若心経でもなんでも読んでいればいいさ

   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見… 
                 「ここは質問に答える場所じゃない…」?
   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の
      国会質問時間の配分は実質「9.5時間対4.5時間」なのね?
    「この「国会審議形骸化」を狙った、野党の質問時間の削減について、
     青木理さん(『サンデーモーニング』2017年11月19日)。質問時間の
     与野党配分1:2 (80分:160分)は、政府側の答弁の時間を考えれば
     逆転し、実質「80+80分」:「80分」。さらに、「先の通常国会で
     質問主意書438件、質問したくてしょうがなかった自民党議員からは
     ゼロ件」だったという、呆れた実情。」

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http://lite-ra.com/2017/11/post-3612.html

質問時間強奪で衆院予算委は自民党議員による森友・加計疑惑隠し、フェイク質問だらけに!
2017.11.27

     (首相官邸ホームページより)

 与党5対野党9という不当極まりない質問時間配分で開かれた、本日の衆院予算委員会。閉会中審査を除くと約半年ぶりに委員会答弁に立った安倍首相は「真摯な説明を丁寧におこなう」と、いいかげん聞き飽きた嘘の台詞をきょうも吐いた。
 しかし、案の定そこで展開されたのは、「真摯」「丁寧」とは真逆の人を食ったような無礼千万の答弁、そして自民党議員の質問だった。
 たとえば、森友学園問題における不当土地取引の決定的証拠である音声データにかんしての答弁がそれだ。
 この音声データは、2016年5月中旬から下旬、籠池泰典前理事長と近畿財務局池田靖・国有財産統括官(当時)のやりとりを記録したもの。このなかで籠池氏が「(ゴミ撤去などの費用として)1億3000万円がうんぬんというよりも、ぐーんと下げていかなあかんよ」と要求すると、池田国有財産統括官は「理事長がおっしゃる0円に近い金額まで、私はできるだけ努力する作業を、いまやっています」と返答。実際、その後、不動産鑑定士は土地評価額を9億5600万円と算出し、ごみ撤去費用を値引きして土地売却価格は1億3400万円となった。つまり、池田国有財産統括官が明言した通りになっているのである
 一方、国税庁長官に“栄転”した佐川宣寿・財務省前理財局長は、「価格につきましてこちらから提示したこともございませんし、先方からいくらで買いたいといった希望があったこともございません」と答弁してきた。音声データを聞けば、これが虚偽答弁であったことは明白だ。
 にもかかわらず、今日この音声データについて質問を受けた麻生太郎・財務大臣は「事務方に説明させる」とし、それを受けて財務省の太田充理財局長はこう答えたのだ。

   「(音声データの内容は)国としての有益費1億3000万円を
    支払っている以上、それを下回るかたちでの売却はこの土地にかんする
    収支がマイナスになるということを意味し、国としてそのような対応を
    とることは考えられない、という趣旨の話」
   「不動産鑑定評価額が出る前に先方から買い受け希望価格が提示された
    という認識はございませんし、当方から売却価格を提示したということも
    ございません

 一体、あの音声をどう聞いたらそんな話になるのだろう。音声データで池田国有財産統括官ははっきり「0円に近い金額まで、私はできるだけ努力する作業を、いまやっています」と発言しているのだ。それを太田理財局長は“「1億3000万円を下回ることは考えられない」と説明しているだけ”と強弁し、“佐川理財局長の答弁は虚偽じゃない”と言い張るのである。寝言は寝て言え、という話だ。
 だが、虚偽答弁をしてきたのは、佐川前理財局長だけではない。安倍首相もまた同様に、国会で「適正な価格だ」と答弁してきた張本人だ。しかし、そのことについて追及を受けると、「財務省が国土交通省が適切に処分していたと報告を受けていたので、私の発言はその理解の上でのもの」と開き直り
 しかも、会計検査院が土地の値引き額を「十分な根拠が確認できない」とまとめたことについて問われて安倍首相は、「国有財産の売却について業務のあり方を見直すことが必要と考えている」と言うだけ。国民の資産が不当に安く払い下げられているというのに、「なぜそんなことになったのか」という疑惑の真相を追及するとも言わず、これからは見直す幕引きを図ろうとするのである。
 さらに、加計学園問題についても、安倍首相はいつもの言い訳答弁を繰り返し、言うに事欠いて「民間有識者のみなさんが私を忖度することなど、到底考えられない」とまで言い出す始末。国家戦略特区ワーキンググループの今治市へのヒアリングでは加計学園幹部が参加し発言していたにもかかわらず、議事要旨ではその事実を伏せていたことが発覚しているが、それでもなお「プロセスには一点の曇りもないと有識者は言っている」と主張したのだ。


「子どもを産んだら女じゃない」の菅原一秀・自民議員が安倍擁護質問を展開

 しかし、安倍首相もさることながら、きょうの衆院予算委で醜態を晒したのは、3時間半もの質問時間を得た自民党議員だ
 まず、最初に質問に立った田村憲久議員は、モリカケ問題について、こう宣った。

   「何もないことを証明するのは総理がおっしゃられる通り『悪魔の証明』
    ですから。赤いカラスがいるかいないか、これ、赤いカラスをいない
    と証明しようとするとすべてのカラスを捕まえなければ証明できないわけで、
    非常に難しい」
   「どうか『悪魔の証明』ではありますけども、天使のようにですね、
    謙虚に誠実に、そして実直にお答えいただきたい」

 「悪魔の証明」も何も証拠となる文書は「破棄した」の一点張りのくせに、よく言えたものだと呆れるが、この田村議員の上をゆく安倍首相擁護を繰り広げたのが、つづいて質疑に立った菅原一秀議員だ。
 菅原議員といえば、元愛人に「子どもを産んだら女じゃない」などという暴言モラハラを繰り返していたことを、当の元愛人に「週刊文春」(文藝春秋)誌上で告発されたことも記憶に新しい“ゲス議員”のひとりだが、その菅原議員はきょうの予算委で森友・加計問題を取り上げた。
 だが、これは「疑惑隠しはしていない」「ちゃんと質問している」というポーズをとるためだけのもの。現に、前述の音声データに対して菅原議員は「籠池夫妻が執拗に極めて威圧的な言い方で迫っている。そういう問い詰めに普通の人であれば気押されてしまって、非常にセンシティブになってしまう」と述べ、あたかも近畿財務局は籠池氏に脅迫された被害者のように一方的に説明
 また、菅原議員は音声データ問題の追及もそこそこに、「ここでちょっと話変えますけど」と言い出し、先日、情報公開された森友学園が財務省に提出した小学校の設置趣意書の話を唐突にもち出したのだ。
 この設置趣意書については、朝日新聞が籠池氏の証言として「安倍晋三記念小学校」の校名を記したと今年5月9日付けの記事のなかで紹介。しかし、今回公開された設置趣意書には「開成小学校」と書かれていた。この問題を、先の選挙前に自民党広報副本部長に就任したばかりの和田政宗議員はネット上で〈朝日新聞は紙面を通じて籠池氏の嘘を拡散した形になりはしないか〉と猛批判。朝日の記事をもとに質問した野党議員に対しても〈偽メール事件に匹敵するような案件〉と述べ、こうした和田議員の主張を麻生太郎財務相も使い、「朝日新聞は書いてあるとあおった」「自分に都合の悪いところを隠すんじゃない。だから報道はゆがんでいるといわれるんだ」とバッシング。現在はネトウヨが嬉々としてそうした記事を拡散する事態となっている。
 そして、きょうの国会でも、菅原議員はこう述べたのだ。

   「この朝日新聞ではですね、籠池氏のこの発言、『安倍晋三記念小学校』と
    そのまま載せているんですよ。言ってみればフェイクの発言をそのまま
    載せるとフェイクニュースになるというような典型でありまして」
   「野党のみなさんはフェイクの発言に基づいて質問したり、そういったことが
    結局間違った方向にミスリードしてきた」


「朝日報道はフェイク」質問こそフェイクだ! 

 だが、この質問こそが「フェイク」になり得る可能性がある。というのも、今回、公開された設置趣意書にはたしかに「開成小学校」と書かれているが、設置趣意書は複数あるのではないかと見られているからだ。事実、情報公開請求をおこなっていた上脇博之・神戸学院大学教授もツイッターで〈開示された文書は全部不開示に近かった文書と比べると微妙に異なっていました〉〈小学校設置趣意書は複数あるようなので再度情報公開請求しておきました〉と述べている。
 つまり、「安倍晋三記念小学校」と書かれた設置趣意書が存在する可能性はあるのに、「朝日はフェイクニュースを流した」とバッシングの材料に仕立て上げ、自民党議員がテレビ中継されている予算委員会で質問時間を使って喧伝したのだ。
 しかも、菅原議員は加計学園問題でも「獣医学部認可は新たな歴史の1ページが開かれた」と言い、「鳥インフルエンザ、BSE、口蹄疫、最近ではヒアリといったものがあって獣医師そのもののニーズが高まっている」と獣医学部新設は妥当な判断だと強調。言わずもがな、ヒアリ対策に当たっているのは生態学や生物学の専門家であって獣医師は関係ない。嘘八百もいいところだが、挙げ句、菅原議員は「官邸からの圧力」を文科省に否定させた上で、前川喜平・前文科事務次官について、こんなことを声高に叫んだのだった。

   「普通に考えればですよ、(前川氏)本人の思い込み、こういうふうにも
    見えてくるわけです」
   「前川前次官の自作自演という立ち振る舞いに我々が振り回された、
    振り回されている」

 この期に及んで、なおも前川バッシング。……こんなことを繰り返しているから、ずっと国民は納得できないままでいるのだ。そして、与党の質問時間を増やした結果、このように疑惑追及のポーズをとりつつも安倍首相をアシストする不毛な質問しか出てこないのである。
 安倍首相はきょうの委員会で、野党の質問時間削減を萩生田光一・自民党幹事長代行に指示した事実はないとし、多くの新聞の報道は“誤報”との認識を示したが、立憲民主党の長妻昭議員から「指示をしていないと言うなら自民党の国対委員長に時間配分を従来通りでいいんじゃないかと言っていただけませんか」と迫られると、それを無視した。
 もちろんそんなこと、安倍首相が言うわけがないだろう。実際、委員会が閉会されると、安倍首相は朝日・前川批判を繰り出した菅原議員のもとに近づき、「きょうは良かったよ」と言わんばかりの笑顔で固い握手を交わしていたのだから。
 こんな茶番劇に、なぜ国民は付き合わなくてはならないのか。自民党による質問時間横取りは、まさに民主主義の危機というしかない。

(編集部)
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●室井佑月さん、「安倍総理、会食のメンバーを代えてみたらいかがでしょうか?」…針のムシロで

2017年08月06日 00時00分42秒 | Weblog

[※ 東京新聞(2017年7月8日)↑]



dot.asahiのコラム【室井佑月「メンバー代え求む」】(https://dot.asahi.com/wa/2017072600014.html)。

 《安倍総理と会食しているのは大手報道のお偉いさん。そろそろ、それぞれの社の人間が、それぞれの社のお偉いさんに、会食でどんな話がなされたのか、詳しく訊いて、報道してくれないか? 国民の多くが知りたいと思っていることだし、取材費もかからないし。まさか、ただの友達として、安倍総理とご飯食べてるってことはないよね?》。


 《これっていうスクープを取ろうとしているんだよね?》…そうなのか、スクープ狙いだったとは! 新聞社やテレビ局の上層部の方々には、そんな深い考えがあったとは…。

   『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」
   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

   『●詐称『悪魔の証明』が証明…室井佑月さん「さあ、どうする安倍首相。
                           辻元さんは疑惑を払拭できたぞ」!
    「テレビを中心とした情けなきアベ様宣伝・喧伝者達は、森友問題を
     なかったことにして、第二、第三…の問題にフタをしようと躍起なようだ。
     権力の監視、権力への批判が責務のジャーナリストやジャーナリズムを、
     スシ友やテンプラ友、チュウカ友に、詐称されたのでは敵わない」

   『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
      常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」
   『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
       「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ
   『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞: 
                  主犯の「A」(A夫妻)が抜けている
   『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉
         =「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」

   『●アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者、
        かたや、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者…


 そして、室井佑月さんの素晴らしい提言。《会食している報道人…安倍総理、会食のメンバーを代えてみたらいかがでしょうか?…たとえば、玉川徹・テレビ朝日コメンテーター、望月衣塑子・東京新聞記者、金平茂紀・TBS「報道特集」キャスター、改憲のことを相談したいなら憲法学者の小林節氏、メディアのあり方を訊きたいなら元経産省官僚の古賀茂明氏、この国の貧困の実態を知りたいならジャーナリストの斎藤貴男氏、ほかにも上杉隆氏、青木理氏、大谷昭宏氏、木村草太氏…》。室井佑月さんご自身や、佐高信さんや魚住昭さん達もお願いします。
 そりゃぁ、針のムシロの上で、お食事も進むことでしょう。

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https://dot.asahi.com/wa/2017072600014.html

室井佑月「メンバー代え求む」
更新 2017/7/27 07:00

      (一体会食でどんな話がなされたのだろう?(※写真はイメージ))

 作家・室井佑月氏は、先日行われた安倍総理と会食に参加したメンバーについて、違和感を覚えると指摘する。

*  *  *

 7月13日、朝日新聞デジタルの首相動静によると、その日の安倍総理は、

<(午後)6時49分、東京・紀尾井町のホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」。レストラン「WASHOKU 蒼天」で曽我豪・朝日新聞編集委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員、小田尚・読売新聞グループ本社論説主幹、石川一郎・BSジャパン社長、島田敏男・NHK解説副委員長、粕谷賢之・日本テレビ報道解説委員長、田崎史郎・時事通信特別解説委員と食事。10時10分、東京・富ケ谷の自宅>であった。

 時事通信が7~10日に実施した世論調査で、安倍内閣の支持率が29.9%と、ついに30%を切ってしまったから、そのことについて相談でもしてたんかな?

 相談だったらまだしも、なにかお願いでもあったりして?

 妄想だとか、疑いだとかいわれても、この時期にさんざん批判されているこのメンツでの会食なんて、そう思われても仕方なかろ。

 安倍総理と会食しているのは大手報道のお偉いさん。そろそろ、それぞれの社の人間が、それぞれの社のお偉いさんに会食でどんな話がなされたのか詳しく訊いて報道してくれないか 国民の多くが知りたいと思っていることだし、取材費もかからないし。

 まさか、ただの友達として、安倍総理とご飯食べてるってことはないよね

 総理大臣に誘われたことを光栄に感じ、ボケボケその場にはせ参じたわけじゃないよね?

 会食している報道人は、背広の内ポケットなどにICレコーダーなどを忍ばせ、これっていうスクープを取ろうとしているんだよね?

 今、総理にしゃべらせたいことはいっぱいあるでしょ。2020年までとスケジュールを切った改憲について、加計森友問題について、支持率とご自身の進退について……などなど。

 これまでも会食をつづけてきたけど、ただの広報情報だけで、スクープの一つも取れなかったということは、メンバーが悪かったのかも。なに? 指名制だからメンバーは代えられない?

 安倍総理、会食のメンバーを代えてみたらいかがでしょうか?

 たとえば、玉川徹・テレビ朝日コメンテーター、望月衣塑子・東京新聞記者、金平茂紀・TBS「報道特集」キャスター、改憲のことを相談したいなら憲法学者の小林節氏、メディアのあり方を訊きたいなら元経産省官僚の古賀茂明氏、この国の貧困の実態を知りたいならジャーナリストの斎藤貴男氏、ほかにも上杉隆氏、青木理氏、大谷昭宏氏、木村草太氏。

 反対側の質問に答えていくことは、あなた様への国民の理解が深まることになるでしょう。それに、彼らなら、一回食事にいっただけで、あなた様の考えやお言葉を、余すことなく国民に伝えてくれると思います。

 ただ「男たちの悪だくみ」をしたいのであったら、しょうがないですが。

※週刊朝日  2017年8月4日号
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●今が「辞任」させる秋であり…市民に「忖度」する政治家や政党はどちらか?、いま、理解するべき

2017年04月23日 00時00分31秒 | Weblog

[※日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]



リテラの室井佑月さんの連載対談記事の後編【室井佑月連載対談「アベを倒したい!」 第4回ゲスト 山本太郎(後編)/室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3095.html)。

 前編は、【室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第4回ゲスト 山本太郎(前編)/室井佑月が山本太郎に迫る! アッキード事件の闇、安倍首相の素顔、そして原発とマスコミ…】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3067.html)。

 斎藤貴男さんとの対談は、…:

   『●「平成の治安維持法」で、室井佑月さんや斎藤貴男さん
          「なんて、最初から一般人扱いされないだろうしな」


 前編も含めて、是非、読んでみてください。《経済政策…。…そのベースにある国民の生活への真摯な思い…。安倍政権の弱者切り捨て政策原発政策対米追従姿勢に話が発展していく》重要な対談。特に、福島で起こっていること、「子供達の『X年後』の現実」…改めて、怒りが湧きます。

   『●「津田敏秀教授が「甲状腺がん多発は
      原発被曝と関係ない」派に反論」…ヒトデナシな核発電「麻薬」中毒者

 「忖度」まみれ、オトモダチ「好優遇」まみれなデンデン王国「裸の王様」アベ様ら。議事録からは抹消・「廃棄」されているのかも知れないが、次のように、大見得・啖呵を切りました:

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●詐称『悪魔の証明』が証明…室井佑月さん
     「さあ、どうする安倍首相。辻元さんは疑惑を払拭できたぞ」!
   『●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決
         …「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」
   『●制御不能な「確実にバレる瞬間まで嘘を通そうとする、
           気合の入った嘘つき」な取巻き達と「裸の王様」

 この間、次々に悪法の審議が進んでいる…:

   『●「森友劇場に現を抜かす間にも…天下の悪法
      と言っても過言ではない様々な法律の審議が着々と進んでいる」

 今、倒せずして…、今、「辞任」させずして、いつやるのか? 今が、その秋だ。

   『●アベ様、「総理大臣も国会議員も辞める」という
        大見得・たんかを実行すべき秋、その責任を果たすべき秋


 山本太郎氏をもっと引っ張り出して、室井さんが《「それ、燃えない」》という話もマスコミで喋ってもらわないと。マスコミは一体何やってんだ? 権力の監視、批判…矜持ある報道機関は無いのか?

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http://lite-ra.com/2017/04/post-3095.html

室井佑月連載対談「アベを倒したい!」 第4回ゲスト 山本太郎(後編)
室井佑月が「太郎ちゃん、安倍さんを倒して」と陳情! 山本太郎が本気で語った安倍政治を乗り越える政策論とは?

2017.04.21

     (山本太郎と室井佑月が安倍政権について語る)

 山本太郎議員をゲストに招いてお届けしている室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」。前編では、森友問題に対する室井の怒りが炸裂、ヒートアップしたが、後編では一転、山本太郎議員が安倍政権に「正攻法で対峙したい」と経済政策を語り始める。この意外な展開に、「なんか燃えない」と不満を漏らす室井。しかし、そのベースにある国民の生活への真摯な思いを聞いて、再び議論は白熱。安倍政権の弱者切り捨て政策や原発政策、対米追従姿勢に話が発展していく。
 メディアで報じられているトリックスター的な印象とはまったく違う、2人の本気の思いを対談を通じてぜひ感じ取ってもらいたい。(編集部)

……………………………………………………………………………

山本太郎が正攻法で闘う宣言、国民生活を守る経済政策を主張

室井 さっき(前編)は安倍さんがいかに狡猾で強いかという話になっちゃったけど、そういう意味でも、森友学園問題って安倍さんを倒す千載一遇のチャンスじゃないかと思うんです。これだけでたらめな政治の私物化の材料が次々出てきて……。これで倒せないようなら、野党を嫌いになるかもしれない。
山本 たしかに、森友問題はまだまだ疑惑が解明されていませんから、これからの追及では、政権に決定打を浴びせることができる展開もありえます。他にも、さっき言った加計学園問題など、安倍政権は身内に利権をばらまく体質がある。それは継続して追及していかなくちゃいけないと思っています。ただ、僕はそういうスキャンダル追及とは別に、安倍政権とは正攻法できちんと政策を批判したいという思いもあるんですよ。

室井 太郎ちゃんから「正攻法」という言葉を聞くのは意外だけど、具体的にはどういうものなんですか?
山本 生活に密着した問題をきちんと訴えていくということです。先ほどもお話しましたが、共謀罪や原発、TPP、憲法改正、安保……そんなことを言われても、国民の皆さんには遠い問題に感じて伝わりにくい。しかも、うちは小さいグループですから、質問時間もかなり短く、くわしく説明できる時間がない。ですから僕らがするべきことは身近なことをどれだけわかりやすく、この国に生きる人々に簡素に伝えることができるか、です。いちばん距離が近く感じられる問題は、生活に関係することだと思います。
 たとえばアベノミクスの「第一の矢、第二の矢」がありましたよね。第一の矢は金融緩和、そして第二の矢は財政出動ですが、安倍政権では本当に必要な部分に第二の矢がしっかりと実行されていません。金を刷りまくったのなら(実際には口座の数字を増やすだけですが)、その金を使って、保育や教育、福祉など今までコストとみなして切り捨てられていた部分にどんどん充てていかないといけなかった。逆にいえば、そういう部分がいちばん伸びしろがある分野ですから、成長産業になりえる、って話なんです。国の本気が見えれば企業の内部留保も設備投資などで使われると思います。これは我々が強く訴えるべきです。


室井が山本の持論展開に「それ、燃えない」とクレーム

室井 え〜、でも、それって、アベノミクスの国の借金をどんどん増やした部分は認めるということじゃないの?
山本 1000兆円を超える借金に加えて、また借金か!と、ツッコみたい方もいらっしゃるでしょう。そういった「借金がヤバい」、という擦り込みは、増税を進めたい財務省の煽りとマスコミのお手伝いが功を奏しています。国が持つ借金を、人間の人生の80年くらいに当てはめて、とにかく早く返さなきゃと誘導されています。国は何百年、何千年も続く訳ですから、返済に関して、長いスパンで健全化を達成すればいい。しかも、借金している先は、国内。日本には、ギリシャと違って中央銀行もある訳ですから、おカネをつくって借金をなくすこともできます。ギリシャのようにはなりようがない。
 もちろん、「無限に」ではありません。でも、いまは、景気をよくするために、大胆にやるべきです。
 安倍首相のやろうとしていたことは、本来、リベラル派がやらなければならなかったこと。それを極右に先を越された。無からおカネを大胆につくって大胆な財政出動をセットにして、きちんと国民が生きることができるインフラを整える。それこそが景気を回復させ、雇用の拡大に繋がります。そのためには、従来の公共事業とは違うかたちで、大胆にやる決意と行動を解りやすく世界に示すことが重要だと思います。

室井 たしかに、経済政策でリベラルは安倍政権にお株をとられちゃったという話はよく聞きますよね。本当は、リベラルが財政出動を肯定して、それを社会福祉や富の再配分に使うことを主張しなくてはいけないのに、民進党は財務省のいいなりで増税と緊縮政策に走って、国民にそっぽを向かれてしまった、と。
山本 そうなんです。ですから、これからのリベラルの合い言葉は、「反緊縮」。金融緩和と財政出動をセットで、大胆に、本当に意味のある公的事業に使うことを主張していかなきゃいけない。
 安倍政権は大企業優遇や箱モノの建設など従来型を継承しています。例えば、リニアに3兆円とか。そこから豊かになるのは、一部の人々です。もっと大胆に、人々の生活に密着した問題に光を当てる必要があると思います。

室井 わかるけど、でもそういう話って、なんか燃えないんだよなあ(笑)。
山本 私の説明が下手なうえに、長過ぎたからですね(笑)。こういうことをもっとわかりやすく短く、リアルに話せるようになりたいんですよね。例えばいま、社会問題になっている奨学金。これはリニアと同じ財政投融資から6兆円引っ張ってきているんです。
 財政投融資の原資は国債ですから、国が銀行から借りているんです。その6兆円を、日本学生支援機構が、多くは有利子で学生に貸し出す。学生から利息を取って、利息を財投に戻す。事実上、金融機関などへの返済を学生にさせることになる。元々、奨学金の原資、金を引っぱってくるところが間違っている、って話しなんです。学生が返済に苦しむ一方で、利息や延滞金で金儲けをしている人がいる。そうした説明をもっと簡単に伝えることができたらいいと思っています。
 加えて、私が総理なら、学生支援機構の6兆円を日本銀行に買い取らせて、チャラにします。
 対象者は20代前半から後期高齢者までの約270万人。もちろん学生だけでなく、保育所も、医療も、介護も、自己負担が多すぎる部分への施策が、少子化対策にも、個人消費の押し上げにも、雇用の増加にも繋がります。それくらい大胆なことをやらないと、国の将来はありません。

室井 いや、だからわかるんだけど、燃えないんだって(笑)。いくらリアルに話しても、地味だからねえ。いまの太郎ちゃんの話聞いて、国民が食いつくのかなあ。“魅せる”って難しい。
山本 ご清聴ありがとうございました。説明も長くなりますし。いまの説明に加えてあと5分欲しいところです(笑)。でも、与えられた時間でコツコツ主張していくしかない。僕はこの道に進んで4年目ですが、世の中は変わっていない。自分の変えたい部分も変えられていない。国会議員は約700人。僕はそのうちのひとりです。そう簡単にいかないのは当然ですけど、続ける以外に、方法はないと思っています。ちょっとずつ交渉しながら、一歩でも数ミリでも進めていくしかないんです。そのためには、みんなの生活が豊かになるような政策を提示しないと、支持は得られない。支持を得られなければ、実現もできない。


住民同士を対立させる安倍政権の原発被災者切り捨て政策

室井 でも、私としてはやっぱり、太郎ちゃんの原発や憲法への思いも聞きたいんですよ。
山本 その思いは変わっていないですよ。原発事故が起こった頃は民主党政権でしたが、政治全体への不信感が募り、我慢できなくなったところが僕の出発点です。事故から6年が経ち、議員生活も3年は過ぎました。でも議員になったからといって何か物事が動いたかといえば、何も動かせていないのが現実です。いまも原子力非常事態宣言のまっただ中ですしね。何も終わっていないし、終わり方もわからない状況のなかで、いちばん隠されている部分である事故の影響が、必ず何かのかたちで現れているはずなんです。そのひとつが、福島の子どもの甲状腺がんの多発です

室井 がんやその疑いのある人数が185人になりましたね。
山本 本来、100万人に1人の割合だと言われていたのに、この数はおかしい。福島県の検討委員会は一貫して被曝の影響は考えにくいとしていますが、これが原発の影響じゃなかったら、じゃあ福島特有の風土病なんですか、と。そこを解明するためには同様の調査を西日本でもする必要があります。何度も総理にも求めていますが、逃げの一手です。それを明らかにすると原発自体も進められなくなる。最大の急所なんです。それと平行して、住民たちは選択することも許されていない。選択する権利とその補償が与えられていない。一方的に「安全です」、これで終わり。故郷に残った、戻った人にも、一生涯の医療支援、保養など補償が必要です。移住する人にも医療支援や住居の支援は当然なされるべきなんです。加害者は、東電と国です。勝手に線引きして、「いつまで甘えるつもりだ」と言う態度が、加害者に許されるなら、無政府状態です。

室井 今春には避難区域も解除されて、自主避難の人への支援もどんどんなくなっていく。しかも避難区域には放射線量がすごく高いところもあるのに、そこに住民を強引に帰還させようとしているわけでしょ。しかも子どもも当然含まれるんですよ。原発事故直後に「子どもたちがいるから“安全”」なんて言ってた人がいたけど、今度もまた子どもたちが安全神話に使われる。
山本 年間20ミリシーベルト以下で帰還、は犯罪です。年間5ミリで放射線管理区域ですから。
 しかも帰還の要件は、空間線量。空間線量で問題なくても、土壌汚染を測ると放射線管理区域ってざらにありますから。事故を起こしておきながら、それでも帰れ、住め、って国、世界では日本が初めてです。新しいチャレンジだ、って官僚も平気で言いますから。「国民の生命財産を守る」と言うなら、予防原則に立つのが、常識です。少なくとも、事故前の基準を緩和するなら、年間20ミリ以下でも安全と言う科学的根拠が必要です。本当に重大な問題です。安倍政権は“すべてをゼロ”にしようとしている。将来を諦めているからこそ、いまのうちに全部やっちまえ、というスタンスになるんでしょう。専門家でさえ、近い将来、大地震が必ずくると宣言しています。そのなかで、原発の再稼動は、一か八かでしかありません。事故っても、次はもっと上手く隠せる自信があるんでしょう。すでに基準も日本オリジナルですし。再稼動や、原発輸出を止めるのは、いまの国会のパワーバランスでは、難しい。野党が弱すぎる。安倍政権の思いのまま、つまりはその支援者である、大企業の金儲けが優先されます。

室井 安倍政権による“新しい安全神話”ですね。
山本 間違いないです。数日前も、僕のところにいわき市と中通りからお母さんたちが来ていました。事故後、避難されなかった方々です。そうしたなかで自分たちで計測し、汚染地図をつくって行政と交渉しながら、除染する地域を拡げるよう活動されています。お母さんたちの心配は、今年の春で除染がほぼ終わること。今後は、自治体がガラスバッジ(個人線量計)の情報を集約して、その結果から高い汚染がありそうだ、となれば除染する“フォローアップ除染”に移行する。
 ではガラスバッジの情報を集約する期間、その間隔は? と聞いても、それぞれに任せている、と。結局、そんなマメな作業を自治体がコンスタントに出来るはずがない。やる自治体、やらない自治体で当然、格差が生まれます。
 国は、何かあっても自治体の怠慢だった、と逃げられる、「丸投げ方式」を採用した訳です。
 もともと追加被曝は年間1ミリシーベルト以下に抑えないといけないものなのに、福島では年間20ミリシーベルト以下。「安全」なんてほとんど根拠がない話で、もはや洗脳ですね。いちばん、科学的でないアプローチを続けているのが、国です。


安倍首相は「植民地政府の代表」にすぎない

室井 それで住民同士を対立、喧嘩させるんですよね。「子どもたちの健康を考えたい」という人と、「安全だ」と信じる人を対立させるんです。「風評被害だ」と言って消費者と生産者を喧嘩させるような構図と同じ。でもすべては国がつくり出した対立じゃないですか。そういう一連の構図を、新聞やテレビはほとんど報じない。
山本 生活保護バッシングも同じですね。生活保護受給者をバッシングしているのは、本当は生活保護の受給資格があるくらいの収入層が多いと聞きます。俺はギリギリで頑張っているのに、なんだあいつら甘えやがって、って話ですかね。生活保護を受けるべき人がどれくらい受けているかを見るのが、「補足率」ですが、2割から3割程度しか受けていない。政治家であるなら、建前でも補捉率は100%を目指す、と言わなければならない。たった1つのセーフティーネットですから、当然です。ようは、社会保障費の削減を、対立構造をつくって、達成しようとする非人道的なやり方が行なわれているんです。選挙のマニュフェストに書き込むくらいの連中ですから。不正受給を無くして、生保をもっとスリムにするという趣旨を。

室井 実際は日本の生活保護の不正受給って、すごく少ないんでしょ。完全にスケープゴートだよね。
山本 ご存知の通り、生活保護の不正受給は1.8%。もちろん、不正は正されるべきですが、98%は適正に受給されています。身近なターゲットをつくって、弱い立場同士、叩かせる。権力者は上手にコントロールしますね。実際に叩かれなければならない存在から目をそらせるために。そうすることによって、大企業が儲けた分に見合った、充分な税金を払わないで済むシステムがドンドン大企業側に有利に改良されることには目が向かなくなる。第二次安倍政権、最初のお仕事が生活保護費の引き下げです。

室井 でも金持ち優遇は全然問題にならない。それどころか選挙でもアベノミクスを連呼しているし。確かに安倍さんはキャッチーな言葉を流すのが上手いんですが、マスコミも尻馬に乗って、その宣伝を盛んにするのって、間違ってますよ。
山本 昨年の夏の選挙のとき、安倍さんが地方凱旋している様子をテレビで見たんですが、「アベノミクスというエンジンをくるくるくるくる回して、アクセルを吹かして!」みたいなことを言っていて。いやいや、何も言ってないやん! と思わずテレビにツッコんでしまいました。でも、雰囲気は伝わるし、キャッチフレーズや、印象だけの演説って反論するのに時間がかかる。1つひとつ嘘をめくる必要がありますから。ツッコミどころしかないので、絞るのが大変です。これで政権とってるって、すごい話ですよね。考えてみたら、安倍首相は植民地政府の代表ですからね。

室井 2015年の安保法のときの太郎ちゃん、すごかったですよね。「第3次アーミテージレポート」を突きつけて。
山本 アメリカの言いなりじゃないかよって話です。

室井 でも、テレビは日本がアメリカの奴隷状態になっているというような本質的なことを一切言わない。この前、トランプさんの娘のイヴァンカさんがトランプさんに、「安倍はすごい賢いから、信用しなよと言った」という報道がありましたよね。あれって、海外の記事には、「クレーバーボーイ」って書いてあったの。要は、犬や子どもに対する言い方でしょ。
山本 「グッドボーイ」のいち段階上のレベルですよね。「パパ、あいつ、使えるよ! あいつだったら何でも言うこと聞くよ」というニュアンスなのに。

室井 でも日本のワイドショーは一斉に、「イヴァンカさんが後押しした!」と報じていました。
山本 いままでもそうですが、アメリカ側に都合のいい法改正の数々を見ていると、「全部さしあげます」という気概を感じますね。米国にとって、植民地として唯一成功した国なんだなあ、日本は、と実感しますね。


政界と芸能界、どっちが怖い? の質問に、山本太郎は…

室井 最後に、すごくくだらない質問だけど、芸能界と政治の世界、どっちが怖い世界だと思ってます?
山本 僕は、ハラスメントの頂点は芸能界だと思っていましたが……。でも、ここ(政界)が総本山でした。社会問題のすべてが、政界に凝縮しているという印象さえある。政治に進んでからは、あの芸能界からも避けられてる感じですからね。昔、ドラマで共演したメンバーが毎年、忘年会をやるんですけど、あるときから呼ばれない。去年は情報聞きつけて「うぇーい」って、いきなり行ったらビックリしてましたけど(笑)。一緒に飲んでる写真がネットに出た時点で、マズいレベルなんでしょうね。直接企業名を上げて国会でモノ言ってますから、当然でしょうけど。
 室井さんは、本当に勇気がありますよね。

室井 テレビに都合よく使われているんだと思います。安倍さんが創りだした“反論や疑問が言えない空気感”に対し、息抜きというか アリバイづくりのように使われているのかなとも思うこともあります。みんな守りに入って、自分のことで必死だけど、わたしが守るのは息子のことだけだから。
山本 なるほど。マスコミは決定的なダメージを安倍政権に与えるわけにいかないと自粛し忖度していますからね。でも、マスコミの意向がどうであれ、室井さんはそんな思惑を跳ね除けるくらいの爆弾を落とし続けているじゃないですか。

室井 この連載でも、何度も言ってますが、本当はもう、こんな闘いやめたいんですよ。
山本 じゃあ、うちから選挙に出ませんか?(笑)

室井 それじゃ、真逆ですやん。ずいぶん前に、同じようなことをあなたのところの、親分にも言われました。でも、あたしはそういう女じゃないし、そんなことよりガールフレンドの一人にしてくれと言い返しました。豪快に笑われちゃいましたけど(笑)。


※この対談は3月に収録されたものです。

山本太郎 政治家、俳優。1974年兵庫県生まれ。高校1年で芸能界入りし、以降、人気俳優として数々の映画、ドラマで活躍。 2011年3月の東日本大震災、福島第一原発事故を契機に、反原発活動を開始。2013年7月の参議院議員選挙に東京選挙区から出馬し当選。以降、原発問題、被曝問題、子どもと放射能、TPP問題、労働問題、社会保障制度改革、表現の自由に関わる問題等に特に深く関わり活動中。現在、自由党共同代表。

室井佑月 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。

(編集部)
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●詐称『悪魔の証明』が証明…室井佑月さん「さあ、どうする安倍首相。辻元さんは疑惑を払拭できたぞ」!

2017年04月18日 00時00分58秒 | Weblog

[※ 日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]



アサヒコムのコラム【室井佑月「閣議決定で決めてみる?」】(https://dot.asahi.com/wa/2017041200014.html)。 

 《昭恵さんが私人か公人かを閣議決定で決めた内閣だもの、いっそのこと、昭恵さんの寄付もあったかないか閣議決定で決めてみる?》。

   『●「安倍晋三の発言は全て真実」と閣議決定!?
      …「本当に閣議決定しかねない勢いだ。政治が劣化している」
 
 何でも、「閣議決定」すれば問題解決な人治主義国家デンデン王国。「裸の王様」の《安倍晋三の発言は全て真実》と閣議決定!?、しかねない勢い。《未だに「内閣支持率は52・4%》な、とんだ民主主義国家を詐称するデンデン王国。「裸の王様」アベ様をおバカ丸出しに「忖度」する人治主義国家
 国会で、詐称の『悪魔の証明』を連呼するアベ様。で、アベ様が御得意のデマ拡散した辻元清美氏の『悪魔の証明』が、あっさりと、《証明》されてしまう始末。さて、「裸の王様」の妃様や御付の者を国会に呼べば、あっさりと詐称『悪魔の証明』が立証されるでしょうから、次はアベ様の番です。

 テレビを中心とした情けなきアベ様宣伝・喧伝者達は、森友問題をなかったことにして、第二、第三…の問題にフタをしようと躍起なようだ。権力の監視、権力への批判が責務のジャーナリストやジャーナリズムを、スシ友やテンプラ友、チュウカ友に、詐称されたのでは敵わない。

 《というか、いちばん最初の約束を覚えてる? 総理辞めるって威張ってたやつよそういったかどうかも閣議決定で決めてみっか?

 でも、アベ様の大見得・啖呵たとえ議事録から消し去ろうとも、今、実行の秋、実行させる秋だ。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

   『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
      不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない
   『●「首相に対する侮辱」であり、アベ様は 
      「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」…とても楽しみ!
   『●「菅官房長官と麻生財務相以外のほぼ全員を
        代える大幅改造」って、ご冗談を…アベ様オトモダチの総退陣を
   『●室井佑月さん「この団体が牛耳るこの国でいいの」か?…
              「日本会議メンバーで、国会議員にもわんさか」

   『●アベ様、「総理大臣も国会議員も辞める」という
        大見得・たんかを実行すべき秋、その責任を果たすべき秋

   『●アベ様のオトモダチのオトモダチを最高裁判事に任命? 
                「政治判断」乱発の最「低」裁からも忖度?

   『●「私人」の「昭恵夫人の鶴の一声」? 
     「これがもし事実なら、明らかに昭恵夫人の首相への口利きでは」?

   『●まさか、閣議決定済みの「私人」だから、 
      証人喚問に応じられない? FACEBOOKでの発信で十分?
   『●「日本教育再生機構大阪」という「教育破壊」つながり…
          「安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造」

   『●「忖度」「おもねり」「保身」? 「何の瑕疵もない」?
         いえいえ「首相と私人と言い張る夫人は罪深い」

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https://dot.asahi.com/wa/2017041200014.html

室井佑月「閣議決定で決めてみる?」
(更新 2017/4/13 07:00)

     (さあ、どうする安倍首相(※写真はイメージ))

 解決しない森友学園問題。作家の室井佑月氏は、安倍昭恵夫人の関与などについて矛盾する政府の答弁に苦言を呈する。

*  *  *

 森友学園問題、土地売却になんらおかしなところはないといい張るなら、政府が役人に「破棄したという文書、出してこい」と、そう命じればいいだけじゃん。なぜそうしない。怪しい。

 みんな、そのことに気づいておる。森友学園について、政府がいくら誤魔化(ごまか)しても、辻褄があわなくなってきてるじゃんよ。

 籠池前理事長の問い合わせに対し、昭恵夫人付だった谷査恵子さんが返信した封筒が出てきた。それは内閣総理大臣官邸と印刷された政府の公式なものだった。

 このことについて、3月31日放送のテレビ朝日系「モーニングショー」では、元文部官僚の寺脇研さんが、「これはもう公務ですよ。封筒は公的なことにしか使わない」とコメント。作家の吉永みち子さんも、「誰が見ても公務で、公務でないということに無理がありますよといっていた。だよね、官僚の谷さんが個人的に籠池さんの相談に乗ったなんて、無理筋だもん

 ほかにも出てきた。雑誌「フラッシュ」4月11日号に、幼稚園で働いていた籠池さんの長女のインタビュー。そこで彼女は、寄付の事実を知る職員が、身内以外にもいることを語っていた。

 昭恵さんが私人か公人かを閣議決定で決めた内閣だものいっそのこと、昭恵さんの寄付もあったかないか閣議決定で決めてみる 谷さんが、昭恵さんの意向じゃなく、個人で動いたかどうかも。今回の件、安倍首相が絡んでいるかそうでないかも閣議決定で決めちゃうか?

 いや、これ、笑い事じゃないんだって。4月1日の朝日新聞デジタルによると、〈安倍内閣は31日、戦前・戦中に道徳や教育の基本方針とされた教育勅語について、「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることまでは否定されることではないとの答弁書閣議決定した〉。うわぉ!

 国民の心のあり方の話なのに、こういうことも閣議決定で決めちゃうわけねどこぞの独裁国家みたいだ

 そうそう、安倍さんは国会で昭恵さんの寄付について民進党の議員に突っ込まれ、「御党の辻元さんにも同じことが起こっている」と答えたんだ。「辻元議員は疑惑を真っ向から否定している。『ない』ということは証明のしようがないのは常識で、『悪魔の証明』といわれている」と。

 ことの発端は、籠池夫人が昭恵さんに送ったメールに、辻元議員が幼稚園に侵入した、工事にスパイを送った、などという妄想を書いたことだ。しかし、この疑惑については解決済み。当の籠池夫人が、「事実ではない」と、工事の人間も「辻元さんとは面識がない」と証言した。

 さあ、どうする安倍首相辻元さんは疑惑を払拭できたぞとなると、お次はあなたの奥様の番では?

 というか、いちばん最初の約束を覚えてる? 総理辞めるって威張ってたやつよそういったかどうかも閣議決定で決めてみっか

※週刊朝日  2017年4月21日号
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●「日本社会を蝕むパワーハラスメント」『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)

2013年04月08日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】、畠山理仁さんによる堀潤氏インタビュー、そして、青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件佐藤博史弁護士が激白】。

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■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 雨の中、今到着。「日本社会を蝕むパワーハラスメント」。小石勝朗氏【「一票の格差」で戦後初の無効判決もどこ吹く風 抜本是正に遠い「0増5減」案】。赤岩友香氏【原発ゼロノミクスキャンペーン立ち上げ 「下からのエネルギー革命を」】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】。これも酷い裁判でした(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CE%D3%E2%C3%BF%DC%C8%FE)、冤罪の確率高し。マスコミにも大きな罪

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 畠山理仁http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C8%AB%BB%B3%CD%FD%BF%CE)さん【ついにNHK退職 元アナウンサー堀潤氏独占インタビュー これからのメディアを考えていきます Twitterでの「原発発言」がネットで大反響】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件の佐藤博史弁護士が激白】、「母親からの調書狙う」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/965c4b3a27c85886e3d5de6391bf89c2)、「悪魔の証明を要求」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【大森藤子の政治時評/米軍基地あるけど主権回復? なぜいま国民栄誉賞? とか考えない。めでたい。誰が?】、「地位協定は改定できず、地元の反対を押し切ってオスプレイは飛び、それで本当に主権を回復したと言えるのだろうか」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【新連載予告/本多勝一編集委員の写真記録 「俺と写真」がはじまります】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CB%DC%C2%BF%BE%A1%B0%EC)、3.11地震と東京電力原発人災で「カラ振りのままになっていた」連載がようやく陽の目を

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 清水竹人氏【きんようぶんか 本/脱原発に向けた叡智がここに】、『九州原発ゼロへ、48の視点 玄海・川内原発の廃炉をめざして』(木村朗=編、南方新書)の書評。3.11から何も学べない九州電力(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B6%E5%BD%A3%C5%C5%CE%CF

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 田島秀樹・小室等・三浦光紀鼎談【日本音楽史の奇跡「ベルウッド40周年」を語る 音楽が政治にモノを言い、社会や生き方に影響を与えた時代】、はっぴいえんど高田渡大瀧詠一細野晴臣、「放送禁止歌

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 柴山哲也氏【「大本営」へ先祖返りした記者クラブ・メディア】、2013年度報道の自由国別ランキング、なんと日本は53位! 岩本太郎氏【ネット右翼の黄昏? 「反・反韓デモ」結集、関係者の終焉発言も】、在特会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BA%DF%C6%C3%B2%F1

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 浅野健一http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%F5%CC%EE%B7%F2%B0%EC)さん【あるまじき行為でも警官なら仮名 警視庁盗撮巡査長】、警視庁の公表基準とマスコミの実名報道
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