黄昏人生徒然日暮らし

人生黄昏時になり今を大切に、趣味の仏像彫刻・歌声・写真・散策・読書・日記・フォトチャンネルを徒然なるままに掲載します。

読書「新風に吹かれて」より心に残った言葉 4

2018-02-02 | 読書
五木寛之 著 講談社

  心に残った言葉・考えさせられた言葉を引用(太字部分)し一言コメントしました。

*「道で知らない人に話しかけられたら、走って逃げるようにと指導することは、どうなんでしょうか。人間不信を前提にして教育がなりたつものなのか。」「人間不信を土台にした社会は暗い、しかし性善説を信じるわけには行かない。」
「世の中には鬼もいるし、仏もいる。人を信ぜよと教える。また、人を信じるなと教えるそこに整合性はない。そもそも人間に整合性はないのだから、迷いながら生きていくしかない、というのが難しいが、本当のところなのだろう。」
 
(コメント 難しい問題ですね。それだけ治安が悪くなったという現実は、経済的には豊かになったが人間の心が貧しく悪くなっていることであり、悲しいことですね。)

*「世間にいる「医者嫌い」「健康自慢」の連中が嫌いだ。彼らには恵まれた体への感謝の気持ちがない。謙虚でない心は、すでに病んでいる。
(コメント)当たり前のことが当たり前にできる事に、健康でいられることに感謝しなくてはいけないのですが、病んだ人でないと病人の気持ちは解りません。

*生きていくことはゴミの山をつくることだ。
(コメント ゴミの山を作るのは人間のみで、人間以外の動物は自然に帰る物しか残しません。ゴミの山とは無駄に過ごした時間なのでしょうか。)

*人間が生きているということは、ただ、現在にいきているだけではない。無数の過去の因縁が今の自分を生かしてくれているのである。
(コメント 著者は仏教に精通しているので仏教の考え方ですね。) 



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