黄昏人生徒然日暮らし

人生黄昏時になり今を大切に、趣味の仏像彫刻・歌声・写真・散策・読書・日記・フォトチャンネルを徒然なるままに掲載します。

読書「ふいに吹く風」より心に残った言葉 (その2)

2018-04-30 | 読書
南木圭士著 文藝春秋

医師であり作家でもある南木佳士氏の著書から心に残った言葉・共感できた言葉を引用(太字)し一言コメントしました。

「ふいに吹く風」のタイトルは突然に起こる予期せぬ出来事に翻弄される人生そのものかと思います。

*人生の記憶の始まりが母の死であったことは、後の私の性格形成に大きな影響を与えたようだ。祭りの中にいても、終わった後の寂しさばかりを考えてしまう、人生の楽しみ方の下手な男になってしまった。 
(コメント 作者は幼い頃母を亡くし、山里で祖母と貧困生活を送ったことが原因かと思います。)

医療と無関係の仕事をしている同年代の人は心のどこかにオレだけは死なないという強い意識を持っているのを感じる。
(コメント この年になっても自分だけは大丈夫と思っているというより思っていないと生きていけないのではないでしょうか)

東京この巨大な都市には、目に見えない一方向の水流があり、人はそれに従って一方向に泳がされているのではないか。泳いでいるから前に進んでいると思うのは錯覚で、実はあの水槽のイワシたちにように、水流にもてあそばれているだけなのかもしれない。
(コメント 流れに逆らって生きていくことは難しいが、おかしな流れには逆らいたいし距離を置きたい。)

この土地の夏から秋への変化の時が好きで、小説の背景はもっぱら秋になってしまう。盛りを過ぎたもの。風にそよぐもの。流れていくもの。そんなものにばかり愛着がある。
(コメント 同感です。紅葉・秋空・はぐれ雲・人知れず咲く花に惹かれる、高齢になり諸行無常を強く実感するようになった。)

*自分がここにいることを誰かに知ってもらいたい。露のように儚いいのちだが、ともかくも生きていたことを誰かに覚えておいてもらいたい。
(コメント 作家は作品が残りますが、凡人の私は仏像彫刻を残しますが有り難がってくれるかは分かりません、家族友人などの心の中に残せるのは楽しい思い出でしょうか。)

*なにが嫌いかと問われれば、ためらいなく一番に答えるのが三月である。さも楽しい事が起こりそうに春風が吹き始め、草木に青い芽のでる月ではあるが、裏に様々な別れを隠している月だから。
(コメント 同感です。三月は転勤が多かったので別れの月であり、新しい職場・出会いに対する期待よりも不安にさいなまれる嫌な季節で、今年も春バテで悩まされました。次に嫌いな季節は夏です、暑い・騒がしい・みだれた服装などが不得手です。)


今朝も様態がおかしいとの連絡で急遽施設へ

2018-04-28 | 日記
妻は昨日の午後、取るものも取りあえず施設に直行したので一月半の生活の衣類や荷物は置きっぱなしでしたので、保険証・薬・着替えなど必用なものもあるので私が娘宅へ出かけ急いで帰宅しました。

昨日は久しぶりに夫婦での夕食になりましたが、妻は疲れがたまっているので風呂で疲れを流したあとは爆睡でした。

今朝8時前に容態が少しおかしいとの連絡があり、洗濯途中でしたが急いで妻を車で施設に送り、急いでユーターンし自宅へ戻り洗濯、家の掃除・後片付をした昼前に施設に出かけました。
今日は昨日より手の動きも少なく手などが黒ずんでいるようには感じましたが、それほど変化は見られませんでした?

妻は今日は二女に変わって病室に泊まるので昼過ぎに帰宅しました。

ゴールデンウイークですが、我が家には全く関係ない状態です、道路が観光の車で混むのが困りものです。

娘の産後の面倒と義母の様態悪化で妻はてんてこ舞い。

2018-04-27 | 日記
先月下旬から妻は娘の出産で娘宅にて寝泊まりし炊事家事全般をこなし、4歳の孫娘の保育園の送り向かいや遊び相手になり忙しいなか今月28日には自宅に戻る予定でした。

一昨日、早朝介護施設入居の98歳の義母の様態悪化の連絡が入り、朝一で電車を乗り継ぎ駈けつけましたが小康状態になったのですぐにユーターンしました。

昨日早朝に連絡があり「時間の問題」と言われたので私は取りあえず車で駆けつけましたが妻は遠方なので電車を乗り継ぎ1時間半ほど後に到着しました。

血の気が亡くなり指などが黒くなってきて昼までだと言われましたが、昼頃から手をゆっくりと顔にもってくるなど繰り返し始めると黒い手が白くもどり、看護士は持ち直したと生命力の強さに驚いていました。

昨日妻は下の姉と施設に泊まることにしましたので私は帰宅しました、そのご連絡がないので取りあえず一安心。
こんな状態なので、慌ただしい一人にわか暮らしは今日も続いています。


昨夕は急な発熱と怠さであたふた

2018-04-25 | 健康
昨日の午後は市民大学「日常の中の心理学 人を見る目があるのか 社会心理学の観点から」の講義を受けました、高齢者には難しい内容なので集中して受講しましたが、急に怠くなり眠気も出て頭に入りませんでしたんが残念。

帰宅すると風邪のような鼻づまりなどの症状と怠く熱ぽくなったので体温を何回か測ると高熱ではなく微熱の範囲なので、これから熱が出るのか医者に行った方が良いのかと迷いました。

娘の出産のため妻は手伝いに行っており今月末まで一人暮らしなので、夜中に悪くなったら困るので早めに掛かりつけの診療所へと出かける準備をしました。

取りあえず家中の空気を入れ替えて頭と・首と・脇の下に冷えピタで冷やして安静にしていると怠さも熱も少し下がってきたので様子を見ることにしました。

一時間ほど安静にしていると気分も良くなってきたので、夕食を摂り食欲もあったので一安心し市販の風邪薬を服用し床に就きました。

「春バテ」で気温の変化や慣れない一人暮らしのストレスで自律神経が乱れているので、温めのお湯につかることは軽い風邪の場合も良いようなので気持ちの良いお湯につかりスッキリしホットしました。

数年前から一人暮らしをしている友人が一番気を付けていることは体調管理と言っていましたが、高齢者の一人暮らしの大変さと不安を強く再確認した1日でした。



懐メロソング倶楽部34回例会に出席

2018-04-24 | 歌・音楽
昨日は懐メロソング倶楽部34回例会に出席しましたが、昨日までの暑さと違い寒く泣き出しそうな空が原因なのか前回より40名近く少ない約160名の出席でした。

「蘇る青春を歌う昭和歌謡1」ヒット曲集として「青春の城下町」「美しい十代」「十九の春」「琵琶湖哀歌」「学園広場」「さくら貝の歌」「若者たち」「霧の中の少女」「虹色の湖」「下町育ち」「十代の恋よさようなら」「青春のパラダイス」以上13曲でした。

色々とストレスが溜まっているので、大きな声で歌いストレス解消になりました。


鎌倉光則寺のエビネの花

2018-04-23 | 寺社
鎌倉の大寺院長谷寺の隣に海棠の花や山野草で有名な光則寺に色違いのエビネ(海老根)の花が咲き競っていました。
小さなお寺ですが四季の光則寺に咲く山野草と茶花の咲く場所・時期を記載した手作りのマップが用意してあります。
四季折々静かに花を楽しめるので好きな寺の一つですので、季節ごとに訪れています。







(写真4月20日)

江ノ電でお寺巡り その1

2018-04-21 | 日記
鎌倉から江ノ電の江ノ島駅で下車、徒歩3分の所に神奈川県唯一の木像五重塔が残っているので参拝しました。






次は歩いて腰越の万福寺に参拝しました、万福寺は源義経が兄頼朝の怒りを買い、この寺で許しを請うための書状をしたためたという腰越状で有名です。資料なども見学しました。







万福寺参拝後は江ノ電腰越駅で乗車し極楽寺駅で下車し極楽寺を参拝しました、すぐそばにある赤い欄干の桜橋の上から江ノ電の通過を待ちました。建設当時のレンガ造りで原型をとどめているのが珍しい唯一のトンネル極楽洞からの電車の通過を待ちました。




次に紫陽花で有名な成就院を参拝し極楽坂切通しを通り虚空蔵堂参拝し御霊神社で江ノ電の通過を見ながら一休みし次の目的地に。







虚空蔵堂


御霊神社





散策・撮影日は昨日20日です、続きの長谷寺・光則寺は明日投稿予定です。




鎌倉の地名の由来

2018-04-19 | 寺社
鎌倉の地名の由来は鎌槍伝説にあるそうです。
昔藤原鎌足は由比(現在の由比ガ浜)の里に宿泊した際に、夢に現れた老人から「鎌槍をこの地に埋めれば天下が良く治まる」というお告げを受け、所持していた鎌槍を浄明寺の裏山に埋めたので鎌倉と呼ばれるようになったそうですが、諸説あるそうです。
鎌足稲荷神社は鎌倉五山の浄明寺の裏山にあります。



境内の鎌倉市の案内板です。


4月12日参拝

読書「冬物語」から心に残った言葉 (その2)

2018-04-18 | 日記
南木圭士 著  文藝春秋


医師であり作家でもある南木佳士氏の著書から医者としてではなく患者目線で死と向き合っている心に残った言葉・共感できた言葉を引用し(太字)一言コメントしました。

良く晴れた春の日、朝から夕の間にふいに吹く風に乗るように人の命がはかなく消えてゆく様を、医者になってから嫌になるほど目にしてきた。どんなうららかな日にも風は吹く。今日の無風は明日の無風を保障しない。そもそも無風な日などというものは人の頭の中だけで創り出した御伽噺の押絵でしかなく、実際には存在しないのだ。
(コメント ふいに吹く風のように人の命はあっという間に流されてゆく、毎日を大切に生きるしかありませんね、今生。)

*病院ではとにかくできる限りの医療行為をつくす。患者が死に至ったとき、やれるだけのことはやったのだと勝手な満足感を家族と共有するためである。責められたときの担保である。
(コメント 助からないのに無駄な延命措置をして本人や家族を苦しめているのでは。)

*「頑張って生きてきた。だから、死ぬ時ぐれえ楽に死にてえ。頑張って死ぬのなんぞまっぴらだ。」
(コメント 返す言葉もありませんね、患者の魂の叫びには返す言葉がありません。)

*嘘でぬりかためた病気の説明をもとに、副作用の強い抗がん剤を用いた治療をしようとしていた医者が、自然の中で人間らしく死でゆこうと勤めている患者に会す顔などない。たとえ会ってみたところで、相手の胸に響かせる真実の言葉などもっていない。
(コメント 死に方くらい患者に選ばせるべきでは。)

病んで気弱になった精神はひたすらおだやかなるもの、やわらかく受け止めてくれるものを求めはじめていた。
(コメント 心が疲れた時は南木佳士氏の著書や好きなジャンルの本を読むか、静かな自然の中に出掛けます。)