二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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2017年05月28日 07時49分44秒 | ニ言瓦版
この記事は、アメリカは、面白い。
いい人材がいると、企業は、維持。
江戸時代の大店見たい。
でも、日本にも、あるのかもしれない。




「アメリカのファストフードハンバーガーといえば、安くて速いが、不健康そのものと想像する向きが多いだろう。実際、ほとんどのファストフードハンバーガーは今でもその類で、食べた後に少々の後悔心が残る。
だが、アメリカ住まいの人々が「こういうファストフードもある」と自慢したくなるようなハンバーガーチェーンがある。それがイン・アンド・アウト・バーガー(In-N-Out Burger)だ。今、そのイン・アンド・アウト・バーガーのチェーンを継いでビリオネアになった、リンジー・スナイダーという35歳の女性に注目が集まっている。
米『タイム誌』によると、30歳でイン・アンド・アウトバーガーの株式50%相続したリンジーは、5月5日35歳になった際に残りの50%を相続。イン・アンド・アウトバーガーの起業価値は現在13億ドル(約1450億円)を超えていることから、米国女性で最も若いビリオネアが誕生したというわけである。
■創業約70年、「新鮮さ」にこだわり
彼女を詳しく紹介する前に、イン・アンド・アウト・バーガーとはどんなチェーンなのかに触れておこう。
カリフォルニア州やテキサス中を中心に展開する同社の創業は1948年。ロサンゼルス郊外で誕生した。当時は珍しいドライブスルーの店舗として建設したのが、リンジーの祖父母であるハリーとエスター・スナイダー夫妻だ。現在は西海岸の州を中心に324件を構えるチェーンに拡大したが、創設当時から変わらないのが、新鮮な食材を利用するというコンセプトだ。
「新鮮」といっても、その意味は深い。すべての食材は500マイル(約800キロメートル)以内の産地から仕入れたもので、ハンバーグもフライドポテトも注文を受けてから調理する。通常のファストフードならば、紙に包まれたハンバーガーや少し前に揚げられたフライドポテトがヒートライトの下で注文を待っていたりするが、そうしたことはイン・アン・アウトでは許されない。イン・アンド・アウトには、電子レンジや冷凍庫もないのだ。
したがって、イン・アンド・アウトではファストフードとはいえ、10分ほど待たされるのが通例だ。ことに昼食時になると、ドアの外から行列を作っている人、自分の注文を待っている人、テーブルを探す人などで店内はごった返している。だが、誰もが美味しいハンバーガーを食べるためにここに来た。そのせいだろうか、店内には不思議なほどにイライラした雰囲気がなく、みんなハッピーな顔をしているというのが特徴だろう。

さて、リンジーが35歳で後継者となった裏には、数々の悲劇もかかわっている。
イン・アンド・アウトは創業以来、非公開のファミリー企業として経営され、フランチャイズも行わず、直営だけでチェーンを増やしてきた。新鮮な食材が手に入るところと、優秀な人材がいるところにしか拡大しないという、かたくなな姿勢でやってきた。
■父親は薬物中毒、自分は18歳で結婚
そうした路線を敷いた創業者の祖父が1976年に逝去した後、チェーンを継いだ叔父が1993年に飛行機事故で死亡。その後、リンジーの父親がトップに立った。ところが、その父親も1999年に薬物の過剰摂取で死去する。当時、リンジーは17歳。父親は、彼女が5歳の頃から薬物中毒に陥り、薬物のリハビリ施設を出たり入ったりしていたという。
リンジーの父母は彼女が12歳のときに離婚しており、父親が亡くなったときはすでに何年か経っていたが、父親に近かったリンジーのショックは大きかった。小さい頃から父親はいつも彼女を笑わせ、まるで大人のように扱ってくれたという。その父親の死後、彼女は離婚と結婚を4度も繰り返すという、波乱の人生を始めるのだ。
寂しさを紛らわすために、高校時代のボーイフレンドと結婚したのは18歳の時だった。同時にイン・アンド・アウトの経営にもかかわるようになり、人事やマーチャンダイジングなどを担当した。その頃はまだ祖母のエスターが存命で、全社の日々の業務は彼女の指示が動かしていた。大学には進学しなかった。
だが、結婚はすぐに破局を迎える。彼女はマリファナとアルコール漬けの日々を送るようになったが、すぐに別の男性に乗り換えて結婚。今度の夫は、イン・アンド・アウトの社員だった。2人の子供にも恵まれたというのに、結婚中にレースカードライバーと恋に落ち、7年後に離婚。このドライバーとの間にも子供が生まれたが、この結婚も数年で終わった。後に、夫は「金目当てだった」とリンジーは語っている。
4度目の結婚は、やはりイン・アンド・アウトの社員で、その夫との間に4人目の子供が生まれた。
たくましく男性遍歴を繰り返す華やかな存在のように見えるが、リンジーの自分に対する評価は決して高くはなかったようだ。1度目の離婚後、薬物中毒に陥った際には、自分は父親と同じような運命をたどって短命に終わるのではないかと恐れたという。2度目の離婚後は、自分の人生は失敗だと思わざるをえなかった。そのためか、金目当てで結婚した3番目の夫が隠れて浮気をしていたときも、自分がこんな目に遭うのは当然の罰とすら考えていたようだ。この夫には精神虐待など、ひどい扱いを受けたという

さて、そうして波乱の人生を送る間も、イン・アンド・アウト・バーガーでの彼女の責任はどんどん大きくなっていった。2006年には創業者だった祖母のエスターが逝去し、2010年には社長に就任。少し前まではカリフォルニア州を中心に数州の西海岸地域でのみ展開していたチェーンは、リンジーの指揮の下、オレゴン州やテキサス州にも拡大。売り上げは57%伸び、現在の年商は8億7000万ドルと見られている。
不安定で孤独を感じていたリンジーを救ったのは、キリスト教徒としての目覚めだ。神を信じることで心のすき間が埋まり、1人でいることも恐れなくなったと、彼女は語っている。自分と自分の使命に対する意識も改めた。これだけの波乱を経て、ようやくイン・アンド・アウト・バーガーの経営者としての準備が整ったのだ。
やや高めだけれども、新鮮で安全なファストフードハンバーガーであるイン・アンド・アウトは、景気低迷時でも順調に売り上げを伸ばしていたことで知られる。安くても惨めな気持ちにさせないファストフードは、まさに人々が求めていたものなのだ。そこには、儲けを上げるだけではなく、いい食事を提供したいという創業以来の同社の信念がこもっていると言ってもいいだろう。
イン・アンド・アウト・バーガーは決して他社に売却もしないし、IPOとして公開企業にする気もないと、リンジーは語っている。そんなことをするのはカネが目的だからだろうが、私はそうでないと彼女は言う。波瀾万丈の人生を送ってきたリンジーが率いるイン・アンド・アウト・バーガーは今後どう発展していくのだろうか。ちなみに、4度目の結婚を果たしたリンジーの結婚は今も続いており、お城のような豪邸に住んでいるという。」


これは、一族の映画になる。
イン・アンド・アウトは、いい人材がいるのかもしれない。

日本には、人材がロクなものがないと、倒産。

昔の大店は、番頭がよかった、アメリカの似たのかもしれない。

どんな最後になるか。今後。

これは、一つの物語で、続くは、どんなことになるか。
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