575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

一族を九人引きつれ初詣  立雄

2018年01月22日 | Weblog
離れ離れになっている家族が集まる年末、年始。
家族そろって初詣です。

一族とは血のつながりのある人たちのこと。
比喩的に、家族などの全員を指す場合も。

作者には4人のお子さん。それにお孫さんも。
9人の家長として初詣を詠みました。
一族の一年の幸を祈る姿が浮かびます。

血の繋がりのない息子のお嫁さんや娘のお婿さん。
姻族といいます。遺産相続の権利はありません。
お義父さんやお義母さんの介護をしてきても。

以前は、嫡子が家という家産を継ぎ、嫁が親の面倒を見ました。
嫁はやがては家計を預かることになり、制度は機能していました。
しかしサラリーマンという家産を持たぬ人々が増え、
一族という制度も社会と齟齬をきたしているのかも・・・。
介護も夫の親ではなく実の親に重点が移っているようです。

                   遅足

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